- ぎっくり腰のときはコルセットをした方がいい?
- ぎっくり腰のときはどんなコルセットがいい?
- 寝る時はコルセットを外す?
突然、腰に激痛が走りトイレに行くのツラいぎっくり腰。
ぎっくり腰の急性期は、コルセットをすることで激痛を緩和することができます。
ぎっくり腰の時のコルセットのポイントは、次の通りです。
- ぎっくり腰の時は「腰のややした・骨盤を締める」ようにコルセットをつけると効果的。
- コルセットのタイプは「骨盤ベルト」のように細いタイプがおすすめ。
- 急性期をすぎるとコルセットは外す。
このページでは、ぎっくり腰の時のコルセットに関する疑問が解決できるように、解説していきますので、ぜひ最後まで読んで下さい。
それでは、さっそく見ていきましょう。
\簡単 分かりやすい/
原因・対処法・ストレッチ
ぎっくり腰でのコルセットの付け方と位置
ぎっくり腰の時のコルセットの位置は、「骨盤を締める」ようにしましょう。
骨盤を締めることで、腰が安定し痛みを軽減することができます。
ぎっくり腰なので、腰周辺をを締めるのかと思うかもしれませんが、腰周辺を締めても圧迫感があるだけで、あまり安定しません。
なので、ぎっくり腰の時にコルセットをつけるなら、骨盤につけるのが効果的。
ぎっくり腰|コルセットの選び方
ぎっくり腰のコルセットは、「骨盤ベルト」のように細いタイプがおすすめ。
幅が広いタイプは、腰椎の動きに制限をかけて治りを遅くさせます。
なので、ぎっくり腰の時のコルセットは、骨盤ベルトのように細いタイプを選びましょう。
ぎっくり腰|寝る時はコルセットを外す?
寝るときは、コルセットを外す方がいい。
なぜなら、コルセットをして寝ると寝返りがしにくくなり、ぎっくり腰を悪化させてしまうから。
なので、寝るときはコルセットを外すようにしましょう。
ぎっくり腰で痛みが強いときは、横向きで丸くなって寝ると痛みを緩和しやすい。
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ぎっくり腰|コルセットはしたほうがいい?
痛みが我慢できるならコルセットは、着けない方がいい。
具体的には、ぎっくり腰を起こす原因の一つに、「背骨の柔軟性の低下」があります。
本来、背骨は柔軟性がありますが、運動不足や繰り返しの動作などにより柔軟性が低下します。
すると、関節や周辺筋肉に負担がかかり、ぎっくり腰を起こします。
コルセットすることで腰を固定し腰骨の動きを止めてしまいます。
コルセットを着けて繰り返し腰を固定した状態を作ることで、背骨の柔軟性を低下させ、ぎっくり腰を起こす原因になります。
こんな時はコルセットしてもOK
次のような場合は、コルセットを付けてもOK。
- ぎっくり腰の初期
- 依存しないように期間を決めて装着
- 大掃除など特別な動きをするとき
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ぎっくり腰の初期
ぎっくり腰の初期は、コルセットを着けてもOK。
ぎっくり腰の初日〜3日頃までは、炎症も強く痛みが強く出やす時期。
なので、炎症を収めることを優先し、腰は無理に動かさずにコルセットで固定するのが効果的。
依存しないように期間を決めて装着
コルセットを装着する期間を決めて着ける場合もOK。
特に、コルセットを着けると、依存して手放せない状態になることがあります。
なので、期間を決めて装着するのはOK。
また、長年、コルセットを装着して手放せない人も、期間を決めて徐々に外すようにしていくといいでしょう。
大掃除など特別な動きをするとき
大掃除や引っ越しなど、いつもと違う動きで腰に負担がかかりそうな時も装着してOK。
ただし、日常の掃除や片付けなどでは、できるだけ装着しないようにしましょう。
日常生活の動きで装着すると結局は依存してしまうから。
ぎっくり腰:コルセットの役割
コルセットは腰や膝など、関節を固定し動きを制限する、サポートする役目があります。
なので、コルセットを着けるのは、骨折や手術後など患部を動かしてはいけない時につけるのが、コルセットの役割。
コルセットは患部を回復、修復させるのに動かしてはいけない、負荷をかけてはいけない時に着けるもので、慢性状態の時に着けるのは本来の目的ではないと考えます。
コルセットのメリットデメリット
コルセットのメリットは、次の通りです。
●メリット
- 腰が安定する
- 痛みが緩和する
- 精神的に安心できる
- 冬場は暖かい
コルセットのデメリットは、次の通りです。
●デメリット
- 筋力低下
- 背骨の柔軟性の低下を招く
- 圧迫感がある
- 依存してしまう
- 夏場は暑い
ぎっくり腰:コルセットはいつまで付ける?
ぎっくり腰の強い痛みは3日ほどで軽減し、その後、10日ほどで痛みを感じなくなります。
なので、痛みを感じなくなる10日にはコルセットを外すようにしましょう。
上記でもお話ししたように、コルセットを長く付けると、コルセット頼りになり慢性腰痛の原因になるので、痛みが軽減した早目に外すようにしましょう。
▶︎関連記事:ぎっくり腰が治るまで平均何日?
ぎっくり腰:コルセットはどこで売っている?
コルセットは薬局、ドラッグストア、スポーツ用品店、ホームセンター、Amazon、楽天、整骨院、整体院に売っています。
ぎっくり腰:コルセットの代用できるのも
コルセットの代用できるものとしては、晒し・着物の帯・バスタオルがあります。特に晒しは骨盤を包み込むように巻けるのでおすすめ。
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ぎっくり腰:コルセットの洗い方
コルセットは洗濯機を使わずに、ぬるま湯で中性洗剤を使って手洗いしましょう。
時期によっては、コルセットを付けた場所は蒸れたり、汗をかいたりするので小まめに洗うのがいいでしょう。
妊娠中にぎっくり腰になったらコルセットをしてもいい?
妊娠中にぎっくり腰になったら、まずは担当の産科の先生に相談しましょう。
その上でコルセットを付けるなら優しく付けましょう。
また、妊婦さんには上記でお話しした晒しがおすすめ。
ぎっくり腰の時はコルセット(まとめ)
今回はぎっくり腰を繰り返す時はコルセットをしてもいい?について解説してきました。
【ポイント】
⚫️急性期のコルセットの役割
ぎっくり腰の初期(1〜3日)はコルセットで骨盤を固定することで、痛みを緩和できます。この時期には細いタイプの骨盤ベルトがおすすめです。
⚫️装着位置のポイント
コルセットは腰ではなく「骨盤を締める」位置に装着することで、腰を安定させ痛みを軽減します。
⚫️寝るときの注意
寝る際はコルセットを外しましょう。コルセットをしたまま寝ると寝返りがしにくく、症状を悪化させる可能性があります。
⚫️コルセットの使用期間
痛みが軽減したら、10日程度を目安にコルセットを外すことが推奨されます。長期間の使用は背骨の柔軟性を低下させるリスクがあります。
⚫️使用に適した場面
特別な動作(大掃除や引っ越し)をする場合に限定してコルセットを使うと、腰の負担を軽減できます。
ぎっくり腰の際は、状況に応じてコルセットを適切に使うことで痛みを和らげ、症状の悪化を防ぐことができます。
ただし、根本的な改善を目指すためには筋力や柔軟性の回復を意識し、コルセットへの依存を避けることが重要です。
\簡単 分かりやすい/
原因・対処法・ストレッチ
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