【ぎっくり腰】治るまでの期間はどれくらい?

  • 2022年11月27日
  • 2025年1月5日
  • 腰痛

ぎっくり腰の大きな痛みは、いつまで続くのでしょうか?また、仕事をどのくらい休む必要があるのか、不安に思う方もいらっしゃると思います。本記事では、ぎっくり腰の回復経過について詳しく解説いたします。

 

●ぎっくり腰が治るまでの期間

  • ぎっくり腰が治るまでのおおよその期間は10日〜14日。

●ぎっくり腰の回復の経過予測

  • 初日~3日:激痛
  • 3日~:徐々に痛みが緩和
  • 5日~:痛みはあるものの日常生活が可能に
  • 10日~:痛みを感じることが減少

*経過予測の一例なので必ずしもこの通りではない。

 

ほんの数分前まで何ともなかったのに、「ギック」となった瞬間から激痛が走る「ぎっくり腰」ですがある程度は日に日に良くなって来ます。この激痛は「いつまで続くのか?」、「いつになったら仕事に行けるのか?」など、色々な不安が少しでも解決できるようにわかりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。
緑橋 しらひげ鍼灸整骨院

 

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原因・対処法・ストレッチ

 

ぎっくり腰が治るまでの期間

 

ぎっくり腰が治るまでの期間は次の通り。

 

●っくり腰が治るまでの期間

  • 初日〜3日:激痛
  • 3日〜:徐々に痛み緩和
  • 5日〜:痛みがありながらも日常生活は可能に
  • 10日〜:痛みを感じることが減る

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

初日〜3日:激痛

ぎっくり腰を発症した初日から3日間は、強い痛みが生じます。この時期は「激烈炎症期」と呼ばれ、無理をして動くことは避けるべき。安静にすることを心がけましょう。

 

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3日〜:徐々に痛み緩和

多くの場合、3日を過ぎると痛みが徐々に和らいできます。夜間の睡眠時に痛みで目が覚める回数も減少してきます。この時期には、無理のない範囲で日常生活の動きを再開し、適度に身体を動かすしていきましょう。

 

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5日〜:痛みがありながらも日常生活は可能に

5日目以降には、まだ痛みがあるものの、洗面や靴下を履くといった動作が可能となり、日常生活が徐々に取り戻せます。この時期まで仕事を休むか、無理のない範囲で活動を再開するのがいいでしょう。詳しくは、後半で解説します。

 

10日〜:痛みを感じることが減る

10日を過ぎると、日常生活で痛みを感じる頻度がさらに減少します。この時期に再発防止のため、ぎっくり腰の原因を見直し、適切な予防策を講じることが重要。

 

ぎっくり腰は仕事を休むべき?

ぎっくり腰は仕事を休むべき?

 

ぎっくり腰が発症した際、仕事を休むべきかどうかについては個々の状況によりますが、以下を目安としてください。

 

  • 初日~3日:可能な限り安静にし、必要最低限の業務のみに抑える。
  • 3日以降:様子を見ながら少しずつ復帰する。
  • 5日目以降:無理のない範囲で通常業務を再開する。

 

無理をせず、自身の状態や仕事の状況に合わせて対応することが大切。

 

あかり
そんなに仕事を休めないよ。

 

しらひげ先生
その気持ちは十分にわかります。しかし、やってしまったものは仕方ないです。繰り返さないように今は我慢。

 

これはあくまで目安ですのでその時の身体の状態、仕事状況などと照らし合わせて、くれぐれも無理をしないようにしましょう。

 

ぎっくり腰で仕事を休むときの伝え方

ぎっくり腰で仕事を休むときの伝え方

 

ぎっくり腰で仕事を休むときのポイントをお伝えします。

 

詳細を伝える

どのような状況なのか詳細を伝えましょう。例えば、「歩くたびに激痛が走る」「椅子から立ち上がるのに数秒かかる」など、状態の詳細を伝えることで理解を得られます。ただし、詳細と言ってもダラダラと伝えると言い訳っぽくなるので注意しましょう。

 

診断書を出す

整形外科や整骨院で診断書をもらい、職場に提出することで理解を得やすくなります。

 

ぎっくり腰が完治するのはどれぐらい?

ぎっくり腰が完治するのはどれぐらい?

 

上記でお話ししたようにおおよその痛みは10日ほどで軽減します。そうした中で「ぎっくり腰が治る」とはどのような状態のことなのかを決めておくことが大切。

 

ぎっくり腰の「完治」を判断する基準として、「痛みの消失」や「身体の動きの回復」が挙げられます。たとえば、痛みは残るものの歩行や日常的な動作が問題なくできる場合、身体の状態がかなり改善していると考えられます。

 

あかり
痛みじゃなかったらどうしたらいいの?

 

しらひげ先生
別の物差しとして「身体の動き」という見方もできるよ。

 

あかり
どういうこと?

 

例えば、「痛いながらも歩くことは出来る」とか、「痛くないけど前屈みは違和感があって動きにく」など。痛みだけでなく身体の動きにも目を向けて今の状態を確認していくことで、更に詳しい身体の状態を把握できることができます。

 

しらひげ先生
スポーツ経験者やアスリートは感覚的にそのような視点でも状態を確認している人が多いよね。

 

身体の動きという目線を持つことで再発防止にも繋がります。

 

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ぎっくり腰は若い人でもなる?

 

ぎっくり腰は若年層でも起こり得るため、運動不足や悪い姿勢を見直し、腰に負担をかけない生活習慣を心がけることが重要。

 

ぎっくり腰はどれくらいで良くなる?(まとめ)

 

今回は、「ぎっくり腰の回復期間と仕事復帰の目安」について解説しました。ぎっくり腰の大きな痛みや日常生活への影響を軽減するために、以下のポイントを押さえましょう。

 

⚫️ぎっくり腰の回復期間の目安

  • 初日~3日:激痛が続く時期。安静を心がける。
  • 3日~:痛みが徐々に和らぎ始め、日常生活に戻る準備が可能に。
  • 5日~:痛みは残るものの日常動作が可能に。
  • 10日~:痛みがほとんど気にならなくなる。

⚫️仕事復帰のタイミング
初日~3日は最低限の業務に留め、3日以降から段階的に復帰。5日以降での完全復帰を目指す。

⚫️ぎっくり腰の完治基準
-痛みの有無だけでなく、身体の動きの快適さを基準に判断する。

⚫️再発防止のためのケア
腰への負担を軽減する生活習慣の見直しや適度な運動を取り入れる。

⚫️仕事を休む際のコツ
状況を具体的に伝える、診断書を活用するなどして周囲の理解を得る。

 

ぎっくり腰は、発症直後から3日間が特に重要。この期間は安静を保ちつつ、適切なケアを行いましょう。痛みが軽減する3日以降から少しずつ活動を再開し、無理のない範囲で復帰を目指しましょう。また、再発防止策を講じることで、健康な日常生活を取り戻せます。

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