
・整骨院と接骨院はどう違うの?
・整骨院と整体院のどちらに行けばいいの?
今回はこんなお悩みを解決していきます。
「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」との違いは次の通りです。

ということで、今回は「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」との違いについて解説していきます。
「整骨院」は骨を整えてくれるところ?
「整体院」は体を整えてくれるとこと?
「一文字違うだけで、他に何が違うのと?」と思いますよね。
実際に当院に来られる患者さんも違いがよく分からず、質問されることがよくあります。
そこで今回は業界歴25年の私が、整骨院、整体院の違いなどについて分かりやすく解説します。
また、後半では各院の選び方についても解説しますので、是非、最後まで読んでください。
それでは、解説に入ります。
「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」の違い

整骨院、接骨院、整体院、マッサージ、整形外科などの違いは次の通りです。
- 整骨院:国家資格者、電気や手技療法などで施術
- 接骨院:整骨院と名称が違うが、院の形態は整骨院と同じ
- 整体院:民間資格者、手による整体術、自費
- 整形外科:国家資格者、注射・投薬・電気・リハビリによる治療、レントゲンで検査
- マッサージ:民間資格者、リラクゼーション目的、自費
それぞれ詳しく見ていきましょう
整骨院
整骨院は柔道整復師という国家資格者が急性のケガに対して施術を行う場所です。
急性のケガとは、「骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)」のことです。
上記の急性のケガに対して、「柔道整復術」「固定法」「後療法」「電療」などを用いてケガの回復を促します。
これら急性のケガの処置に健康保険の適応が、認められているのも整骨院の特徴です。
また、最近は独自の勉強と経験でさまざまな慢性症状に対して自費で施術を行う院も多く、筋肉や関節のトラブルのスペシャリストとして活躍されている先生がたくさんおられます。
▶︎関連記事:「整骨院」の先生はどんな「資格」を持っている?
▶︎関連記事:「整骨院」にはどんな「服装」で行けばいい?
接骨院
「整骨院」と「接骨院」は呼び方に違いがあるが、施術や健康保険の適応など整骨院と違いはありません。
なので「整骨院」=「接骨院」と、同じものという認識で大丈夫です。
整体院
整体院は民間資格で学んだ整体術を用いて、体のバランスを整える施術からリラクゼーションまで幅広く施術を行っています。
どの整体院も健康保険の適応はなく施術は全額自費施術となります。
最近では柔道整復師、理学療法士、作業療法士など、国家資格者が整体を営んでいることもあります。
国家資格が営む院でも「整体院」の看板を上げているのであれば、基本的には健康保険の適応はありません。
整形外科
整形外科は医師が診察、診断し、症状に対して治療を行う場所です。
整形外科の特徴としてはレントゲンやMRIなどの検査、手術、注射、投薬、リハビリテーションなどを行います。
マッサージ(店)
マッサージ店は、民間資格で学んだ手技(マッサージ)を用いて、リラクゼーションを目的としてマッサージを行う場所です。
マッサージ店には、疲れを癒すクイックマッサージ、リンパの流れを促すリンパマッサージ、美容の目的とするエステサロンなどさまざまな形態があります。
エステサロンでは、美容鍼を行うために鍼灸師が在籍しているお店もあります。
「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」の選び方

