
・ニューバランス991ってどんな靴?
・股関節が痛くて、歩くたびに気になる。
・変形性股関節症はどんな靴を選べばいい?
・痛みを理由に、外出や趣味を諦めたくない。
こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
整体師として日々、股関節痛・変形性股関節症の患者さんを施術するなかで、「靴選びひとつで歩き方が変わり、体への負担が大きく変わる」と実感しています。
そのなかでも、ニューバランス991は特におすすめしたい一足です。
ただし、すべての人に合うわけではありません。
この記事では、整体師目線で正直にお伝えします。
●この記事でわかること
それでは、さっそく見ていきましょう。
変形性股関節症・股関節痛の人は991を選んでいい?

「股関節が痛いのに、スニーカーを履いてもいいの?」という質問を、整体師として患者さんからよく受けます。
結論からお伝えします。
変形性股関節症・股関節痛がある方こそ、靴選びにこだわるべきです。
そして991は、その選択肢として十分におすすめできます。
なぜ股関節への負担が減るのか
変形性股関節症や股関節痛がある方の多くは、「歩くたびに痛みが増す」という悩みを抱えています。
この原因のひとつが、靴による衝撃と足元のブレです。
患者さんの足元を観察していると、クッションが薄い靴や底が平らな靴を履いている方ほど、歩行時に不安定になりやすい傾向があります。
歩行が不安定になると、足→膝→股関節と、上に向かって余計な負担が積み重なり、症状が悪化しやすくなります。
991がこの問題に対応できる理由は2つです。
①かかとのホールド力が強い
991はかかと部分の固定力が、ニューバランスのラインナップの中でもトップクラスです。
足元がしっかり固定されることで、歩行が安定し、股関節への無駄な負荷が減ります。
②クッションと安定性のバランスが良いこと
「柔らかい靴ほど体にやさしい」と思われがちですが、やわらかすぎる靴は逆に足元のブレを生みやすく、股関節痛の方には不向きなことがあります。
991はクッション性と安定性の両方を兼ね備えているため、衝撃を吸収しながらもしっかり歩けるバランスが取れています。
なお、かかとが不安定な靴で歩き続けると骨盤まわりにも負担がかかりやすく、結果として腰の張りを感じやすくなる方もいます。
991はかかとのホールド力が高いため、こうした骨盤まわりの負担軽減にもつながりやすいという特徴があります。
ニューバランス991の履き心地レビュー

実際にニューバランス991を履いた感想をお伝えします。
フィット感がすごい
991は履き口、タンが分厚くしっかりとしています。
履き口、タンが分厚いことで、足と靴が「ピタッ」とフィットしものすごく安定します。
優しく包み込むようなフィット感でとても心地いいです。

蹴り出しがしやすい
靴底のつま先と踵部分が丸く上に反り上がっています。
これは「ロッカー構造」と言って、足を着いた瞬間から自然と前に進むように設計されています。
ロッキングチェアーをイメージしていただけると分かりやすいと思います。

また、靴底も体重移動がスムーズにいくような設計になっています。

クッション性がいい
991には独自開発の「ABZORB(アブゾーブ)」というクッションが搭載されています。
着地の衝撃を吸収し、その力を反発させて推進力に変えることで、長時間履いていても疲れにくいのが特徴です。
たとえば、立ち仕事で1日中、店内を歩き回る仕事の方が991に変えたところ、「夕方の足の重だるさが軽くなった」と話してくれたこともあります。

●靴の作りについて(豆知識)
- インソール:足が触れる部分
- ミッドソール:真ん中
- アウトソール:地面に接する部分
元々ニューバランスは、矯正靴を作るメーカーとして誕生し、靴を作る技術や知識など足のことを考えたメーカーなので、機能面もこだわって作られています。
1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを直す矯正靴の製造メーカーとして、ニューバランス社は誕生しました。社名の由来は、履いた人に”新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことによります。
安定性がいい
かかと部分には、ヒールカウンターが備わっていてしっかりした作りになっています。
かかとがしっかりとしていることで、歩行時の足のブレが抑えられ、疲れにくく、膝や股関節への負担も少なくなります。

991が向いている人・向かない人

ニューバランス991が向いている人、向かない人は、次の通りです。
⭕️991が特におすすめの方
・歩くたびに股関節や膝に痛みや違和感がある方
・立ち仕事、よく歩く方
・股関節に症状があり靴がすぐに傷む方
・ウォーキングを習慣にしたいが、体への負担が心配な方
❌注意が必要な方
・足の幅がとても広い方(外反母趾がある)
・靴ひもを締めるのがつらい方
・デザインを気にする方(会社で規定がある)
靴は「毎日履くもの」でありながら、体への影響がとても大きいアイテムです。
痛みがある時期こそ、靴選びを後回しにしないようにしてほしいというのが私の想いです。
変形性股関節症とは?

