【膝痛】水が溜まる場所と症状(やってはいけないこと)

  • 2022年11月11日
  • 2024年7月5日
  • ひざ痛

膝が痛い‼︎腫れている‼︎もしかしたら膝に水が溜まっているかも知れない。でも、膝に水が溜まっているってどんな状態なんだろうとお悩みの方もいるはず。

 

膝に水が溜まる場所と症状は次の通り。

 

●膝に水が溜まる場所と症状

  • 場所:「膝のおさらの上、やや外側」。
  • 症状:「腫れ、熱感、うずき、歩行時の痛み」。
  • 対処法:「安静、冷却」
  • やってはいけないこと:「温める(カイロ、お風呂)、マッサージ、飲酒」

 

▶︎動画:膝に水が溜まる場所と膝の水を散らす方法

 

膝の水は誰でも溜まる可能性はあります。

 

緑橋 しらひげ鍼灸整骨院

 

このページでは「膝の水」について分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

膝に水が溜まる場所

膝 水が溜まる

 

膝に水が溜まる場所は「膝のお皿の上、外側」

 

膝に水が溜まる

 

水が溜まると「膝のお皿の上、外側」を中心に腫れます。また「膝の下内側」は痛みが起きることはありますが腫れたりはしにくい場所。

 

▶︎1分動画:膝に水が溜まっているかチェック

 

膝に水が溜ったときの症状

膝に水が溜まる 症状

 

膝に水が溜ったときの症状は次の通り。

 

●膝に水が溜まると起きる症状

  • 腫れている(反対の膝と比べて)。
  • 熱感がある。
  • ザクザクとうずく。
  • 歩くのが痛い。
  • 曲がらない。
  • 押さえると激痛(膝のおさらの上・外側)。
  • 皮膚のシワがなくなる。
  • 皮膚がピカピカと光る

 

上記があると膝に水がたまっている可能性がある。

 

しらひげ先生
まとめると「腫れ」「強い痛み」「熱感」が起きるよ。

膝に水が溜まった時の対処法

 

膝に水が溜まった時の対処法は次の通り。

 

●膝に水が溜まった時の対処法

  • 安静
  • 冷却
  • 専門医を受診

▶︎1分動画:膝に水が溜まった時の対処法

 

それぞれ、見ていきましょう。

 

安静

 

膝に水が溜まっている場合は安静にしましょう。

 

大きな痛み(急性炎症)は3日ほどで落ち着いてくるのでこの間は安静にする方がいい。

 

その後、痛みや腫れが軽減してきたら徐々に動かすようにしましょう。

 

冷却

 

膝に水が溜まっているときは「炎症」ができているので冷却で炎症を抑えるようにする。

 

●冷却のやり方

  • 氷みずを用意する。
  • アイスノン、水のみ、濡れタオルはNG。
  • 膝を冷却する。
  • 膝を左右から挟む膝裏と3方向から冷却。
  • 20分ほど冷却したら1時間休憩。
  • 繰り返す。

 

炎症が止まったら上記の根本原因を見つけて改善していきましょう。

 

専門医を受診

 

膝に水が溜まった場合は専門医を受診しましょう。膝の水症状を診てくれるのは整形外科になります。

 

また整骨院や整体院でも診てくれます。

 

関連記事:整骨院にはどんな服装で行けばいい?

 

膝に水が溜まったときにやってはいけないこと

膝に水が溜る やってはいけないこと

 

膝に水が溜まったときにやってはいけないことは次の通り。

 

●膝に水が溜まったときにやってはいけないこと

  • 温める(カイロ、お風呂)
  • マッサージ
  • 飲酒

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

温める(カイロ、お風呂)

 

膝に水が溜まっている場合は温めないようにしましょう。

 

理由は温めると腫れが強くなるから。

 

繰り返しになりますが膝に水が溜まるのは炎症が起きているので、そこに温めを加えるとさらに炎症が強くなります。

 

なので、膝に水がある場合は温めないようにしましょう。

 

マッサージ

 

膝に水が溜まっている場合はマッサージをしない方がいい。

 

理由はマッサージをすると炎症が強くなり痛みが強くなる可能性があるから。

 

あかり
え‼︎痛い時は揉んだらいいんじゃないの?