「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」の選び方は、体の状態や目的によって変わります。
それぞれ解説しますね。
整骨院の選び方
こんな時は整骨院を選びましょう。
- テニスをしていて、足首を捻った。
- 子供とキャッチボールをしていて、突き指をした。
- お風呂の掃除中に足を滑らせ、浴槽で胸を打った。
- 部屋の模様替え中、タンスを移動させようと持ち上げたら背中を痛めた。
原因のはっきりとした急性のケガの場合は整骨院を選びましょう。
また腰痛、膝痛など、慢性症状に対して「自費施術」で対応している院もあります。
さらに、詳しい「整骨院のかかり方」に関しては、下記のサイトを参考にしてみてください。
▶︎大阪市:整骨院を受けるときのご注意
▶︎全国健康保険協会:整骨院のかかり方
▶︎大阪市職員共済組合:整骨院などにかかったとき
整体院の選び方
こんな時は整体院を選びましょう。
- 長年、膝痛に悩んでいる。
- 慢性的に腰痛があり、定期的に症状がひどくなる。
- じっくりと時間をかけて体を診てほしい。
- 変形性股関節症と診断されたが、今すぐの手術は考えていないので、現状を維持すつための生活習慣の改善やトレーニング方法を知りたい。
▶︎関連記事:「整骨院」で「股関節」の施術を受けるのが「恥ずかしい」時の対処法
整形外科の選び方
こんな時は整形外科を選びましょう。
- 腰から脚にかけて強いシビレがある。
- 交通事故にあった
- 膝がパンパンに腫れて歩けない。
- 腰の痛みが強く、夜も寝れない
マッサージの選び方
こんな時はマッサージ店を選びましょう。
- デスクワークで肩が凝った。
- 長時間の車の運転で体が疲れた。
- 結婚式に向けて、キレイなスタイルを目指したい
よくある質問(Q&A)
ここでよくある質問にお答えしていきます。
結局、健康保険が使えるのはどこですか?
健康保険が使えるのは「整骨院(接骨院)」と「整形外科」です。
ただし、整骨院で保険が適用されるのは「いつ・どこで・どうして痛めたか」が明確な、急性のケガ(骨折、脱臼、捻挫、打撲、肉離れ)に限られます。整体院やマッサージ店は民間資格・リラクゼーション目的となるため、すべて自費(全額自己負担)となります。
慢性的な肩こりで悩んでいますが、整骨院に行ってもいいのでしょうか?
はい、可能です。ただし、その場合は「自費施術」になるのが一般的です。
単なる疲れや慢性的な肩こりには健康保険は使えませんが、多くの整骨院では自費メニューとして慢性症状の改善プログラムを用意しています。国家資格を持つ先生に診てもらいたい場合は、事前に「自費で肩こりを見てほしい」と相談してみるのがおすすめです。
整骨院と接骨院で、腕の良し悪しに違いはありますか?
名称による技術の差はありません。
どちらも「柔道整復師」という同じ国家資格を持った先生が運営しています。保健所に届け出る際、どちらの名前を使うかは院主の好みによるものです。腕の良し悪しは、名称ではなく先生の経歴や得意分野などを参考に判断しましょう。
ぎっくり腰になった時は、まずどこに行くのが正解ですか?
激しい痛みやしびれがある場合は、まず「整形外科」で医師の診断を受けることをおすすめします。
骨や神経に異常がないかを確認した上で、その後のリハビリや筋肉のケアとして「整骨院」を利用するのがスムーズです。原因がはっきりした腰の痛みであれば、最初から整骨院で処置を受けることも可能です。
整体院には資格がないと聞きましたが、誰でも開けるのですか?
そのため、技術レベルは院によって大きく異なります。
しかし、最近では理学療法士などの国家資格を持ちながら、より自由度の高い施術を提供するためにあえて「整体院」として営業している凄腕の先生も増えています。ホームページなどで「代表者の資格や経歴」をチェックするのが良い選び方のコツです。
「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」の違い(まとめ)

今回は「整骨院」「接骨院」「整体院」「マッサージ」の違いについて解説しました。
◆本記事の要約
- 整骨院:国家資格者、電気や手技療法などで施術
- 接骨院:整骨院と名称が違うが、院の形態は整骨院と同じ
- 整体院:民間資格者、手による整体術、自費
- 整形外科:国家資格者、注射・投薬・電気・リハビリによる治療、レントゲンで検査
- マッサージ:民間資格者、リラクゼーション目的、自費
整骨院、整体院、マッサージなど、それぞれを特徴を理解し、目的に合う院選びの参考になれば、幸いです。



