
ぎっくり腰になったとき、「マッサージをしてもいいの?」と迷っていませんか?
ぎっくり腰は、痛みが強くて動けない状態と、ある程度動ける状態では対応が変わります。
本記事では、腰の痛み方や体の動かしやすさから、マッサージをしてもいいケースと控えたほうがいいケースを解説します。
さらに、ぎっくり腰になったときの楽な姿勢や座り方、鍼を受けるタイミングについても紹介します。
「今の状態でマッサージを受けていいのか」と迷っている方は、判断の参考にしてください。
ぎっくり腰でマッサージをしてもいい場合

ぎっくり腰でも、ある程度動けていて、筋肉の「凝り」が痛みに関係している場合は、マッサージを選択肢に入れてもいいでしょう。
目安は次の3つです。
- 腰のやや上が痛い
- 腰の「凝り」が明らかに痛い
- ある程度は動けている
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
腰のやや上が痛い
腰のやや上が痛む場合は、筋肉の「凝り」が痛みに関係していることがあります。
ぎっくり腰で痛む場所は、大きく分けると次の3つです。
- 腰のやや上(腰骨の横)
- 腰のやや上(真ん中)
- 腰のやや下(ウエスト)
腰のやや上(腰骨の横)が痛む場合は、筋肉の凝りが痛みに関係している可能性があります。
とくに腰骨の横が痛む場合は、筋肉の「凝り」が痛みに関係していることがあります。
筋肉の凝りが痛みに関係している場合は、筋肉をやさしくほぐすことで、痛みが軽減することがあります。
一方、腰のやや上(真ん中)や腰のやや下(ウエスト)が痛む場合は、仙腸関節周辺の問題が関係していることもあります。
痛む場所によっては、マッサージをしても症状があまり変わらない場合があります。
腰の「凝り」が明らかに痛い
普段から腰の「凝り」を感じている人は、マッサージを検討してもいいでしょう。
たとえば、仕事や日常生活で中腰や前屈みの姿勢が多い人です。
腰の筋肉が張っている状態でぎっくり腰になった場合、筋肉をやさしくほぐすことで、痛みが軽減することがあります。
ただし、強く揉めば早く良くなるわけではありません。
痛みが強くなる場合は、マッサージを中止しましょう。
ある程度は動けている
ある程度は動けている場合も、マッサージを受けてもいいでしょう。
ただし、動けるからといって、ぎっくり腰が治っているとは限りません。
強い痛みが落ち着いてきた段階では、マッサージでリラックスし、体を動かすきっかけを作るという考え方もあります。
マッサージだけでぎっくり腰を根本的に改善するのではなく、痛みが落ち着いた後に、体の動かし方や腰に負担がかかる原因も見直すことが大切です。
ぎっくり腰でマッサージをするときの注意点

ぎっくり腰でマッサージを受けるなら、強く揉まず、痛みが強い発症直後は控えましょう。
注意したいポイントは3つです。
- 強くマッサージしない
- ぎっくり腰を起こしてすぐは揉まない
- マッサージだけで根本改善しようとしない
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
強くマッサージしない
ぎっくり腰では、強く揉めば早く治るわけではありません。
マッサージの強さや気持ちよさと、痛みが軽くなるまでの早さは比例しません。
強く揉むことで痛みが強くなる場合もあるため、注意が必要です。
マッサージを受けるなら、オイルマッサージのように、さする程度のやさしい刺激から始めるといいでしょう。
ぎっくり腰を起こしてすぐは揉まない
ぎっくり腰を起こした直後は、強い痛みが出ていることがあります。
強い痛みがある状態で無理に揉むと、痛みが強くなる場合があります。
「少しでも早く痛みを楽にしたい」「仕事を休めない」と思って、すぐにマッサージを受けたくなるかもしれません。
しかし、発症直後は「とりあえず揉めば良くなる」と考えないことが大切です。
強い痛みがあるときは、まず楽な姿勢で休みましょう。
熱感がある場合は、冷却を取り入れる方法もあります。
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マッサージだけで根本改善しようとしない
マッサージは、筋肉の凝りによる痛みを一時的に軽減するためには役立つ場合があります。
ただし、凝りがほぐれたからといって、凝りができる原因まで改善したとは限りません。
たとえば、腰の上部に「凝り」があり、その凝りが痛みに関係しているとします。
マッサージで筋肉がほぐれれば、痛みが一時的に軽くなることがあります。
しかし、仕事や日常生活で中腰や前屈みの姿勢が続いていれば、また腰が凝る可能性があります。
根本的に改善していくには、凝りをほぐすだけでなく、体を動かして、腰に負担がかかりにくい体の使い方を身につけることが大切です。
ぎっくり腰で楽な姿勢と座り方

