
・「運動した後は冷やした方がいい」と聞くけれど、本当に冷却は必要なの?
・冷えピタや保冷剤でもいいの?
・どのように冷やせばいい?
こんなお悩みはありませんか?
冷却は、運動後に関節へ熱感や腫れがあるときのセルフケアとして活用できます。
ただし、冷やす場所や方法を間違えると、十分な冷却ができないこともあります。
この記事では、冷却が大切な理由や正しい冷却方法、冷えピタや保冷剤を使うときの注意点を解説します。
冷却のポイントを知っておけば、運動後のセルフケアを行うときの判断材料になります。
ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ冷却する?

なぜ、冷却が大切なのでしょうか?
人の身体は熱を作っている
人の身体は、常に熱を作っています。
座っているときでも、心臓や脳、内臓などは働き続けています。身体が活動すると、その過程で熱が生まれます。
身体は、汗をかいたり、呼吸したりすることで熱を外へ逃がしています。これを「放熱」といいます。
運動などで身体をたくさん使うと、熱がこもって熱感が出ることがあります。
そのため、運動後に関節などへ熱感がある場合は、冷却によって熱を逃がすことが大切です。
熱がこもると、身体に負担がかかる
身体を使いすぎると、関節や筋肉に負担がかかります。
たとえば、長く歩いた後に膝や足首が熱くなったり、腫れたりすることがあります。
このようなときは、患部を冷却することで熱感をやわらげる方法があります。
冷却は、身体を使った後のセルフケアとして活用できます。
熱がこもりやすい原因

熱がこもりやすい原因は、次の3つです。
- 放熱しにくい
- 身体を使いすぎる
- 関節に負担がかかっている
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
原因1:放熱しにくい
身体は熱を作る一方で、汗や呼吸などによって熱を外へ逃がしています。
しかし、身体をたくさん動かしたり、暑い環境にいたりすると、熱がこもって熱く感じることがあります。
そのため、身体に熱がこもっていると感じるときは、身体を休めながら熱を逃がすことが大切です。
原因2:身体を使いすぎる
車を長時間走らせると、エンジンが熱くなります。
身体も同じように、使い続けると熱が生まれます。
たくさん歩いた後に、膝や足首が熱く感じるのもその一例です。
身体を使いすぎた後に熱感や腫れがある場合は、無理をせず休むことが大切です。
原因3:関節の動きが悪くなっている
ここでは「関節がサビている」と考えてみてください。
自転車のチェーンがサビた状態でペダルをこぐと、スムーズに動きません。
身体の関節も、動きが悪くなったり、負担がかかったりすると、動かしにくさや熱感につながることがあります。
運動不足などで身体を動かす機会が減っている場合は、無理のない範囲で身体を動かすことも大切です。
熱感があるときは冷却する
身体を使った後に、関節などが熱く感じる場合は、冷却がセルフケアの方法の一つになります。
パソコンやスマホが熱くなったときに冷やすように、身体も熱を逃がすことで、熱感をやわらげやすくなります。
身体を冷却するときは、氷と水を使った「氷水」が便利です。
氷水を使った具体的な冷却方法については、次の章で詳しく解説します。
冷却のやり方

続いて、実際の冷却方法を説明します。
氷の準備
冷却するときは、氷と水を使います。
準備するものは、次の3つです。
- 氷を入れる袋を用意する
- 袋に氷を入れる
- 氷が浸かるくらい水を入れる
氷だけで冷やすよりも、氷と水を一緒に使うのがポイントです。
冷却する場所
私がおすすめしている冷却場所は、骨盤まわりです。
骨盤は、身体の土台となる部分です。
場所は腰のやや下側にある、仙骨です。
仙骨は、腰とお尻の中間あたりにあります。

骨盤まわりに加えて、熱感や腫れがある部分を冷却する方法もあります。
- 股関節:脚の付け根あたり
- 膝:左右と後ろの3方向
- 足首:左右から挟む
- 首:首の後ろにある出っ張った部分を中心に
- 肩・肘:左右から挟む
- 手首:上下から挟む
捻挫したときの冷却
足首や手首を捻挫したときは、バケツなどに氷水を入れて冷やす方法もあります。
足や手を氷水につけることで、患部をまとめて冷やせます。
ただし、冷やしすぎると皮膚に負担がかかるため、痛みや皮膚の状態を確認しながら行いましょう。
冷却でよくある質問

