曲げるのがツラい「膝痛」の原因は?(腫れ、内側の痛み)

  • 2022年11月11日
  • 2023年6月25日
  • ひざ痛
  • 何もしていないのに膝が痛くなる原因は?
  • 膝が曲がらない原因は?
  • どうして膝が腫れるのだろう?

 

しらひげ先生
こんにちはしらひげです。

 

何していないのに、膝が痛くなることはあります。

 

それは、繰り返しの動作や身体のクセなどが関係します。

 

膝が痛くなる原因は次の通り。

 

●膝が痛くなる原因

  • じん帯や筋肉が弱い
  • ちょこちょこと動く
  • デスクワークで曲げ放し
  • 股関節が外を向いている
  • 重心バランスの乱れ
  • 腰、股関節、足首からの影響
  • 繰り返し使う
  • ケガ(転倒して打つ)
  • 過去のケガ、半月板
  • 痛風

 

▶︎動画:膝に水が溜まる場所と膝の水を散らす方法

 

膝の痛みは、日常生活に大きく、影響を受けます。

 

膝痛でお悩みの方が、膝痛の原因を理解し、少しでも改善できるように、整体歴25年の私が分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。

 

それでは、解説に入ります。

 

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膝が痛くなる原因

膝痛 原因

 

膝痛が起きる原因は、次のようなものがあります。

 

●膝が痛くなる原因

  • じん帯や筋肉が弱い
  • ちょこちょこと動く
  • デスクワークで曲げ放し
  • 股関節が外を向いている
  • 重心バランスの乱れ
  • 腰、股関節、足首からの影響
  • 繰り返し使う
  • ケガ(転倒して打つ)
  • 過去のケガ、半月板
  • 痛風

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

じん帯や筋肉が弱い

 

膝は、じん帯や筋肉でおおわれています。

 

じん帯や筋肉は、適度に使うことでいい状態を保つことができます。

 

しかし、使わないと劣化し弱っていきます。

 

日常生活で座っていることが多い、デスクワーク、移動は乗り物が多い(自転車、車、電車、エレベーター、エスカレーター)など、脚を使うことが少なくと徐々に弱っていく。

 

じん帯や筋肉が弱るのは、視覚化しにくく、言葉を変えると「歳のせい」、「体重が増えた」などと言われたりもします。

 

ちょこちょこと動く

 

上記の「じん帯や筋肉が弱い状態」で、ちょこちょこと動くのも原因になります。

 

「ちょこちょこ」とは、飲食店のホールや家事などのような動きです。

 

例えば、自転車の動き始めって力がいります。

 

身体も同じで、動き始めに力を使います。

 

なので、じん帯や筋肉が弱い状態で、ちょこちょこした動きは、膝に負担をかけて痛みを起こす原因になります。

 

デスクワークで曲げ放ぱなし

 

デスクワークで曲げ放なしだと、膝痛を起こす原因になります。

 

理由はデスクワークで曲げ放なしだと、リンパの流れが悪くなるから。

 

具体的には、長時間、膝を曲げているとリンパが通る「管」が圧迫され、流れが悪くなり膝が脹れぼったい状態になります。

 

リンパの流れが悪くなると、リンパが通る管の中では「根詰まり」の状態を起こし、さらに、リンパの流れが悪くなります。

 

すると、膝が腫れて痛みを起こします。

 

股関節が外を向いている

 

股関節が外を向いていると、膝が痛くなります。

 

理由は股関節が外を向いていると、膝で捻れが起きるから。

 

具体的には、膝は曲げ伸ばしの時に、わずかに捻れを作ることで、バランスを保っています。

 

股関節が外を向くと、膝での捻れが強くなり、痛みを起こします。

 

捻れが強くなると、半月板を痛めることもあります。

 

股関節が外を向く人の特徴は、次のようなものがあります。

 

●股関節が外を向く人の特徴

  • 骨盤が後傾している(立って後屈ができない、腰が外れない)
  • 猫背
  • 足が外側体重になっている(足裏の小指、外側にタコがある)
  • 靴の外側が減る
  • 横座りをする
  • 繰り返し足首の捻挫をした
  • 強い足首の捻挫をしたことがある

 

日常生活で、知らず知らずのうちに、股関節が外をむく習慣があり、徐々に股関節にクセができて、その「ひずみ」が膝に来て、痛みを起こすもともあります。

 

正しく座る

 

しらひげ先生
「×」の座り方は、股関節が外を向いているので要注意だね。

 

重心バランスの乱れ

 

体重の重心バランスが崩れると、膝の痛みを起こす原因になります。

 

本来、脚には「5:5」と均等に、体重が乗っているはずです。

 

しかし、何らかの原因で、身体のバランスの崩れで7:3になったとします。

 

すると、片足の負担が大きくなり、痛みを起こす原因になります。

 

「靴の片方だけ」が、すり減ったり傷んでいる場合は、重心バランスが、崩れている可能性があるので注意しましょう。

 

▶︎参考動画:バランスチェック

 

腰、股関節、足首からの影響

 

上記の重心バランスが、乱れる原因の一つに、腰、股関節、足首の影響があります。

 

例えば、左の腰が痛くて、体重が乗せられないとします。

 

すると、右側に体重を乗せる、バランスになります。

 

すると、右膝に負担がかかり、炎症を起こす原因になります。

 