ここで、あらためて変形性股関節症についてお話しします。
変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減ることで、関節の変形や痛み、動かしにくさが生じる状態のことです。
加齢や骨盤・股関節の形状的な特徴、過去のケガなどが関係するといわれています。
歩行時に股関節へかかる負担が大きいほど、痛みや違和感が出やすくなる傾向があるため、歩き方や靴選びを見直すことも、日常生活での負担を減らす工夫のひとつとして意識されることがあります。
症状の程度や進行度には個人差が大きいため、痛みが強い場合や急に悪化した場合は、自己判断せず整形外科など専門家にご相談ください。
もちろん、靴を変えるだけですべてが解決するわけではありません。
ただし、歩行時の衝撃やブレを減らす靴を選ぶことは、日常生活の負担を減らす工夫のひとつになり得ます。
ニューバランス991サイズ感・選び方

ニューバランス991を購入する前に、多くの方が気になるのがサイズ感です。
「いつものサイズで大丈夫?」「幅は合うの?」という疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、991は普通からやや小さめのサイズ感です。
私の足のサイズは、27.5cm(幅広・甲高)です。
この記事で紹介している991のワイズは「D」だったので、28cmを購入しました。
履いた感じ大きくはないですが、若干ゆったりと感じました。
ワイズに注意
991はワイズ「D」のユニセックスです。
ワイズの「D」は、男性:やや細い、女性:標準になります。
なので、男性でやや足が大きめの方は0.5サイズアップ、女性で足が小さめの方は0.5サイズダウンを目安にしてみてください。
もし、はじめてニューバランスを購入する、サイズに不安がある方は店頭で試着してサイズ感を確認するのがいいでしょう。

出典:ニューバランス公式サイト
991が「ダサい」と言われる理由

ネットで検索すると「ニューバランス991は「ダサい」という声を見かけます。
実際に履いてみた立場から、それぞれ解説します。
「ダサい」と言われる理由は、主に3つあります。
①存在感がある
靴底が厚く、かかと部分もしっかりしているため、履いたときの存在感が強く出ます。
服によっては、合わせにくいこともあるでしょう。
②スポーティーなデザイン
ウォーキングシューズ系のデザインのため、カジュアルすぎる服装には合わないこともあります。
③Nマークが小さい
ニューバランスの象徴である「N」のロゴが991はやや小さめ。
ここは好みの問題ともいえます。
ただ、実際にはシンプルでクセのない見た目なので、ジーンズやチノパンなどのカジュアルなスタイルには自然になじみます。
スポーティーなシルエットが気になる方には、996や574のようなすっきりめのモデルが合うかもしれません。
機能性とデザインのバランスで選ぶなら、991は十分おすすめできる一足です。
ニューバランス991のイマイチな所(デメリット)

ニューバランス991は、とても気に入って履いていますが、デメリットもお伝えします。
値段が高い
3万円前後とスニーカーとしては高額です。
しかし、耐久性が高く長く使えるため、コストパフォーマンスはいいといえます。
ランニングには向いていない
しっかりとした作りで、ランニングシューズのような伸縮性や反発力はありません。
早歩きや少しの小走り程度なら問題はありませんが、ジョギングには向きません。
存在感がある
上記の「ダサい」のところでもお話ししましたが、しっかりとした作りで存在感があります。
私のように体の大きな方は、しっくりくると思いますが、小柄な女性の方はコーディネートに迷うかも知れません。
ただし、見た目の問題で機能的な問題ではありません。
重い
ランニングシューズや一般的なスニーカーに慣れている方は重いと感じる方もいるでしょう。
上記でお話ししたように、かかと部分のヒールカウンターやクッション性の「ABZORB(アブゾーブ)など、「歩きやすさ」にこだわることで重量感が出ます。
ただし、重いからといって足が疲れやす訳ではありません。
変形性股関節症におすすめの靴

この記事で紹介しているニューバランス991は、クッション性・安定感があり変形性股関節症の方におすすめできる靴です。
その他にも整体師目線で、変形性股関節症の方におすすめできるニューバランスは次のとおりです。
- 880
- 880R
- 1880
- 1906
- 990
- 2002R
- 860
- 740
どれも、クッション性・安定感がありおすすめできます。
気になるモデルをチェックしてみて下さい。
変形性股関節症で避けた方がいい靴

