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変形性股関節症のサポーターは本当に必要?効果と注意点を解説
この記事は 14 分前後で読めます。

・変形性股関節症はサポーターを着けた方がいい?
・骨盤ベルトは効果がある?
・少しでも変形性股関節症の痛みを軽減したい。

こんな悩みありませんか?

変形性股関節症の痛みがつらいと、「サポーターやコルセットを着けた方がいいのかな?」「骨盤ベルトは効果があるの?」と悩む方は少なくありません。

実際、サポーターを着けると、一時的に痛みが楽に感じるケースもあります。

そのため、使い続けた方がいいのか迷ってしまいますよね。

ただ、変形性股関節症にサポーターは基本的に必要ありません。サポーターは痛みを和らげることはあっても、股関節の状態そのものを改善するものではないからです。とはいえ、痛みが強いときなど、使ってもよい場面もあります。

この記事では、サポーターを使ってよいケースと避けた方がいいケース、痛みを軽減する方法を分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次チェック

変形性股関節症にサポーターは本当に必要?

変形性股関節症 サポーター

変形性股関節症では、サポーターを着けると一時的に痛みが楽になることがあります。

ただ、サポーターは股関節の状態を改善するものではありません。

長く使い続けることで、「サポーターがないと不安」と感じることもあります。

変形性股関節症の痛みは、股関節だけでなく、姿勢や歩き方、周囲の筋肉なども関係します。

そのため、サポーターだけに頼らず、体の使い方を見直すことが大切です。

とはいえ、痛みが強いときなど、サポーターを使ってもよい場面もあります。

変形性股関節症でサポーターを着けると感じる効果

変形性股関節症サポーター効果

変形性股関節症では、サポーターを着けると「歩きやすい」「痛みが楽」と感じることがあります。

サポーターで感じやすい効果は、主に次の4つです。

  • 股関節まわりが支えられ、安心感がある
  • 動きが制限され、痛みを感じにくくなる
  • 股関節が安定したように感じる
  • 患部が温まり、楽に感じる

サポーターは、痛みを直接改善するというより、痛みを感じにくくするものです。

ただし、効果はサポーターを着けている間に限られることが多く、外すと痛みや不安を感じることがあります。

なぜサポーターは根本的な改善につながらないのか

サポーターで痛みが楽になっても、股関節の状態そのものが改善するわけではありません。

主な理由は3つあります。

動きを制限してしまう

サポーターは股関節を支える一方で、動きを制限します。

長く頼りすぎると、股関節まわりの筋肉を使う機会が減る可能性があります。

「楽だから」が習慣になる

サポーターを着けると安心できるため、外すことに不安を感じることがあります。

「着けていないと不安」と感じ、手放しにくくなる場合にも注意が必要です。

股関節だけが原因とは限らない

変形性股関節症の痛みには、姿勢や歩き方、腰や太ももの使い方なども関係します。

そのため、股関節だけを固定するのではなく、体全体の使い方を見直すことが大切です。

サポーターは痛みを一時的に楽にするための補助として考え、頼りすぎないことが大切です。

変形性股関節症でサポーターを着けていい場合

変形性股関節症でサポーターを着けていい場合

変形性股関節症でも、状況によってはサポーターを一時的に使うことがあります。

医師から使用を指示されている場合

診察や検査の結果、医師から使用を勧められている場合は、指示に従いましょう。

痛みが強く、一時的に支えが必要な場合

外出や通院などで歩く必要があり、痛みが強いときは、期間を決めて使う方法もあります。

ただし、「いつまで使うか」を決めておくことが大切です。

手術後や骨折などの場合

手術後や骨折などで、股関節を安静にする必要がある場合は、医師の指示でサポーターを使うことがあります。

使う前に「目的」と「期間」を決める

サポーターは、必要なときに一時的な補助として使うのがポイントです。

  • なぜ使うのか
  • いつまで使うのか

この2つを決めてから使用しましょう。

変形性股関節症でサポーターを避けた方がいい場合

変形性股関節症でサポーターを着けていい場合

サポーターは楽に感じることがあるため、気づかないうちに常用してしまうことがあります。

次のような場合は、使い方を見直しましょう。

痛みが強くない場合

痛みが強くない場合は、サポーターで固定するより、無理のない範囲で股関節を動かすことが大切です。

「なんとなく不安だから」と常用するのは避けましょう。

安心感を得るために使っている場合

「着けていないと不安」「外すと痛い気がする」という場合は、サポーターに頼りすぎている可能性があります。

寝るときに着けている場合

寝るときの使用については、医師などから指示がない場合は、必要性を確認しましょう。

締め付けによって寝返りがしにくくなることがあるためです。

「楽だから」だけで使い続けない

サポーターで楽になること自体は問題ありません。

ただし、なぜ使うのかを考え、必要以上に頼らないことが大切です。

そもそもサポーターとは?痛みが楽に感じる仕組み

サポーターとは

サポーターは、関節や筋肉を外側から支えるための道具です。

股関節用のサポーターは、股関節まわりを支えて動きを補助します。

では、なぜサポーターを着けると痛みが楽に感じるのでしょうか?

