- 膝に水が溜まるのは歳のせい?他に何か原因ってあるの?
- 膝の水を抜くと「クセ」になると言うけど本当?
- 膝に水が溜まったときはどうしたらいいの?
よく「膝に水が溜まるのは年のせい?」と言われますが、私の考えは次の通りです。
●結論
膝に水が溜まるのに年齢は関係なく、「膝に炎症ができる」から。
膝に変形や半月板損傷などがあると、炎症ができやすい。
年齢と共に膝の変形や半月板損傷を起こしやすく「歳のせい」と言われやすい。
膝に溜まった水を抜いて、炎症が一時的に治れば、水はなくなる。
膝に炎症ができる根本原因があると、繰り返し水は溜まる。
膝が痛いと思っていたら、パンパンに腫れて、病院に行ったら、「膝に水がたっている」と言われた。
「原因は歳のせいですね」。
「・・・」。
「膝に溜まった水を抜くとクセになる」、と言われるけど、抜かない方がいいのかな?
膝に水が溜まる本当の原因は、「膝に炎症ができる」からです。
「水」とは、リンパや組織液といわれるもので、「炎症を治める」ために、膝に集まってきす。
すると、「腫れた状態」になります。
例えば、年齢とともに活動量が減って、膝を支えるじん帯や筋肉が弱って、膝に負担がかかりやすくなり、膝に炎症が出来た場合は、手前の原因としては「歳のせい」といえるでしょう。
また、膝に溜まった水を抜いても、「炎症ができる原因」を解決しなければ、繰り返し炎症ができます。
すると、また炎症を治めようと、リンパや組織液が膝に集まり、また水が溜まるので「水を抜いたらクセになる」と言われます。
膝が痛くて水が溜まっているのか不安、繰り返し水が溜まっているのでなんとかしたい、と思っている方が、「膝の水」について理解し、自分で対処できるように、整体歴25年の私が、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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膝に水が溜まる」のは年のせい?
年齢をたずねると、気にされる方もおられますが、この時ばかりは、年のせいにする人もおられます・・・。
膝に水が溜まるに、基本的に年齢は関係ありません。
具体的には、オーバーワーク、変形、半月板損傷など、膝に炎症ができると、体が「炎症を治そう」とすると「水」が溜まります。
では、同じ年齢の人は、みんな膝に水が溜まっているのでしょうか?
水が溜まっている方の膝は、年を取ってといて、反対の膝は、年を取っていないのでしょうか?
なので、「膝に水がたまるのは歳のせい」は、手前の原因であって、根本原因は、「膝に炎症が出来やすい状態」が、あるということです。
膝に水が溜まる原因は、膝を傷めることで、「炎症」ができるからです。
膝を傷める原因は次のようなものがあります。
●膝を傷める原因
- じん帯や筋肉が弱い
- ちょこちょこと動く
- デスクワークで曲げ放し
- 股関節が外を向いている
- 重心バランスの乱れ
- 腰、股関節、足首からの影響
- 繰り返し使う
- ケガ(転倒して打つ)
- 過去のケガ、半月板
- 痛風
膝を痛める原因について、さらに知りたい方は、曲げるのがツラい「膝痛」の原因は何?(腫れ、内側の痛み)の記事を、ご覧ください。
膝に水が溜まる場所と状態
膝に水が溜まる場所と症状は、次の通りです。
●水が溜まる場所
- 膝のおさらの上で、やや外側
●膝に水が溜まった時の症状
- 腫れている(反対の膝と比べて)
- 熱感がある
- ザクザクとうずく
- 歩くのが痛い
- 曲がらない
- 押さえると激痛(膝のおさらの上・外側)
- 皮ふのシワがなくなる、皮ふに光沢があってピカピカと光っている
膝に水が溜まる場所と症状について、さらに詳しく知りたい方は、【膝痛】水が溜まる場所と症状の記事をご覧ください。
▶︎動画:膝に水が溜まっているかチェックしてみよう
膝に水が溜まるのは体重が増えたから?
体重が増えたことは、原因の一つになります。
膝に水が溜まると水を抜くとクセになる?
結論は、クセになります。
具体的には、膝にできた炎症を収めようと、水(リンパや組織液)がたまっているので、炎症が治らなければ、いくらでも水は溜まります。
水を抜くと同時に、炎症が起きる原因を突き止めて、解決しないといけません。
例えば、一軒家で「雨漏り」が、したとします。
雨漏りを修理しても、また、違うところから漏れはじめます。
このように、症状だけに目を向けていると、繰り返すことになります。
これが、「クセになる」と、言われる仕組みです。
大切なのは、症状よりも、「根本原因」に目を向けることです。
膝に水がたまったら、炎症を止めると同時に、膝に炎症が起きる原因も、同時に改善して行くことが重要です。
▶︎参考動画:動画:雨漏りに学ぶ
▶︎参考動画:膝の水をぬくとクセになる?
膝に水が溜まったときの対処法
膝に水が溜まる原因は炎症です。
なので、まずは炎症を止めるために、「冷却」をしましょう
- 氷のう、もしくは、袋に氷と水を入れて、「氷みず」を用意する
- アイスノン、水のみ、濡れタオルはNG
- 膝を冷却する
- 膝を左右から挟む、膝裏と3方向から冷却する
- 20分ほど冷却したら、1時間休憩
- 繰り返す
炎症が止まったら、上記の根本原因を見つけて、改善していきましょう。
▶︎参考動画:【膝に水が溜まる】冷やし方
膝に水が溜まるのは年のせい?抜くとクセになる?(まとめ)
今回は、膝に水が溜まるのは年のせいについて解説しました。
◆本記事の要約
- 膝に水が溜まるのに年齢は関係ない。
- 膝に水が溜まる原因は「膝に炎症ができる」から。
- 膝の変形や半月板損傷などがあると炎症ができやすい。
- 年齢と共に膝の変形や半月板損傷を起こしやすく「歳のせい」と言われやすい
- 膝に溜まった水を抜いて、炎症が一時的に治れば、水はなくなる。
- 膝に炎症ができる根本原因があると、繰り返し水は溜まる。