ぎっくり腰になったときは、痛みの強さに合わせて楽な姿勢を選びましょう。
横向きで寝る
ぎっくり腰の初期で歩くのもつらいときは、横向きに寝ると楽になる場合があります。
横向きで寝るときは、次の方法を試してみてください。
- 横向きで寝る
- 抱き枕を使う
- 背中にタオルを入れる
- 硬めの布団を使う
大切なのは、痛みが強くなる姿勢を無理に続けないことです。
強い痛みがある間は、無理に動かず、楽な姿勢で休みましょう。
熱感がある場合は、冷却を取り入れる方法もあります。
正しく座る
痛みが少し落ち着いて動けるようになったら、座り方も見直しましょう。
座るときは、次の4つを意識してください。
- 骨盤を立てる
- 腰を無理に反らさない
- 足裏を床につける
- 硬めの椅子に座る
骨盤が後ろに倒れて腰が曲がった姿勢は、その場では楽に感じることがあります。
しかし、長時間続けると腰に負担がかかるため、できるだけ避けましょう。


ぎっくり腰で整骨院に行く意味はある?

ぎっくり腰になった直後で、歩くのも難しいほど痛みが強いときは、無理に施術を受けないほうがいいでしょう。
まずは自宅で楽な姿勢をとり、できるだけ体を休めましょう。
熱感がある場合は、冷却を取り入れる方法もあります。
「少しでも早く痛みを楽にしたい」と思って、すぐに整体や整骨院で施術を受けたくなるかもしれません。
しかし、激痛がある状態では、施術を受けても痛みが大きく変わらないことがあります。
強い痛みは数日かけて徐々に軽減することが多いため、痛みが少し落ち着いてから、整体院や整骨院で相談するのも一つの方法です。
ただし、足のしびれや力が入りにくいなど、腰痛以外の症状がある場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。
整骨院でぎっくり腰に健康保険は使える?
整骨院でぎっくり腰に健康保険を使えるかどうかは、ぎっくり腰になった原因によって変わります。
整骨院で健康保険を使えるのは、主に「捻挫」や「挫傷」など、原因がはっきりしたケガです。
たとえば、電球を交換しているときに脚立を踏み外し、転倒しそうになって腰を痛めた場合は、健康保険が適用される可能性があります。
一方、長時間の車の運転をしたあと、車から降りようとして腰が痛くなった場合は、健康保険の適用にならないことがあります。
なぜなら、長時間の運転後に車から降りるという動作だけでは、捻挫や挫傷などのケガとは判断しにくいからです。
ただし、長時間の運転後に車から降りるとき、シートベルトに引っかかって転倒しそうになった場合は話が変わります。
また、ランドクルーザーのように車高が高い車から降りるとき、ステップを踏み外して腰を痛めた場合も、捻挫や挫傷などのケガにあたる可能性があります。
このように、同じ「ぎっくり腰」でも、負傷した状況によって健康保険の取り扱いは変わります。
整骨院でぎっくり腰の施術を受ける場合は、いつ、どこで、どのように腰を痛めたのかを担当する柔道整復師に詳しく伝えましょう。
健康保険が適用されるかどうかは、負傷した原因や状態を確認したうえで判断されます。
ぎっくり腰に鍼は効果的?

