【ぎっくり腰】痛みを軽減する寝る姿勢とコツ(うつ伏せNG)

  • 2022年11月28日
  • 2025年7月7日
  • 腰痛
  • ぎっくり腰はどんな姿勢で寝るのがいい?
  • マットレスは柔らかい方がいい?
  • コルセットは外す?

 

こんな、お悩みありませんか?

 

ぎっくり腰の痛みが強い時に、少しでも痛みを緩和する寝方は、次の通りです。

 

●ぎっくり腰の時の寝方
  • 横向きに寝る:腸腰筋の緊張を和らげ、腰への負担を軽減します。
  • 抱き枕やクッションを使う:身体を安定させ、痛みを和らげます。
  • 脚の下にクッションを入れ、上の脚をのせる:腰の負担を分散します。
  • 太ももにタオルを挟む:脚が安定し、腰への負担を軽減します。
  • 膝下にタオルを入れて上向きで寝る:痛みが和らぎます。

 

ぎっくり腰の寝方

ぎっくり腰の寝方 タオルを入れる

ぎっくり腰の寝方 膝下にタオルを入れる

 

ぎっくり腰で寝返りがツラい時でも、少し工夫することで、痛みを緩和することができます。
すぐに取り入れられる簡単な方法ですので、ぜひ、最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

\簡単 分かりやすい/

原因・対処法・ストレッチ

 

ぎっくり腰|寝る姿勢

ぎっくり腰の時の寝る姿勢

ぎっくり腰の時に、痛みを軽減する寝る姿勢は、次の通りです。

 

●ぎっくり腰の時に痛みを軽減する寝る姿勢

  • 横向きに寝る:腸腰筋の緊張を和らげ、腰への負担を軽減します。
  • 抱き枕やクッションを使う:身体を安定させ、痛みを和らげます。
  • 脚の下にクッションを入れ、上の脚をのせる:腰の負担を分散します。
  • 太ももにタオルを挟む:脚が安定し、腰への負担を軽減します。
  • 膝下にタオルを入れて上向きで寝る:痛みが和らぎます。

 

それぞれ、詳しくみていきましょう。

 

横向きに寝る

痛みが強くて動けないときは、横向きで寝るのが楽です。

 

なぜなら、横向きで寝ることで、ぎっくり腰の原因の一つである、「腸腰筋」の緊張を和らげることができるから。

 

特に、椅子から立ち上がるのがツラい、腰を伸ばすのがツラい、という方に有効的です。

 

また、腰を丸めると、呼吸もしやすくなります。

 

抱き枕などを持つ(クッションやタオルでもOK)

横になって寝る時に、抱き枕やクッションを入れると、身体が安定して楽になります。

 

ぎっくり腰の寝方

 

脚の下にクッションを入れ、上の脚をのせる

横になって寝る時に、下になっている脚を伸ばして、その下にクッションを入れて、上の脚を乗せる体勢も体が安定して痛みを緩和してくれます。

 

横向きで寝て、やや前にもたれかかる体勢が楽な方は、この方法がおすすめ。

 

背中にタオルで壁を作る

腰のあたりに、タオルやクッションで支えを作り、もたれかかる姿勢も楽。

 

ぎっくり腰の寝方 タオルを入れる

 

太ももでタオルを挟む

横で寝る時に、太ももの間にタオルを挟みます。

 

がに股で脚が開きぎみの方は、タオルを挟むと脚が安定して、腰の痛みが楽になります。

 

長い抱き枕だと一つで、腕で抱き抱えて、太ももで挟んで出来るのであると便利。

 

上向きで膝下にクッションを入れる

上向きで寝るときは、膝を少し曲げて膝の下にタオルなどを入れると、腰の痛みが和らぎます。

 

膝はやや曲げるていどで、大きく曲げて寝ると、寝返りができず、朝の動き始めが痛くなりやすいので、注意してください。

 

上向きは症状が少し落ち着いてきた、2〜3日後あたりから、徐々にできるようになります。

 

ぎっくり腰の寝方 膝下にタオルを入れる

 

ぎっくり腰で寝る姿勢の注意点

ぎっくり腰で寝る姿勢の注意点は、次の通りです。

 

●ぎっくり腰で寝る姿勢の注意点

  • うつ伏せ寝を避ける:腰が反り返り、痛みが悪化します。
  • 柔らかいマットレスは避ける:寝返りがしにくくなり、症状が悪化します。
  • 寝る時はコルセットを外す:身体が固定され、動きが制限されると症状が悪化します。

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

うつ伏せNG

ぎっくり腰で痛みが強い時は、うつ伏せで寝ないようにしましょう。

 

理由は、腰が反り返るから。

 

具体的には、長時間、腰が反った状態だと腰に負担がかかります。

 

子供のように背骨に柔軟性があればいいのですが、大人になれば、背骨の関節の柔軟性が低下しています。

 

日常生活で、前屈みや座っている時間が長いと、腰が反りにくい身体になるので、うつ伏せで寝ると、腰に負担がかかり悪化しやすくなります。

 

また、呼吸するために、首のを大きく横に捻った状態になるので、首の寝違えも起こしやすくなります。

 

なので、うつ伏せで寝ないようにしましょう。

 

▶︎参考動画:腰が痛い時の寝る姿勢

 

柔らかいマットレスは使わない

ぎっくり腰の時は、柔らかいマットレスは避けましょう。

 

理由は、マットレスが柔らかいと、寝返りが上手くできず、症状を悪化する原因になるから。

 

具体的には低反発のマットレス、身体が深く沈み込むマットレスは、寝返りがしにくくなるので、避けるようにしましょう。

 

また、長年、使っているマットレスで、腰のあたりがヘタっているマットレスも、寝返りがしにくいので避けるようにしましょう。

 

マットレスの耐久年数はメーカーや商品にもよって違いはありますが、目安は3万円以下なら2〜3年、10~15万円で8~10年の目安になります。

 

▶︎関連記事:どうして仰向けに寝ると「股関節が痛い」?

 

コルセットは外す

ぎっくり腰で痛みがあっても、寝る時はコルセットを外しましょう。

 

理由は、コルセットを着けると身体が固定され、寝ている間の動きが制限され、症状を悪化させやすくなるから。

 

具体的には、寝ている時は寝返りをして、身体が同じ姿勢にならないようにしています。

 

しかし、コルセットを着けて寝ると、動きが制限されて寝返りがしにくくなります。

 

すると、症状を悪化させやすくなるので、ぎっくり腰の時でも寝るときは、コルセットを外すようにしましょう。

 

▶︎関連記事:ぎっくり腰を繰り返す時は「コルセット」をしてもいい?

 

ぎっくり腰の時の寝方腰(まとめ)

この記事では、「ぎっくり腰の時に最適な寝る姿勢」「マットレスの選び方」「寝るときのコルセット使用」について、痛みを和らげ、悪化させないための正しい寝方”をお伝えしました。

 

要点をまとめると、次の通りです。

 

  • 横向き+クッションを活用した寝方が腰の負担を減らす
  • うつ伏せ寝はNG。腰が反って悪化しやすい
  • 柔らかいマットレスは寝返りしにくく悪化の原因になる
  • 寝る時のコルセットは外した方がよい。寝返りの妨げになるため

 

つまり、「腰を休める姿勢」と「寝返りできる環境」が、回復を早めるカギになります。

 

一晩でも早く痛みを軽減するために、今日からできることを無理なく取り入れてみてくださいね。

 

\簡単 分かりやすい/

原因・対処法・ストレッチ

 

この記事の執筆者

詳しいプロフィールはこちらをご覧ください→自己紹介