変形性股関節症が避けた方がいい靴は、次の通りです。
ランニングシューズ
ランニングシューズは、軽いのでいいと思うかも知れませんが、おすすめしません。
理由は、伸縮性があり歩行が不安定になるからです。
伸縮性があると、立ったままスポッと履きやすいという声も聞きますが、歩行時に足のぐらつきが股関節への負担になります。
また、ランニングシューズは反発力がある作りになっていて、歩行時の衝撃が靴で緩和されず、跳ね返ってきます。
なので、変形性股関節症の方はランニングシューズは避けるのがいいでしょう。
ベアフットシューズ
ベアフットシューズとは、靴のクッションがほとんどないペラペラの靴です。
コンバースや足袋をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。
ベアフットシューズは、クッション性がなくて脚が疲れやすく股関節にも負担がかかります。
なので、変形性股関節症の方は避ける方がいいでしょう。
厚底靴
厚底靴は高さがあるので歩行が不安定になります。
ニューバランスでは、574+(プラス)が厚底シューズとしてあります。
フアッションとしてはいいですが、股関節に症状がある方は避ける方がいいでしょう。
よくあるご質問(Q&A)

ここでよくある質問にお答えしていきます。
Q. 変形性股関節症でも履けますか?
A. 変形性股関節症の方にもおすすめできる一足です。
かかと部分がしっかりホールドされる設計になっているため、歩行時の足のブレが抑えられ、股関節への余計な負担がかかりにくくなります。
クッション性も高く、着地の衝撃を吸収してくれるので、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。
Q. 靴を変えるだけで股関節の痛みは本当に楽になりますか?
A. 靴を変えるだけですべての痛みが解消するわけではありません。
ただし、歩行時の衝撃やブレを減らすことは、日常生活での負担を減らす工夫のひとつになり得ます。
「靴だけで治る」という過度な期待はせず、痛みが強い・長引く場合は整形外科など専門家の診断を優先してください。
Q. 症状が悪化するのが心配です。日常生活で意識できることはありますか?
A. 歩行時の衝撃や骨盤・股関節のブレを減らすことは、日常生活での負担を積み重ねないための工夫のひとつです。
靴選びに加えて、正しい姿勢や歩き方、無理のない範囲での運動なども関わってきます。
症状の進行度は個人差が大きいため、悪化が心配な場合は自己判断せず、定期的に専門家に状態を確認してもらうことをおすすめします。
Q. 手術(人工股関節置換術など)の前後でも履けますか?
A. 手術の前後は、医師や理学療法士から靴・歩行に関する具体的な指示が出ることも多いため、まずはその指示を優先してください。
そのうえで、かかとが安定してホールドされる靴は、術後のリハビリ期を含めて歩行の安定を意識したい場面で選択肢のひとつになり得ます。
手術の術式や回復段階によって適した靴は異なるため、必ず主治医・理学療法士にご確認のうえご検討ください。
Q. ニューバランス991と991v2、どちらを選べばいいですか?
A. 股関節症状のケアという観点では、v1・v2どちらも「かかとのホールド力が強く、安定して歩ける」という共通の特徴を持っています。
色や見た目の好み、その時点で入手しやすい方を選んでいただいて問題ありません。
Q. ニューバランス991と990の違いは何ですか?
A. どちらもニューバランスを代表する上位モデルですが、細かい仕様(作りの硬さやクッションの仕上がりなど)はモデルごとに異なります。
例えば、991は990よりややスリムでスタイリッシュな見た目が特徴。
どちらも、クッション性や歩行の安定性は優れているので好みで選部のがいいでしょう。
まとめ|ニューバランス991の履き心地レビュー

本記事では、変形性股関節の方の靴選びとニューバランス991について詳しく解説しました。
- 変形性股関節症では、歩きやすく負担の少ない靴選びが大切。
- ニューバランス991は、かかとの安定感とクッション性が特徴。
- ワイズは「D」なので購入前にサイズをしっかりと確認。
- 価格は高めで、重さや用途には注意。
- 変形性股関節症の方はランニングシューズ・ベアフットシューズ・厚底靴は避けるのが無難。
これらを踏まえれば、ウォーキングや立ち仕事、股関節痛のケアに最適な靴として、自信を持っておすすめできる一足です。
ぜひ、自分に合った一足を見つけて、快適な歩行を楽しんでくださいね。
この記事の執筆者

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