- 何もしていないのに、膝が痛くなる原因は?
- 膝が曲がらない原因は?
- どうして膝が腫れるのだろう?
何していないのに、膝が痛くなることはあります。
それは、繰り返しの動作や、身体のクセなどが、関係します。
膝が痛くなる原因は、次の通りです。
●膝が痛くなる原因
- じん帯や筋肉が弱い
- ちょこちょこと動く
- デスクワークで曲げ放し
- 股関節が外を向いている
- 重心バランスの乱れ
- 腰、股関節、足首からの影響
- 繰り返し使う
- ケガ(転倒して打つ)
- 過去のケガ、半月板
- 痛風
膝の痛みは、日常生活に大きく、影響を受けます。
膝痛でお悩みの方が、膝痛の原因を理解し、少しでも改善できるように、整体歴25年の私が、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。
それでは、解説に入ります。
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膝が痛くなる原因
膝痛が起きる原因は、次のようなものがあります。
●膝が痛くなる原因
- じん帯や筋肉が弱い
- ちょこちょこと動く
- デスクワークで曲げ放し
- 股関節が外を向いている
- 重心バランスの乱れ
- 腰、股関節、足首からの影響
- 繰り返し使う
- ケガ(転倒して打つ)
- 過去のケガ、半月板
- 痛風
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
じん帯や筋肉が弱い
膝は、じん帯や筋肉でおおわれています。
じん帯や筋肉は、適度に使うことでいい状態を保つことができます。
しかし、使わないと劣化し弱っていきます。
じん帯や筋肉が弱るのは、視覚化しにくく、言葉を変えると「歳のせい」、「体重が増えた」などと言われたりもします。
ちょこちょこと動く
上記の「じん帯や筋肉が弱い状態」で、ちょこちょこと動くのも原因になります。
例えば、自転車の動き始めって力がいります。
身体も同じで、動き始めに力を使います。
なので、じん帯や筋肉が弱い状態で、ちょこちょこした動きは、膝に負担をかけて痛みを起こす原因になります。
デスクワークで曲げ放ぱなし
デスクワークで曲げ放なしだと、膝痛を起こす原因になります。
具体的には、長時間、膝を曲げているとリンパが通る「管」が圧迫され、流れが悪くなり膝が脹れぼったい状態になります。
リンパの流れが悪くなると、リンパが通る管の中では「根詰まり」の状態を起こし、さらに、リンパの流れが悪くなります。
すると、膝が腫れて痛みを起こします。
股関節が外を向いている
股関節が外を向いていると、膝が痛くなります。
具体的には、膝は曲げ伸ばしの時に、わずかに捻れを作ることで、バランスを保っています。
股関節が外を向くと、膝での捻れが強くなり、痛みを起こします。
捻れが強くなると、半月板を痛めることもあります。
股関節が外を向く人の特徴は、次のようなものがあります。
●股関節が外を向く人の特徴
- 骨盤が後傾している(立って後屈ができない、腰が外れない)
- 猫背
- 足が外側体重になっている(足裏の小指、外側にタコがある)
- 靴の外側が減る
- 横座りをする
- 繰り返し足首の捻挫をした
- 強い足首の捻挫をしたことがある
日常生活で、知らず知らずのうちに、股関節が外をむく習慣があり、徐々に股関節にクセができて、その「ひずみ」が膝に来て、痛みを起こすもともあります。
重心バランスの乱れ
体重の重心バランスが崩れると、膝の痛みを起こす原因になります。
本来、脚には「5:5」と均等に、体重が乗っているはずです。
しかし、何らかの原因で、身体のバランスの崩れで7:3になったとします。
すると、片足の負担が大きくなり、痛みを起こす原因になります。
「靴の片方だけ」が、すり減ったり傷んでいる場合は、重心バランスが、崩れている可能性があるので注意しましょう。
▶︎参考動画:バランスチェック
腰、股関節、足首からの影響
上記の重心バランスが、乱れる原因の一つに、腰、股関節、足首の影響があります。
例えば、左の腰が痛くて、体重が乗せられないとします。
すると、右側に体重を乗せる、バランスになります。
すると、右膝に負担がかかり、炎症を起こす原因になります。
繰り返し使う
次のような動きは知らず知らずのうちに、繰り返し使っています。
●繰り返し使う動作
- 介護、保育士、スーパーの品出しなど、しゃがむ動作が多い
- ミシンなど繰り返しペダルを踏む
