今すぐ出来る「腰に負担をかけない座り方」(仙骨座りは注意)

  • 2022年12月4日
  • 2023年11月13日
  • 腰痛
  • 座っているとだんだん背中が丸くなる。
  • 正しく座るってどんなの?
  • どんなことに気をつけたらいいの?

 

しらひげ先生
こんにちは、しらひげです。。この業界で25年施術に携わっています。

 

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

 

骨盤に負担をかけない座り方は次の通り。

 

●骨盤に負担をかけない座り方

  • 仙骨座りは要注意
  • 坐骨で座る
  • 足裏は床につける
  • 内股にする

 

正しく座ると言うと「背中を伸ばす」イメージかもしれませんが、実は身体の土台である「骨盤」を意識することで簡単に正しく座ることができます。

 

座り方を変えるだけで、股関節や腰痛などの症状も症状がグーンと良くなる方もいます。

 

骨盤に負担をかけない正しい座り方について、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

腰に負担をかけない座り方

腰に負担をかけない座り方

 

腰に負担をかけない座り方のポイントについて詳しく見ていきましょう。

 

仙骨座りは要注意

 

仙骨座りとはお尻が前にずり落ちた状態で座っている座り方です。

 

この座り方をすると、骨盤で超重要な「仙腸関節」を圧迫し骨盤の動きを悪くする原因になる。

 

つまり、痛み症状の根本原因を作ってしまいます。

 

坐骨で座る

 

座るときは「坐骨」で座るようにしましょう。

 

なぜなら「坐骨」で座ると骨盤にかかる負担が少なくなるから。

 

具体的には、坐骨は姿勢を正して(骨盤を立てる)座ったときに、左右のお尻の下で触れる骨です。

 

骨盤の中でも坐骨は比較的に丈夫な造りになっているので、体重を支えることができます。

 

骨盤に負担をかけないためにも、坐骨で座るようにしましょう。

 

正しく座る

 

良くない座り方は、骨盤が倒れて腰が丸くなっている状態。

 

骨盤に良くないですしストレートネックの原因にもなります。

 

良い座り方は、骨盤が立って腰が伸びている状態。

 

足裏は床に着ける

 

イスに座っているときに、足裏が地面に着いていることも大切です。

 

理由は、足裏が床に着くことで骨盤が立つから。

 

例えば、次のような状態では骨盤を立てた正しい座り方が出来ません。

 

●注意

  • つま先立になっている
  • イスのキャスターに足を乗せている
  • 脚を伸ばしてかかとだけついてる

 

身体は連動して動いていて、足が地に着いていないときは骨盤が後ろに倒れた状態になっています。

 

座り方 足の位置

内股にする

 

座るときは足を内股にしましょう。

 

理由は内股にすることで骨盤が立ち坐骨で座れるから。

 

具体的には、足の左右の親指をやや内側に向けます。

 

すると、股関節が内股になります。

 

すると、骨盤が立ちます(坐骨で座る)

 

すると、腰が軽く反ります(反っているのが正常)。

 

すると、背筋が伸びます。

 

座り方 脚

 

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腰に負担をかける「床座り」は注意

腰に負担をかける 床座り

 

床座りは骨盤に負担をかけるので注意しましょう。

 

なぜなら、床座りは骨盤が後ろに倒れた状態になり、腰に負担がかかるから。

 

あかり
でも、昔はほとんどが床座りだったじゃないか?
しらひげ先生
そうだね。いい質問だね。

 

今と比べて、昔の人はたくさん歩いていました

 

正確には乗り物が発達していなかったので歩くしかなかった。

 

なので昔は今の人に比べて、たくさん歩いているので、骨盤が丈夫で床座りをしても耐えれる骨盤だったと言えます。

 

あかり
なるほど。デスクワークになって歩く量が減ったよね。

 

しらひげ先生
床に座るときは、特に次の様な座り方には注意しようね。

 

●床座りするときの注意点

  • 長座
  • あぐら
  • 立膝
  • 横すわり
  • 脚を組んで座る(番外編)

 

それぞれ、見ていきましょう。

 

長座

 

長座とは「足を前に投げ出した座り方」のことです。

 

「座椅子」もこの長座と同じ座り方になりますね。

 

腰が曲がった姿勢で、腰や骨盤にもの凄く負担がかか流ので注意ですね。

 

▶︎参考動画:床に座る

 

あぐら

 

あぐらで座ると「骨盤が後傾」した状態になります。

 

骨盤が後傾した状態で座ると骨盤ではなく、腰で体を支えている座り方なので腰痛の原因になります。

 

あかり
子供の頃からよくしている座り方だよ。

 