繰り返し使う

 

次のような動きは知らず知らずのうちに、繰り返し使っています。

 

●繰り返し使う動作

  • 介護、保育士、スーパーの品出しなど、しゃがむ動作が多い
  • ミシンなど繰り返しペダルを踏む
  • 小さい子供さんの世話でしゃがむことが多い
  • スポーツでジャンプする
  • スポーツで捻る動作がある
  • スポーツで踏み込む動作がある

 

なども、膝に負担がかかります。

 

また、買い物や旅行でたくさん歩いた、地区の運動会で久しぶりに運動をした、引っ越しでたくさん動いたなども、痛みを作る原因になります。

 

ケガ(転倒して打つ)

 

雨の日に、駅のホームで転倒した。

 

駐車場のブロックにつまずいた。

 

道の段差を踏み外した。

 

日常生活で、転倒して膝を打撲することは、意外に多いです。

 

また、同じところを繰り返し打つと、膝の負担は大きくなります。

 

半月板損傷

 

半月板とは、膝のクッションの役割を、しているものです。

 

この半月板が、何らかの原因で損傷していると、膝に負担がかかります。

 

半月板は損傷していても、痛み症状を感じなかったり、日常生活に支障が出ていない人もあります。

 

半月板の損傷自体では、膝に痛みは出ていないが、膝に負担をかける原因となり、炎症を起こす一因になります。

 

複合

 

ここまで、紹介してきた膝を傷める原因が、複数個が重なり、膝に炎症や痛みを起こす原因に、なることもあります。

 

「え‼︎そんなことで」と言うような、ちょっとしたことでも、複数個が重なると、大きな痛みを作る、原因になります。

 

痛風

 

上記の原因とは別に、「尿酸値」が高い方は、痛風の炎症が、膝にできることもあります。

 

尿酸値が高い方、通風経験がある方は、膝にも痛風の炎症ができるということを、覚えておきましょう。

 

膝が痛いときの対処法

 

膝痛のときの対処法は次の通り。

 

●膝痛のときの対処法

  • 冷やす
  • 靴を変える
  • 原因を理解する

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

冷やす

 

膝に痛みがある場合は、冷却しましょう。

 

理由は膝に痛みがある場合は炎症があるから。

 

特に、痛みに加えて「腫れ」や「熱っぽい」場合は、炎症があるので冷却しましょう。

 

冷却のやり方は、「氷みず」で直接、膝を冷却しましょう。

 

▶︎参考動画:【膝に水が溜まる】冷やし方

 

靴を変える

 

膝に痛みがある場合は、靴を見直しましょう。

 

靴底のすり減り、クッションの劣化、サイズが合っていないなどは膝の痛みを助長します。

 

なので、膝にトラブルがあるなら、靴を見直しましょう。

 

また、仕事上、靴を変えられない場合は、クッション性のいいインソールを入れるなどで対応しましょう。

 

▶︎関連記事:疲れない靴の選び方

 

原因を理解する

 

膝に痛みがある場合は、原因を理解しましょう。

 

上記の原因を参考に、今、膝に起きている「痛みの原因が何なのか?」を理解しすることで対処できます。

 

具体的には、負担のかけている動作を止める、繰り返しの動作に注意する、座り方を意識する、動きに耐えられる体作りをするなど。

 

膝痛で腫れたら「水」が溜まる?

膝痛 水

 

膝痛で腫れがあると、「水」が溜まる可能性があります。

 

なぜなら、痛みや腫れがあるということは、「炎症」があるということになります。

 

すると、身体は「炎症」を止めようと、膝に「水」を集める動きをします。

 

「水」とは、リンパ液や組織液といわれるもので、風邪を引いた時に、ウィルスをやっつける免疫と、同じような役割をするものです。

 

▶︎関連記事:膝に水が溜まるのは歳のせい?抜くとクセになる?

 

膝が痛いときは「サポーター」をした方がいい?

膝痛 サポーター

 

膝に痛みがある場合でも、サポーターを着けない方がいい。

 

理由はサポターを着けることが、根本改善にならないから。

 

具体的には、サポーターを着けることで、一時的に痛みが緩和されたとしても、サポーターを外して日常生活すると、また、痛みを繰り返す。

 

つまり、サポーターを着けることが、根本改善にならず、結局、サポーターが手放せなくなります。

 

もし、サポーター着けるなら、期間を決める、上記の原因を参考に、今の膝の痛みの原因を理解するようにしましょう。

 

サポーターについては、下記記事も参考にしてみて下さい。

 

▶︎関連記事:股関節痛を改善するのに「サポーター」をした方がいい?

 

膝痛の原因は?(まとめ)

 

今回は、曲げるのがツラい膝痛の原因について、解説してきました。

 

◆本記事の要約
●膝が痛くなる原因

  • じん帯や筋肉が弱い
  • ちょこちょこと動く
  • デスクワークで曲げ放し
  • 股関節が外を向いている
  • 重心バランスの乱れ
  • 腰、股関節、足首からの影響
  • 繰り返し使う
  • ケガ(転倒して打つ)
  • 過去のケガ、半月板
  • 痛風

●膝痛のときの対処法

  • 冷やす
  • 靴を変える
  • 原因を理解する

●膝に痛みがあると、「水」が溜まる可能性があるので注意
●膝に痛みがある場合は、サポーターを着けない方がいい