【ぎっくり腰】は冷やす?温める?(冷やす場所を写真で解説)

  • 2022年11月27日
  • 2025年7月3日
  • 腰痛
  • ぎっくり腰は温めるべき?冷やすべき?
  • ぎっくり腰で冷やす場所はどこ?
  • お風呂は入っていい?

 

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

 

結論として、ぎっくり腰の際には「冷却」することを推奨します。なぜなら、ぎっくり腰は急性の炎症だからです。温めるのは、症状が落ち着いてきた後半に行うことが適切です。

 

冷やす場所は、腰のやや下の方。

 

ぎっくり腰 冷却する場所

 

この記事では、ぎっくり腰のときの効果的な「冷却」の方法とその理由、冷却時の注意点などについて解説していきます。

 

この記事を読むことで、ぎっくり腰に関する不安を解消し、適切な対処ができるようになります。

 

正しい方法を実践することで、症状を悪化させずに回復を早めることが可能ですので、ぜひ最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

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ぎっくり腰は温める?冷やす?

ぎっくり腰は温める?冷やす?

ぎっくり腰になったときは、「冷却」しましょう。

 

ぎっくり腰は、腰周辺の筋肉や関節に無理がかかり、急性の炎症を起こしている状態だから。

 

なので、炎症を抑えるために「冷やす」方がいいでしょう。

 

ここで、「腰痛は冷えでなるのでは?」という疑問にお答えしていきます。

 

冷やすとギックリ腰になると言われるのは、冷えると痛みを感じる神経が敏感になるから。

 

確かに、温めると一時的に楽に感じることがありますが、炎症が悪化する可能性があるため、初期段階では避けましょう。

 

ここで、質問です。

 

●質問

  • 真夏にぎっくり腰を起こすと温めるでしょうか?
  • 北国の人はみんなぎっくり腰なのでしょうか?
  • 南国ではぎっくり腰になる人はいないのでしょう?

 

もちろん、「冷えたこと」が間接的に原因になっているこもありますが、直接の原因ではありません。

 

少し意地悪な質問に思われたかも知れませんが、「冷えることは悪者ではない」、とご理解いただけたら嬉しいです。

 

温めるメリット・デメリット

温めるメリットは、次の通りです。

 

●メリット

  • 気持ちいい
  • 一時的に痛みや症状が緩和される

 

温めるデメリットは、次の通りです。

 

●デメリット

  • 炎症が強くなる
  • 細胞が痛む(皮膚が黒くなる)
  • 修復が遅くなる

 

冷やすメリット・デメリット

冷やすメリットは、次の通りです。

 

●メリット

  • 炎症を抑える
  • 細胞を活性化する

 

冷やすデメリットは、次の通りです。

 

●デメリット

  • 冷たい
  • 冷却に慣れていない
  • 氷がたくさんいる

 

ぎっくり腰での冷却のやり方

ぎっくり腰冷却のやり方

ぎっくり腰の冷却のやり方について解説していきます。

 

冷却のやり方は、次の通りです。

 

  • 氷のうまたはビニール袋に「氷」と「水」を2:1の割合で入れ、氷水を作る。
  • 腰とお尻の境目に当て、20分間冷却する。
  • 繰り返す場合は、1時間間隔をあける。

 

それぞれ、解説していきます。

 

氷のうを使う

冷却は「氷のう」もしくは、「ビニール袋」で行いましょう。

 

袋の中には「氷」「水」を入れて氷水にしましょう。

 

氷と水の割合は2:1。

 

▶︎関連記事:アイシングのやり方

 

冷却する場所

冷却する場所は、、腰とお尻の境目の中央部分を冷却しましょう。

 

ぎっくり腰 冷却する場所

 

氷みずが入った袋は、直接肌に当てるようにしましょう。

 

しらひげ先生
冷たいのが苦手な人は、ハンカチやガーゼを、肌と氷のうの間に挟んでもOK。

冷却する時間

冷却時間は20分程度を目安に行ってください。

 

繰り返し行う場合は、1時間ほど間隔をあけましょう。

 