日常生活でごく普通の姿勢ですが「背骨の柔軟性の低下」したり、「運動不足により足腰が弱る」と骨盤に負担がかかる座り方になります。

 

立膝

 

立膝は一番注意しないといけない座り方です。

 

理由は、ものすごく仙骨に負担がかかる座り方だから。

 

繰り返しになりますが、仙骨で座ると骨盤に負担がかかり、腰痛や股関節痛の原因になるからです。

 

また産後の授乳時にこの座り方で、膝で子供を支えてされる方もいますが骨盤を悪くする原因になります。

 

その他、成長期の子供さんも、立て膝座りが多いと、背骨の発達に影響を与えることがあるので注意です。

 

腰を悪くする座り方 立膝

 

横座り

 

床に座るときは横座りにも注意しましょう。

 

横座りは仙骨は当たっていませんが、股関節足首のレールが歪む原因になります。

 

例えば股関節や足首のレールが歪んだ状態で歩くと、骨盤身体の歪みを作る原因になります。

 

なので床に座るときの横座りは気をつけましょう。

 

【腰を悪くする座り方 横すわり

 

(番外編)脚を組んで座る

 

床座りではないですが座り方の中ではド定番のあの座り方です。

 

ついつい脚を組んでしまう方は、脚を組むことが習慣化しています。

 

先ずは意識をして組まないようにしましょう。

 

よくある質問で左右交互に組み替えてもバランスが取れる訳ではありませんので注意しましょう。

 

脚を組むことで腰痛股関節痛猫背など、さまざまな症状の原因になるので注意しましょう。

 

あかり
私は定期的に左右を組み替えているから大丈夫だよ。

 

左右を定期に組み替えたら、バランスが取れるわけではありません。

 

しらひげ先生
左右を組んでいると、捻れがさらに複雑になるよ。

 

▶︎参考動画:本当に大丈夫?左右脚を組み替えていますから・・・

 

腰を悪くする座り方 脚を組む

 

床に座るときはどんな座り方がいいの?

 

おすすめは「正座」です。

 

理由は骨盤が立った状態で腰に負担がかからないから。

 

膝が痛くて、正座が出来ないという方は、正座椅子もおすすめです。

 

他には円座を使うと床に座っても、骨盤にかかる負担は軽減されます。

 

しっかりと歩き込んで骨盤を丈夫にするのも大切ですね。

 

乗り物は骨盤の敵?

 

現在は乗り物が発達し便利になりましたが、骨盤には負担がかかるので注意しましょう。

 

日常生活でよくある乗り物は次の4つです。

 

●乗り物は骨盤に負担がかかる

  • 自転車
  • バイク
  • 仕事での乗り物

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

自転車

 

自転車のサドルは仙骨で座るので骨盤を傷めます。

 

ちなみに自転車こぎは太ももの筋肉を使ってダイエット効果はありますが、骨盤はほとんど動かさないのでウオーキングの変わりにはなりません。

 

▶︎参考記事変形性股関節症の運動に自転車こぎやエアロバイクは効果的か?

 

バイク

 

バイクはエンジンの振動路面の段差の衝撃が骨盤に負担をかけています。

 

あと意外と多いのがバイクに乗られている方は転倒した経験があると、その時の衝撃で骨盤を悪くしてい方も多いです。

 

 

車は仙骨が圧迫されやすい姿勢で座ります。

 

その状態でエンジンや路面の衝撃を受けるので、頻繁に乗る方や長距離を乗られる方は骨盤への負担が大きいです。

 

仕事での乗り物

 

お仕事で乗り物に乗られる方は、長年、長時間にわたって骨盤を刺激していることになるので骨盤の傷みが大きいです。

 

●仕事での乗り物

  • バス
  • タクシー
  • トラック
  • 電車運転士
  • 現場重機
  • 飛行機

 

エンジンが大きいと振動が大きく骨盤が揺らされて、グラグラになりやすいです。

 

また衝撃が大きいものも、骨盤を傷める原因になります。

 

腰に負担をかけない座り方(まとめ)

 

今回は腰に負担をかけない座り方について解説してきました。

 

しらひげ先生
本記事の予約だよ。

 

●腰に負担をかけない座り方のポイント

  • 仙骨座りは要注意
  • 坐骨で座る
  • 足裏は床につける
  • 内股にする

●腰に負担をかける「床座り」は注意

  • 長座
  • あぐら
  • 立膝
  • 横すわり
  • 脚を組んで座る(番外編)

●床に座るときはどんな座り方がいいの?

  • おすすめは正座

●乗り物は骨盤の敵?

  • 自転車
  • バイク
  • 仕事での乗り物