ここでは、冷却についてよくある疑問に答えていきます。
Q1:どうして氷水なのですか?
氷水は、冷たい状態を保ちやすいからです。
たとえば、ビールを冷やすときに「冷凍庫に入れる」のと「氷水につける」のでは、氷水の方が効率よく冷やせます。
身体を冷却するときも、氷と水を使うことで、患部を効率よく冷やせます。
Q2:いつ冷却しますか?
ウォーキングや運動など、身体を使った後がおすすめです。
特に、運動後に関節などへ熱感や腫れがある場合は、冷却を取り入れてみましょう。
運動をしない日でも、熱感が気になる場合は冷却を取り入れられます。
Q3:どれくらい冷却しますか?
目安は20分程度です。
ただし、冷やしている途中で痛みやしびれが出た場合は、すぐに中止してください。
腫れや熱感が強い場合は、無理に回数を増やすのではなく、身体の状態を確認しながら行いましょう。
Q4:直接冷やしてもいいですか?
氷を直接皮膚に当てるのではなく、氷のうなどを使って冷却しましょう。
冷たさが苦手な方は、ハンカチやガーゼを一枚挟んでも大丈夫です。
ただし、布が厚すぎると冷却しにくくなるため注意してください。
Q5:冷え性でも大丈夫ですか?
冷えを感じやすい方は、無理のない範囲で行ってください。
局所を冷却するため、身体全体を冷やすわけではありません。
冷やしていてつらい場合は、無理に続けないようにしましょう。
Q6:アイスノンや保冷剤でもいいですか?
アイスノンや保冷剤も使えます。
ただし、冷凍庫で凍らせたものを直接皮膚に当てると、凍傷の原因になることがあります。
使う場合は、タオルなどを一枚挟んで、皮膚の状態を確認しながら使用してください。
Q7:湿布でもいいですか?
湿布は、薬の成分によって痛みをやわらげるものです。
貼ったときにひんやり感じても、氷水を使った冷却とは目的が異なります。
そのため、患部を冷却したい場合は、湿布とは別の方法を考える必要があります。
Q8:冷えピタでもいいですか?
冷えピタは、貼った部分を冷たく感じるため、リフレッシュ目的には使えます。
ただし、患部をしっかり冷却する目的には向いていません。
関節などを冷却したい場合は、氷水や氷のうなどを使いましょう。
参考:冷却シートに関する解説
Q9:冷却は、お風呂の前と後のどちらがいいですか?
基本的には、どちらでも大丈夫です。
ただし、入浴すると身体が温まるため、熱感や腫れが気になる場合は、熱いお風呂に長時間入るのは避けましょう。
Q10:冬でも冷却しますか?
冬でも、運動後などに関節へ熱感や腫れがある場合は、冷却することがあります。
ただし、身体全体が冷えているときに無理をして冷やす必要はありません。
冷却する部分だけを冷やし、身体全体は冷やさないようにしましょう。
Q11:カイロは貼ってもいいですか?
カイロを使う場合は、熱感や腫れがある部分を避けるようにしましょう。
温めることで楽になるケースもありますが、熱感や腫れが強い場合は、温めることで症状が気になることがあります。
また、カイロを長時間使うと低温やけどの原因になるため、使用時間や皮膚の状態にも注意してください。
まとめ|冷却が大切な理由とやり方

今回は、冷却が大切な理由と、具体的な方法を解説しました。
【記事のポイント】
- 冷却の目的:運動後などに出る関節の熱感や腫れをやわらげる
- 冷却方法:氷と水を使い、患部や仙骨まわりを冷やす
- 冷却時間:目安は20分程度
- 代用品の注意点:冷えピタは冷却目的には不向き。保冷剤は凍ったまま直接当てない
- 冷却のタイミング:ウォーキングや運動後に熱感があるときに行う
- 無理はしない:痛みやしびれが出た場合は冷却を中止する
冷却は、身体の状態を確認しながら、無理のない範囲で取り入れましょう。
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