痛みが強い場合は1日に数回、繰り返し行いましょう。

 

冷却するときの注意点

アイスノン、保冷剤は使わないようにしましょう。

 

理由は、凍らせた保冷剤は、「冷た過ぎて凍傷」になったり、筋繊維をかえって傷めてしまう可能性があるから。

 

また、冷蔵庫に入れた保冷剤では、すぐに温度が上がってしまうために、、十分に冷却できません。

 

しらひげ先生
スーパーで買った、生の肉や魚を保冷剤で持って帰ると、冷凍やけして鮮度が悪くなるのと同じだね。

 

ぎっくり腰はお風呂に入ってもいい?

ぎっくり腰はお風呂に入ってもいい?

 

入浴・湯船に浸かっても大丈夫です。

 

なぜなら、お風呂に入ることが、ぎっくり腰を悪化させる原因にはならないから。

 

シャワーや少し湯船に浸かるぐらいなら、炎症が強くなるわけではないので大丈夫です。

 

ただし、長時間の入浴は避ける方がいいでしょう。

 

ぎっくり腰でよくある質問

よくある質問

ぎっくり腰でよくある質問について、お答えしていきます。

 

カイロは貼っていい?

ぎっくり腰になった直後は、カイロを貼らないようにしましょう。

 

なぜなら、ぎっくり腰は急性の炎症だから。

 

カイロで温めることで、炎症を助長し症状を悪化する可能性もあるので気をつけましょう。

 

カイロは寒さをしのぐ物として開発されたもので、腰痛を改善するために開発されたものではありません。

 

このような点からもぎっくり腰になったら「カイロで温める」と、ならないようにしましょう。

 

もし、カイロを貼るなら症状が落ち着いた後にしましょう。

 

シップは入っていい?

シップは貼っても大丈夫。

 

シップは、表面に痛みを緩和する薬効成分がついているので、貼ると症状を緩和してくれます。

 

もし、貼るなら冷やす方のシップ(青いラベル)のシップを貼りましょう。

 

また、貼る場合は2〜3時間程度で外すようにしましょう。

 

冷えピタでもいい?

冷えピタを貼っても問題ありません。

 

ただし、、冷えピタは「ヒヤッと、冷たいと感じるリラックス感覚を得るもの」です。

 

なので、ぎっくり腰の症状軽減には、ほとんど関係しないことも覚えておきましょう。

 

コルセットはした方がいい?

痛みの強い時期はコルセットをつけるようにし、症状が落ち着いてきたら外すようにしましょう。

 

また、慢性腰痛の方はコルセットに頼らない方がいい。

 

着けることが症状を繰り返す原因にもなっているからです。

 

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どれぐらいで治る?

強い痛みは3日ほど続きます。

 

その後、徐々に軽減し10日ほどでおおよその痛みは軽減してきます。

 

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まとめ|ぎっくり腰は温める?冷やす?

今回は、ぎっくり腰の際に「温めるべきか?冷やすべきか?」の疑問について解説しました。

 

以下のポイントを押さえて、正しい対処法を実践しましょう。

 

⚫️ぎっくり腰は冷却が基本
急性炎症が原因のぎっくり腰には、冷やすことで炎症を抑えることが効果的です。温めるのは症状が落ち着いた後が適切です。

⚫️温める場合の注意点
温めると一時的に楽になりますが、炎症を悪化させるリスクがあります。初期段階では避けましょう。

⚫️冷やす方法
氷のうを使用し、腰とお尻の境目を20分程度冷却。1時間ごとに繰り返すのが理想的です。

⚫️避けるべき行動
カイロや保冷剤の使用はNG。冷却しすぎや適切な温度管理の不足が逆効果になります。

⚫️ぎっくり腰のケアに役立つ知識
入浴は短時間ならOK。コルセットは強い痛みがある間だけ使用するなど、適切に対応しましょう。

 

ぎっくり腰の回復を早めるためには、正しい冷却とその後のケアが重要です。

 

この記事を参考に、痛みを軽減し早期回復を目指してください。

 

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