 

しらひげ先生
「痛い=凝り=マッサージ=治る」イメージかも知れないけど、膝の水は「炎症」なので揉まないようにね。

 

関連記事:ぎっくり腰は揉んだら治る?

 

飲酒

 

膝に水が溜まっている場合はお酒は控えましょう。

 

理由はお酒は血流が良くなり炎症が強くなるから。

 

例えば、日頃からお酒を嗜む方であれば、缶ビール1本が普段の量からすれば少ないのかも知れないがアルコールには違いないので控える方がいいでしょう。

 

膝に水が溜まるのは年のせい?

膝に水が溜まる 年のせい

 

年齢をたずねると気にされる方もおられますが、この時ばかりは年のせいにする人もおられます・・・。

 

膝に水が溜まるに基本的に年齢は関係ありません。

 

理由は膝に水が溜まる原因は「膝に炎症ができること」だから。

 

具体的にはオーバーワーク・変形・半月板損傷など、膝に炎症ができると体が「炎症を治そう」とすると「水」が溜まります。

 

あかり
「水」って何なの?

 

しらひげ先生
水とは「リンパ」や「組織液」と言われるものだよ。

 

あかり
歳のせいと言われたけど本当なの?

では、同じ年齢の人はみんな膝に水が溜まっているのでしょうか?

 

水が溜まっている方の膝は年を取ってといて反対の膝は年を取っていないのでしょうか?

 

しらひげ先生
そうではないですよね。

 

なので、「膝に水がたまるのは歳のせい」は手前の原因であって、根本原因は、膝に炎症が出来やすい状態」があるということ。

 

あかり

確かに「歳のせい」って曖昧な表現だよね。40代で歳のせいと言われても‥‥って感じだわ。

 

▶︎参考動画:この股関節痛は年のせい?

 

膝に水が溜まる原因

膝に水が溜まる 原因

 

膝に水が溜まる原因は膝に負担がかかると「炎症」ができ水が溜まります。

 

膝に負担がかかる原因は「繰り返しの動作」「じん帯や筋肉が弱い」「股関節が外を向いている」などさまざま。

 

膝を痛める原因について、さらに知りたい方は、膝痛の原因についての記事をご覧ください。

 

膝に水が溜まるのは体重が増えたから?

膝に水が溜まる 体重

 

体重が増えたことは原因の一つになります。

 

しかし、原因がそれだけなら「症状の出ていない反対の膝は、体重が増えた影響がないのか?」ということになります。

 

なので、体重が増えたことに加えて上記の膝に負担がかかる原因が複合であるはず。
また、体重が増えたということは活動量の低下が考えられ、じん帯や筋肉は弱っていることも忘れてはいけませんよね。

膝に水が溜まる水を抜くとクセになる?

膝に水が溜まると水を抜くとクセになる

 

結論はクセになります。

 

理由は、膝に水がたまるのは炎症ができた結果であって本当の原因は膝に炎症ができる状態があることだから。

 

具体的には膝にできた炎症を収めようと、水(リンパや組織液)がたまっているので炎症が治らなければいくらでも水は溜まります。

 

水を抜くと同時に炎症が起きる原因を突き止めて解決しないといけません。

 

例えば、一軒家で「雨漏り」がしたとします。

 

雨漏りを修理してもまた違うところから漏れはじめます。

 

このように症状だけに目を向けていると繰り返すことになります。

 

これが、「クセになる」と言われる仕組み。大切なのは症状よりも「根本原因」に目を向けること。

 

膝に水がたまったら炎症を止めると同時に、膝に炎症が起きる原因も同時に改善して行くことが重要。

 

▶︎参考動画:雨漏りに学ぶ

▶︎参考動画:膝の水をぬくとクセになる?

 

膝痛で水が溜まる場所と症状(まとめ)

膝に水が溜まる場所

いかがでしたか?

 

今回は膝に水が溜まる場所と症状について解説しました。

 

⚫️本記事の要約

  • 膝に水が溜まる場所はお皿の上やや外側。
  • 水が溜まると「腫れ」「熱感」「うずき」が起きる。
  • 水が溜まれば「安静」「冷却」「専門家を受診」する。
  • 水が溜まったら「温め」「マッサージ」「飲酒」はしない。

 

膝の水は誰でも、いつでも、溜まる可能性があります。

 

もし、膝に違和感を感じたら無理せず近くの医師・専門家に診てもらうようにしましょう。