- 朝、起きたら腰が痛い。
- 身体を休めるためにたくさん寝たのに、逆に腰が痛い。
- どうしてたくさん寝ると腰が痛くなるのだろう?
たくさん寝ると疲れが取れると思うかも知れないけど、かえって疲れの原因になることもあります。
このページでは、寝すぎると疲れる理由につい解説していきます。
●本記事の内容
- 寝過ぎると腰が痛くなる理由を解説。
- 人の身体は長時間、寝るのに耐えれない構造になっている。
- 寝過ぎて腰が痛くなった時の対策と予防法をご紹介。
- マットレスも重要。マットレスの耐久性は約2年。
- 長年、使ったマットレスは、寝返りがしにくい。
疲れていつもよりたくさん寝ると、翌日が返って調子が悪いと感じる方に、整体歴25年の私が、分かりやすく解説しますので、ぜひ、最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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なぜ、寝過ぎると腰が痛くなるのか?
寝過ぎると腰が痛くなる原因は次の通り。
●寝過ぎると腰が痛くなる原因
- 身体の仕組み
- 寝返りが少ない
- 日頃の運動不足
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
身体の仕組み
人の身体は長時間、寝るのに耐えれない構造だからです。
具体的には、背骨にある椎間板は、「たて方向」の力を和らげるクッションの役割があります。
しかし、横になって寝ていると、椎間板のクッションの役割が果たせないために、長時間、寝ていると腰に負担がかかりやすくなります。
寝返りが少ない
同じ姿勢で長時間、立っていたり、座っていたりするのって結構ツライですよね?
それは、身体を支える力が一点に集中するからです。
寝ているときは、寝返りで「力が一点に集中」しないように分散させています。
しかし、次のような体の状態があると寝返りが少なくなります。
●寝返りが少なくなる要因
- 筋肉が硬い
- 関節の可動域が少ない
- 日中に同じ体勢が多い
- 寝具の問題
一般的に、一晩に約30回寝返りをすると言われています。
正確な回数の把握は困難かも知れませんが、寝返りが一晩で20回以下だと朝起きたときに腰痛を感じやすいようです。
日頃の運動不足
日頃の運動不足だと、関節の動きが悪くなります。
具体的には「歩行不足」です。
人の身体は適度な重み(体重が乗った状態)がある状態で動かすことで正常に働きます。
ストレッチは、筋肉を伸ばすことが目的なので、運動という部類には入らないね。
つまり、日頃、歩行不足で関節の動きが悪くなると、寝ているときに力を上手く分散できず、寝過ぎると腰が痛くなります。
▶︎関連記事:どうして仰向けに寝ると「股関節が痛い」?
寝過ぎて腰が痛くなったときの対処法
寝過ぎて腰が痛くなったときの対処法は次の通り。
●寝過ぎて腰が痛くなったときの対処法
- 腰伸ばし体操
- 体操する
- 寝る前に運動をする
それぞれ、解説していきますね。
腰伸ばし体操
関節の動きが悪くなって、腰が固まっている状態なので動かしましょう。
●やり方
- 四つ這いになる。
- 手足は肩幅ぐらいに広げて、手の指は真っ直ぐ、脚はやや内股。
- 手を15㎝ほど前に移動させる。
- 肘を伸ばしたままゆっくりと腰を伸ばす。
- 天井を見るように腰を伸ばせたら、ゆっくりと腰を丸めていく。
- 10回ほど繰り返す。
▶︎関連動画: 朝イチ腰痛改善法
体操をする
おすすめは、ラジオ体操です。
ラジオ体操は全身の関節をしっかりと、動かすことができます。
1日の始まりの準備としても、朝、起きたらラジオ体操をしてみてください。
寝る前に運動をする
寝ている前に腰が固まらないように、腰伸ばし運動、ラジオ体操をするのもおすすめです。
寝る前なのでゆっくりと、呼吸に合わせてリラックスしながらしましょう。
寝過ぎないための対処法
寝過ぎないための対処法は次の通り。
●寝過ぎないための対処法
- 目覚ましをリビングに置く。
- カーテンを開けて寝る。
- 頭を冷やす。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
目覚ましをリビングに置く
携帯電話のアラームをセットしていても、知らぬ間に止めていて、寝過ごすこともありますよね。
携帯電話を寝室から離れた場所に置いておくと、そんな心配はありませんよね。
また、携帯電話からは電磁波が出ているので、睡眠中は身体から遠ざけることで睡眠の質は良くなりますよ。
カーテンを開けて寝る
寝過ぎ防止にはカーテンを開けて寝るのもおすすめです。
朝日とともに、目覚めますね。
なので、寝るときにカーテンを閉めません。(安全面もありますので注意してください)
頭を冷やす
睡眠の目的は、脳を休めることです。
日中、パソコン、スマホ、仕事、イライラなどにより、頭に熱がこもっていると、なかなか寝付けなかったり睡眠の質が良くなかったりします。
すると、朝になってもスッキリせず、ついつい寝過ぎてしまうことがあります。
頭を冷やすことで、「頭の熱」が取れて、睡眠の質が良くなり、短い時間でも、目覚めがスッキリして、寝過ぎ防止になります。
寝過ぎて腰が痛くなる人はマットレスの見直しをしてみよう
寝過ぎて腰が痛くなる人は、マットレスの見直しをしてみましょう。
具体的には、腰やお尻のところには身体の重みがかかりやすく、マットがヘタりやすい部分です。
- マットレスの耐久性:2〜3年
- ベッドの耐久性:7〜10年
見た目はキレイでも、中のスポンジは、ヘタっていることもあります。
マットレスは、365日、毎日、使うものです。
平均8時間の睡眠時間で、365日を2〜3年ほど使えば、見た目がキレイでも、やはりヘタってきます。
なぜ、寝過ぎると腰が痛くなるのか?(まとめ)
今回は、なぜ、寝過ぎると腰が痛くなるのか?その原因と3つの対策法について解説してきました。
●なぜ、寝過ぎると腰が痛くなるのか?(原因)
- 身体の仕組み
- 寝返りが少ない
- 日頃の運動不足
●寝過ぎて腰が痛くなったときの対処法
- 腰伸ばし体操
- 体操する
- 寝る前に運動をする
●寝過ぎないための対処法
- 目覚ましをリビングに置く。
- カーテンを開けて寝る。
- 頭を冷やす。
●寝過ぎて腰が痛くなる人はマットレスの見直しをしてみよう
- マットレスの寿命は2〜3年。
- 見た目はキレイでも、スポンジはヘタっていることもある