- 股関節痛が痛くて、歩くのがツラいのだけれども、インソールを入れた方がいいのか?
- 股関節症を改善するのにインソールは効果的?
- インソールを選ぶポイントは?
「健康は足元から」というように日常生活において靴やインソールはとても重要。
例えば、すり減った靴やクッション性が弱い靴だと身体に大きく負担をかけてしまいます。
しかし、長年、整体師としてたくさんの方の身体を診てきた経験から、「高性能なインソール」「オーダーメイド」のようなインソールは必要ないと考えています。
では、どんなインソールを選べばいいのか?
●股関節痛の人におすすめのインソール
- 型を矯正しないクッション性のあるインソール
ということで、今回は股関節痛の方の「インソール」選び方について解説します。
実際、当院に来られる患者さんにアドバイスをさせて頂いたところ、「歩くのが楽になった」とたくさんの人に喜んで頂けました。
股関節痛でお悩みの方が少しでも歩くのが楽になるように分かりやすく解説しますので、ぜひ、最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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インソールの選び方
股関節痛の人がインソールを選ぶ時のポイントは次の通り。
●インソールを選ぶ時のポイント
- クッション性
- 型を矯正しない
- サイズが小さくなるので注意
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
クッション性
股関節痛の人のインソール選びで大切なのはクッション性。
股関節痛では股関節の柔軟性が低下しているので、歩く時の衝撃がそのまま股関節に吸収さてれ症状を悪化させてしまいます。
なので、衝撃を吸収するクッション性のあるインソールを選ぶようにしましょう。
形を矯正しない(硬め、ハードタイプ)
足の形を矯正するタイプや硬い素材のハードタイプのインソールは腰や膝などの痛みを起こしやすくなります。
身体の柔軟性が低下しているのに足元のバランスを変えると、身体が対応しきれなくて痛みを起こします。
サイズが小さくなるので注意
インソールを入れると今までよりも靴が窮屈になります。
例えば、薄手の靴下と厚手の靴下では靴を履いたときの感じが違うように、インソールを入れると靴の中が窮屈になります。
もともと、インソールを入れる予定で大きめサイズの靴を買っていたならOKですが、そうじゃない場合はサイズが合わなくなります。
既存の靴にインソールを入れる場合はサイズに注意しましょう。
股関節痛の人におすすめのインソール
上記のインソールはクッション性に加えて、防滑性に優れた素材で作られていて滑り止め機能があります。
しかも薄くて使いやすい。
価格もリーズナブルでインソールを試してみたいと言う人にもおすすめ。
股関節痛を改善するのに「インソール」は必要?
ここではインソールについて次のような内容を解説していきます。
- インソールとは?
- インソールのメリット、デメリット。
- こんな方はインソールを使おう。
- インソールで症状を治すのではなくて身体のサポート。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
インソールとは?
そもそも、インソールとは「中敷き」のこと。
靴底の作りは次の通り。
●靴底の作り
- インソール(中敷)
- ミッドソール
- アウトソール
靴底は三層構造になっていて本来は靴に縫い付けられています。
インソールのメリット、デメリット
インソールのメリットは次の通り。
●インソールのメリット
- 洗い替えができて衛生的
- 吸湿、防臭
- サイズ調整
- 滑り止め効果
- 比較的安価で靴がグレードアップできる(クッション性UP)
- 身体への負担を軽減
●インソールのデメリット
- サイズが合わなくなる
- 歩行バランスが変わり痛みが出ることもある
- 種類が多くてどれがいいのか分からない
インソールがおすすめな人
股関節痛でインソールをおすすめする人は仕事上、どうしても靴を変えることができない方。
股関節にトラブルがある場合、ウオーキングシューズがおすすめですが職種によってはどうしてもスニーカータイプの靴はダメなこともあります。
そういった方にはインソールをおすすめします。
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インソールで症状を治すのではなくて身体のサポート
股関節痛でインソールを入れるのに大切なのは、インソールで症状を治すのではなくて身体のサポートをする目的で使うことが大切。
具体的には股関節にトラブルが起きたのは足の体重バランスが外側になったからではなくて何か原因があって、それにより外側に体重が乗るようになっていたりします。
なので、外側になっている体重バランスを治せば股関節のトラブルが解決するのではなくて、インソールで足の体重バランスや身体への負担を軽減しつつ股関節にトラブルを起こしている根本原因も改善していくことが大切。
股関節痛を改善するのにインソールは必要?(まとめ)
変形性股関節症でインソールをおすすめする人は仕事上どうしても靴を変えることができない方。
靴を変えるのが可能な場合はウオーキングシューズの方がいい。
インソール は症状を治すものではなくて身体をサポートするものとして心するべし。
変形性股関節症で歩くのが痛い場合、筋トレよりも体操で関節の柔軟性を回復させたり、日頃からコツコツとウオーキングをして歩ける身体にすることが重要。
インソール を選ぶポイントはクッション性、形を矯正しない入れると靴が窮屈になる点を注意しましょう。
変形性股関節症の方にとって足元は重要。
自分に状態に合ったスタイルを選ぶようにしましょう。