ぎっくり腰になった直後で、歩けないほどの激痛があるときは、まず体を休めることを優先しましょう。
「少しでも早く痛みを楽にしたい」と思って、すぐに鍼治療を受けたくなるかもしれません。
しかし、激痛がある状態では、鍼治療を受けても痛みが大きく変わらないことがあります。
まずは楽な姿勢で休み、熱感がある場合は冷却を取り入れる方法もあります。
痛みが少し落ち着いてから、鍼治療を受けるかどうかを検討するといいでしょう。
ぎっくり腰は癖になる

ぎっくり腰を何度も繰り返しているなら、痛みが出るたびに対処するだけでなく、ぎっくり腰になりやすい原因を見直すことが大切です。
ぎっくり腰につながる要因には、次のようなものがあります。
- 腰の筋肉の凝り
- 背骨の柔軟性の低下
- 運動不足
- 日常生活での体の使い方
特に、普段から腰の凝りを感じていたり、体を動かす機会が少なかったりする人は、日頃の体の使い方を見直してみましょう。
また、ぎっくり腰の予防としてコルセットを常用している場合は、頼りすぎないことも大切です。
コルセットを使うこと自体が悪いわけではありません。痛みが強いときなど、必要な場面で使いながら、体を動かす習慣も少しずつ取り入れていきましょう。
Q&A|よくある質問

ここでは、ぎっくり腰になったときのマッサージについてよくある質問にお答えしていきます。
ぎっくり腰になった直後にマッサージをしてもいいですか?
ぎっくり腰になった直後で、歩けないほどの激痛がある場合は、マッサージを控えたほうがいいでしょう。
強い痛みがあるときは、無理に揉まず、まずは楽な姿勢で体を休めることを優先してください。熱感がある場合は、冷却を取り入れる方法もあります。
痛みが少し落ち着いて、ある程度動けるようになってから、マッサージを検討するといいでしょう。
ぎっくり腰にマッサージは効果がありますか?
腰の筋肉の「凝り」が痛みに関係している場合は、マッサージによって一時的に痛みが軽減することがあります。
ただし、強く揉めば早く治るわけではありません。痛みが強くなる場合は、マッサージを中止しましょう。
ぎっくり腰に鍼治療は効果がありますか?
ぎっくり腰になった直後で、歩けないほどの激痛がある場合は、まず体を休めることを優先しましょう。
痛みが少し落ち着いてから、鍼治療を受けるかどうか検討するといいでしょう。
鍼治療を受ける場合も、現在の症状や痛みの程度を施術者に伝えて判断してもらうことが大切です。
ぎっくり腰を早く治すには、何をすればいいですか?
ぎっくり腰になった直後は、無理に動いたり揉んだりせず、痛みが強くならない姿勢で休みましょう。
痛みが落ち着いてきたら、少しずつ体を動かすことも大切です。
何度もぎっくり腰を繰り返している場合は、腰の筋肉の凝りや運動不足、体の使い方なども見直してみましょう。
ぎっくり腰を繰り返すのはなぜですか?
ぎっくり腰を繰り返す場合は、その都度マッサージを受けるだけでなく、ぎっくり腰につながる要因を見直すことが大切です。
腰の筋肉の凝りや背骨の柔軟性低下、運動不足などが関係している場合があります。
普段の姿勢や体の使い方、運動習慣を見直し、腰に負担がかかりにくい体の使い方を身につけることも考えてみましょう。
まとめ|ぎっくり腰になったら揉んでもいいの?

ぎっくり腰でも、ある程度動けていて、筋肉の「凝り」が痛みに関係している場合は、マッサージを検討できます。
ただし、歩けないほどの激痛がある発症直後は、無理に揉まないほうがいいでしょう。
⚫️ポイント
- 筋肉の「凝り」が痛みに関係している場合は、マッサージを検討する
- 強く揉まず、痛みが強いときはマッサージを控える
- マッサージだけでなく、体の使い方や運動習慣も見直す
マッサージは、筋肉の凝りによる痛みを一時的に軽減したり、リラックスしたりするために役立つ場合があります。
一方で、ぎっくり腰を繰り返しているなら、痛みが出るたびに揉むだけではなく、腰の凝りや体の動かし方など、ぎっくり腰につながる要因も見直してみましょう。
ぎっくり腰になったときは、痛みの強さや体の動かしやすさを確認して、無理のない方法を選ぶことが大切です。
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