【膝痛】「水が溜まる」のは年のせい?抜くとクセになる?

  • 2022年11月11日
  • 2023年6月10日
  • ひざ痛
  • 膝に水が溜まるのは歳のせい?他に何か原因ってあるの?
  • 膝の水を抜くと「クセ」になると言うけど本当?
  • 膝に水が溜まったときはどうしたらいいの?

 

しらひげ先生
こんにちは、しらひげです。

 

よく「膝に水が溜まるのは年のせい?」と言われますが、私の考えは次の通りです。

 

●結論

膝に水が溜まるのに年齢は関係なく、「膝に炎症ができる」から。

膝に変形や半月板損傷などがあると、炎症ができやすい。

年齢と共に膝の変形や半月板損傷を起こしやすく「歳のせい」と言われやすい。

膝に溜まった水を抜いて、炎症が一時的に治れば、水はなくなる。

膝に炎症ができる根本原因があると、繰り返し水は溜まる。

 

膝が痛いと思っていたら、パンパンに腫れて、病院に行ったら、「膝に水がたっている」と言われた。

 

「原因は歳のせいですね」。

 

「・・・」。

 

「膝に溜まった水を抜くとクセになる」、と言われるけど、抜かない方がいいのかな?

 

膝に水が溜まる本当の原因は、「膝に炎症ができる」からです。

 

「水」とは、リンパや組織液といわれるもので、「炎症を治める」ために、膝に集まってきす。

 

すると、「腫れた状態」になります。

 

例えば、年齢とともに活動量が減って、膝を支えるじん帯や筋肉が弱って、膝に負担がかかりやすくなり、膝に炎症が出来た場合は、手前の原因としては「歳のせい」といえるでしょう。

 

また、膝に溜まった水を抜いても、「炎症ができる原因」を解決しなければ、繰り返し炎症ができます。

 

すると、また炎症を治めようと、リンパや組織液が膝に集まり、また水が溜まるので「水を抜いたらクセになる」と言われます。

 

膝が痛くて水が溜まっているのか不安、繰り返し水が溜まっているのでなんとかしたい、と思っている方が、「膝の水」について理解し、自分で対処できるように、整体歴25年の私が分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

\人気記事/

 

膝に水が溜まる」のは年のせい?

膝に水が溜まる 年のせい

 

年齢をたずねると、気にされる方もおられますが、この時ばかりは、年のせいにする人もおられます・・・。

 

膝に水が溜まるに、基本的に年齢は関係ありません。

 

理由は、膝に水が溜まる原因は、「膝に炎症ができること」だからです。

 

具体的には、オーバーワーク、変形、半月板損傷など、膝に炎症ができると、体が「炎症を治そう」とすると「水」が溜まります。

 

あかり
「水」って何なの?

 

しらひげ先生
水とは、「リンパ」や「組織液」と言われるものだよ。

 

あかり
歳のせいと言われたけど、本当なの?

では、同じ年齢の人は、みんな膝に水が溜まっているのでしょうか?

 

水が溜まっている方の膝は、年を取ってといて、反対の膝は、年を取っていないのでしょうか?

 

しらひげ先生
そうではないですよね。

 

なので、「膝に水がたまるのは歳のせい」は、手前の原因であって、根本原因は、「膝に炎症が出来やすい状態」が、あるということです。

 

あかり

確かに、「歳のせい」って曖昧な表現だよね。40代で歳のせいと、言われても‥‥って感じだわ。

 

▶︎参考動画:この股関節痛は年のせい?

 

膝に水が溜まる原因は?