動きを制限する

サポーターを着けると、股関節の動きがある程度制限されます。

そのため、痛みが出やすい動きを避けやすくなり、痛みを感じにくくなることがあります。

安心感による影響

サポーターの圧着感や固定感によって、「支えられている」という安心感が生まれます。

その安心感によって、痛みが軽く感じられることもあります。

温かさによる影響

サポーターで股関節まわりが温まり、楽に感じることもあります。

保温が目的なら、レッグウォーマーなどで代用できる場合もあります。

「楽」と「改善」は別

サポーターで痛みが楽になっても、変形性股関節症そのものが改善したわけではありません。

サポーターは、痛みを一時的に楽にするための補助として考えることが大切です。

ゴムが緩いサポーターや「温かいだけ」の場合はどう?

ゴムが緩いサポーターなら、股関節の動きを大きく制限しにくいと考えられます。

ただし、「着けていると安心する」という理由だけで、常用するのはおすすめできません。

安心感が目的になっていないか確認する

「着けていないと不安」「外すと落ち着かない」と感じるなら、サポーターに頼りすぎている可能性があります。

温かさが目的なら代用できる

「温かいから楽」という場合は、レッグウォーマーや腹巻きなどでも代用できます。

保温だけが目的なら、サポーターにこだわる必要はありません。

長時間の使用には注意する

温めて楽に感じても、長時間使い続ける必要はありません。

暑さや違和感が出た場合は、使用を控えて様子を見ましょう。

目的を考えて使う

ゴムが緩いサポーターでも、「なぜ使うのか」を考えることが大切です。

安心感や保温が目的なら、ほかの方法も検討してみましょう。

変形性股関節症で骨盤ベルト・コルセットは必要?

変形性股関節症 骨盤ベルト

変形性股関節症では、骨盤ベルトやコルセットも基本的には必要ありません。

ただし、痛みが強いときなど、一時的な補助として使う場合はあります。

サポーターとの違い

股関節サポーターは股関節まわりを支えます。

骨盤ベルトやコルセットは、骨盤や腰まわりを支えて動きを制限します。

どちらも、長期間頼りすぎないことが大切です。

着けると楽になる場合は?

骨盤ベルトやコルセットで痛みが楽になる場合、腰や骨盤、姿勢などが関係している可能性もあります。

その場合は、固定し続けるより、姿勢や歩き方など体の使い方を見直すことが大切です。

頼りすぎないことが大切

「着けていると安心する」という理由だけで常用するのは避けましょう。

骨盤ベルトやコルセットも、必要なときに一時的な補助として使うことを意識してください。

▶︎関連記事:ぎっくり腰にコルセットについて

サポーターに頼らず痛みを軽減する方法

変形性股関節症の痛みを軽減するには、サポーターだけに頼らず、体の使い方を見直すことが大切です。

股関節を動かす

無理に伸ばすより、股関節をやさしく動かす運動を取り入れましょう。

股関節まわりを動かすことで、関節を支える筋肉を使いやすくなります。

股関節のストレッチについては、「寝ながらできる股関節ストレッチ」の記事をご覧ください。

座り方を見直す

猫背や浅く腰掛ける姿勢は、股関節に負担がかかりやすくなります。

坐骨で座り、骨盤を立てることを意識しましょう。

座り方については、「股関節に負担をかけない座り方」の記事をご覧ください。

クッション性のある靴を選ぶ

歩くときの衝撃は、足元から股関節へ伝わります。

クッション性のあるウォーキングシューズを選ぶことで、着地時の衝撃をやわらげられます。

ウォーキングシューズについては、「変形性股関節症におすすめの靴」の記事をご覧くさい。

「支える」より「使える体」を目指す

サポーターで外から支えるだけでなく、股関節を無理なく使える状態を目指すことが大切です。

ストレッチや座り方、靴を見直し、できることから始めてみましょう。

変形性股関節症で起こりやすい症状について

変形性股関節症では、痛みのほかに、股関節の動かしにくさなどが現れることがあります。

股関節が動かしにくくなる

症状が進むと、足を開きにくい、あぐらがかきにくい、靴下を履きにくいなどの変化が出ることがあります。

関節の変化や、周囲の筋肉が硬くなることなどが関係します。

動き始めに痛みが出る

立ち上がるときや歩き始めに、痛みが出ることがあります。

しばらく動くと楽になる場合もありますが、無理に動かし続けるのは避けましょう。

夜間や安静時に痛む

症状が進むと、夜寝ているときや、じっとしているときに痛むこともあります。

夜間の痛みが続く場合は、我慢せず対処することが大切です。

症状には個人差がある

痛みの強さや出るタイミングは、人によって異なります。

「この程度なら大丈夫」と我慢せず、症状に合わせて対処しましょう。

まとめ|変形性股関節症のサポーターは必要?

まとめ

変形性股関節症のサポーターは、痛みを一時的に和らげる補助にはなりますが、股関節の状態そのものを改善するものではありません。

医師の指示がある場合や、痛みが強く一時的に支えが必要な場合には使ってよいものの、「なぜ使うのか」「いつまで使うのか」を決めることが大切です。

骨盤ベルトやコルセットも同様に、頼りすぎには注意しましょう。

サポーターだけに頼らず、ストレッチや座り方、靴選びなど、股関節を無理なく使える体づくりを意識することも大切です。

この記事の執筆者

しらひげ鍼灸整骨院 白髭勝博

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