院長紹介
\院長紹介/
院長ご挨拶
こんにちは。私は兵庫県の山々と畑に囲まれた大自然の中で、幼少期を過ごしました。
小学校2年生の時、5歳年上の兄の影響で「柔道」を始めました。子どもの頃から体が大きく、柔道大会ではよく入賞することがありました。試合で相手に勝てるのが嬉しく、たくさん練習を重ねました。
しかし、練習中にけがをすることも多く、整骨院に通うようになりました。また、柔道大会でけがの応急処置を行う整骨院の先生の姿を見たことが、整骨院の先生を目指すきっかけとなりました。中学3年生の時には身長177cm、体重100kgと恵まれた体格となり、幼少期から続けてきた柔道をさらに本格的に取り組みたいと思い、京都府福知山市の高校へ進学しました。
高校では「全国大会出場」を目標に掲げ、必死に稽古に励みました。また、全国各地への遠征にも参加しました。しかし、学生時代には足首の捻挫、膝靱帯損傷、鎖骨骨折、慢性的な腰痛など、けがに悩まされることが多々ありました。
大きなけがが続いたため、大会のレギュラーメンバーから外れることもありました。必死で稽古したにもかかわらず試合に出場できなかった時の「悔しい思い」と同時に、「治療や身体のケアの大切さ」を強く感じるようになり、「痛みに苦しむ人の身体を治したい」という思いが芽生え、治療家を目指す決意をしました。
大阪での研修
高校卒業後は専門学校に通いながら治療院で研修を行い、休日にはセミナーにも積極的に参加し、技術の向上に努めました。この時期には、新しい知識や技術が身につくことに喜びを感じると同時に、「自分自身の腰痛を根本的に改善したい」という強い思いから、さまざまなことを学びました。
学生時代に無理を重ねたことが原因で、私の腰痛は慢性的で、いくつもの治療院に通ったり、様々な治療法を試しました。しかし、当時は一時的に良くなったように感じても、結局再発を繰り返し、日常生活ではコルセットが手放せない状態でした。
そんな中で、現在の施術の土台となる『人を診る』という考え方に出会いました。それまでは「痛みの出る場所」「筋肉の張り」「体の歪み」などに焦点を当てて診ていましたが、痛みや歪みを引き起こす背景には次のような要因があることを知りました。
- これまでの生活習慣
- 体の使い方
- 個人の癖
これらが現在の身体にどのような影響を及ぼしているのかを丁寧に紐解いていくことこそが、『人を診る』ということだと気付かされたのです。
この考え方を基に、「正しい体の使い方」と「生活習慣の改善」を行うことで、何をしても良くならず、諦めかけていた私自身の腰痛が改善し、コルセットを完全に手放すことができました。この経験が、現在の治療スタイルの軸となっています。
決断
18歳でこの業界に入り、9年間の研修経験と自身の腰痛克服を経て、27歳の時に独立開業し、地域の皆さまの健康を支える活動を始めました。その中で、次のような患者様の言葉が特に印象に残っています。
- 「病院の検査では異常がないと言われたが、それでも痛い」
- 「どこに通っても同じで、この痛みと一生付き合うしかないと思っていた」
- 「手術はしたくない」
- 「将来、歩けなくなると困る」
私が求められているのは、「痛みのない元気な体」を提供することです。患者様に喜んでいただき、笑顔になっていただくことが、私たち治療院の使命だと考えています。


そこで私は決意しました。簡単なマッサージや整体、薬や注射では改善が難しい症状を抱える方々の力になろうと。患者様と二人三脚で症状に向き合うことで、多くの嬉しいお言葉をいただけるようになりました。
- 「旅行に行けるようになった」
- 「孫と遊べた」
- 「楽に歩けるようになった」
- 「本当にここに来て良かった。もう諦めかけていたけれど、諦めなくて良かった」


これらの言葉を笑顔でおっしゃっていただいた瞬間は、私にとって最高の喜びです。この志事(しごと)をしていて「良かった」と心から思える瞬間でもあります。これからも、一人でも多くの方に「笑顔」になっていただけるよう、日々精進してまいります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
白髭勝博