膝に水が溜まる 原因

 

膝に水が溜まる原因は、膝を傷めることで、「炎症」ができるからです。

 

膝を傷める原因は次のようなものがあります。

 

●膝を傷める原因

  • じん帯や筋肉が弱い
  • ちょこちょこと動く
  • デスクワークで曲げ放し
  • 股関節が外を向いている
  • 重心バランスの乱れ
  • 腰、股関節、足首からの影響
  • 繰り返し使う
  • ケガ(転倒して打つ)
  • 過去のケガ、半月板
  • 痛風

 

膝を痛める原因について、さらに知りたい方は曲げるのがツラい「膝痛」の原因は何?(腫れ、内側の痛み)の記事を、ご覧ください。

 

膝に水が溜まる場所と状態

膝に水が溜まる

 

膝に水が溜まる場所と症状は、次の通りです。

 

●水が溜まる場所

  • 膝のおさらの上で、やや外側

●膝に水が溜まった時の症状

  • 腫れている(反対の膝と比べて)
  • 熱感がある
  • ザクザクとうずく
  • 歩くのが痛い
  • 曲がらない
  • 押さえると激痛(膝のおさらの上・外側)
  • 皮ふのシワがなくなる、皮ふに光沢があってピカピカと光っている

 

膝に水が溜まる場所と症状について、さらに詳しく知りたい方は、【膝痛】水が溜まる場所と症状の記事をご覧ください。

 

▶︎動画:膝に水が溜まっているかチェックしてみよう

 

膝に水が溜まるのは体重が増えたから?

膝に水が溜まる 体重

 

体重が増えたことは、原因の一つになります。

 

しかし、原因がそれだけなら、「症状の出ていない反対の膝は、体重が増えた影響がないのか?」と、いうことになりますよね。

 

なので、体重が増えたことに加えて、上記の原因が複合であるはずです。

 

また、体重が増えたということは、活動量の低下で、じん帯や筋肉は弱っていることも、忘れてはいけませんよね。

膝に水が溜まると水を抜くとクセになる?

膝に水が溜まると水を抜くとクセになる?

 

結論は、クセになります。

 

理由は、膝に水がたまるのは、炎症ができた結果であって、本当の原因は、膝に炎症ができる状態が、あることだからです。

 

具体的には、膝にできた炎症を収めようと、水(リンパや組織液)がたまっているので、炎症が治らなければ、いくらでも水は溜まります。

 

水を抜くと同時に、炎症が起きる原因を突き止めて、解決しないといけません。

 

例えば、一軒家で「雨漏り」が、したとします。

 

雨漏りを修理しても、また、違うところから漏れはじめます。

 

このように、症状だけに目を向けていると、繰り返すことになります。

 

これが、「クセになる」と、言われる仕組みです。

 

大切なのは、症状よりも、「根本原因」に目を向けることです。

 

膝に水がたまったら、炎症を止めると同時に、膝に炎症が起きる原因も、同時に改善して行くことが重要です。

 

▶︎参考動画:動画:雨漏りに学ぶ

▶︎参考動画:膝の水をぬくとクセになる?

 

膝に水が溜まったときの対処法

 

膝に水が溜まる原因は炎症です。

 

なので、まずは炎症を止めるために、「冷却」をしましょう

 

●冷却のやり方
  • 氷のう、もしくは、袋に氷と水を入れて、「氷みず」を用意する
  • アイスノン、水のみ、濡れタオルはNG
  • 膝を冷却する
  • 膝を左右から挟む、膝裏と3方向から冷却する
  • 20分ほど冷却したら、1時間休憩
  • 繰り返す

 

炎症が止まったら、上記の根本原因を見つけて、改善していきましょう。

 

▶︎参考動画:【膝に水が溜まる】冷やし方

 

膝に水が溜まるのは年のせい?抜くとクセになる?(まとめ)

膝の水 抜くとクセになる

 

今回は、膝に水が溜まるのは年のせいについて解説しました。

 

◆本記事の要約

  • 膝に水が溜まるのに年齢は関係ない。
  • 膝に水が溜まる原因は「膝に炎症ができる」から。
  • 膝の変形や半月板損傷などがあると炎症ができやすい。
  • 年齢と共に膝の変形や半月板損傷を起こしやすく「歳のせい」と言われやすい
  • 膝に溜まった水を抜いて、炎症が一時的に治れば、水はなくなる。
  • 膝に炎症ができる根本原因があると、繰り返し水は溜まる。