- 小さい子供さんの世話でしゃがむことが多い
- スポーツでジャンプする
- スポーツで捻る動作がある
- スポーツで踏み込む動作がある
なども、膝に負担がかかります。
また、買い物や旅行でたくさん歩いた、地区の運動会で久しぶりに運動をした、引っ越しでたくさん動いたなども、痛みを作る原因になります。
ケガ(転倒して打つ)
雨の日に、駅のホームで転倒した。
駐車場のブロックにつまずいた。
道の段差を踏み外した。
日常生活で、転倒して膝を打撲することは、意外に多いです。
また、同じところを繰り返し打つと、膝の負担は大きくなります。
半月板損傷
半月板とは、膝のクッションの役割を、しているものです。
この半月板が、何らかの原因で損傷していると、膝に負担がかかります。
半月板は損傷していても、痛み症状を感じなかったり、日常生活に支障が出ていない人もあります。
半月板の損傷自体では、膝に痛みは出ていないが、膝に負担をかける原因となり、炎症を起こす一因になります。
複合
ここまで、紹介してきた膝を傷める原因が、複数個が重なり、膝に炎症や痛みを起こす原因に、なることもあります。
「え‼︎そんなことで」と言うような、ちょっとしたことでも、複数個が重なると、大きな痛みを作る、原因になります。
痛風
上記の原因とは別に、「尿酸値」が高い方は、痛風の炎症が、膝にできることもあります。
尿酸値が高い方、通風経験がある方は、膝にも痛風の炎症ができるということを、覚えておきましょう。
膝が痛いときの対処法
膝痛のときの対処法は次の通り。
●膝痛のときの対処法
- 冷やす
- 靴を変える
- 原因を理解する
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
冷やす
膝に痛みがある場合は、冷却しましょう。
特に、痛みに加えて「腫れ」や「熱っぽい」場合は、炎症があるので冷却しましょう。
冷却のやり方は、「氷みず」で直接、膝を冷却しましょう。
▶︎参考動画:【膝に水が溜まる】冷やし方
靴を変える
膝に痛みがある場合は、靴を見直しましょう。
靴底のすり減り、クッションの劣化、サイズが合っていないなどは膝の痛みを助長します。
なので、膝にトラブルがあるなら、靴を見直しましょう。
また、仕事上、靴を変えられない場合は、クッション性のいいインソールを入れるなどで対応しましょう。
▶︎関連記事:疲れない靴の選び方
原因を理解する
膝に痛みがある場合は、原因を理解しましょう。
上記の原因を参考に、今、膝に起きている「痛みの原因が何なのか?」を理解しすることで対処できます。
具体的には、負担のかけている動作を止める、繰り返しの動作に注意する、座り方を意識する、動きに耐えられる体作りをするなど。
膝痛で腫れたら「水」が溜まる?
膝痛で腫れがあると、「水」が溜まる可能性があります。
なぜなら、痛みや腫れがあるということは、「炎症」があるということになります。
すると、身体は「炎症」を止めようと、膝に「水」を集める動きをします。
「水」とは、リンパ液や組織液といわれるもので、風邪を引いた時に、ウィルスをやっつける免疫と、同じような役割をするものです。
▶︎関連記事:膝に水が溜まるのは歳のせい?抜くとクセになる?
膝が痛いときは「サポーター」をした方がいい?
膝に痛みがある場合でも、サポーターを着けない方がいい。
具体的には、サポーターを着けることで、一時的に痛みが緩和されたとしても、サポーターを外して日常生活すると、また、痛みを繰り返す。
つまり、サポーターを着けることが、根本改善にならず、結局、サポーターが手放せなくなります。
もし、サポーター着けるなら、期間を決める、上記の原因を参考に、今の膝の痛みの原因を理解するようにしましょう。
サポーターについては、下記記事も参考にしてみて下さい。
▶︎関連記事:股関節痛を改善するのに「サポーター」をした方がいい?
膝痛の原因は?(まとめ)
今回は、曲げるのがツラい膝痛の原因について、解説してきました。
●膝が痛くなる原因
- じん帯や筋肉が弱い
- ちょこちょこと動く
- デスクワークで曲げ放し
- 股関節が外を向いている
- 重心バランスの乱れ
- 腰、股関節、足首からの影響
- 繰り返し使う
- ケガ(転倒して打つ)
- 過去のケガ、半月板
- 痛風
●膝痛のときの対処法
- 冷やす
- 靴を変える
- 原因を理解する
●膝に痛みがあると、「水」が溜まる可能性があるので注意
●膝に痛みがある場合は、サポーターを着けない方がいい