
出産を終えてから、こんなことが気になっていませんか?
・骨盤矯正はいつから始めればいいの?
・骨盤がズレているんじゃないかと不安
・「早くしないと手遅れ」と聞いて焦っている
・そもそも骨盤矯正って本当に必要なの?
整体歴26年の私が、産後の骨盤について、本当に知っておいてほしいことを、分かりやすく解説します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
産後の骨盤は、実は自然と元に戻ろうとしている
出産で広がった骨盤は、放っておいても、自然に元の状態へ戻ろうとする力が、体に備わっています。
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で骨盤周りの靭帯がゆるみ、赤ちゃんが通れるよう出産時に骨盤が一時的に広がります。
出産が終わると、このホルモンの分泌は次第に減っていき、靭帯も時間とともに元の硬さへ戻っていきます。

骨盤がズレたままになるんじゃないかって、ずっと不安でした…

その不安、よく分かりますよ。でも骨盤は靭帯でしっかり固定されている部分なので、出産でバラバラになったり、ズレたまま固まったりすることは基本的にないんです。
産後の不調の原因は、骨盤よりもこちらにあることが多い
腰や股関節のつらさは、骨盤そのものより、出産の疲労・育児の負担・体の使い方によるものであることが多いです。
始まったばかりの育児による疲労
産後すぐから始まる慣れない育児で、寝不足や抱っこの負担が積み重なっていきます。
慣れない動き・体の使い方のクセ
授乳の体勢や抱っこの仕方など、これまでなかった動きが増えることで、特定の部位に負担が集中しやすくなります。

骨盤のせいだと思っていたけど、それだけじゃないんですね。

そうなんです。骨盤を気にするより、まずは「今の自分の体に何が起きているか」を知ることが大切ですよ。
骨盤矯正よりも大切な「産後の体のケア」
骨盤そのものを矯正するより、日常の体の使い方を整えることが、体への負担を減らす近道です。
座り方を見直す
足を組んだり、片側に体重をかけたりするクセは、体の一部に負担を集中させます。たとえば授乳中、いつも同じ向きで座っているなら、左右交互に座る向きを変えてみましょう。
授乳時の体勢
赤ちゃんを引き寄せるために前かがみになりがちですが、これが続くと肩や腰に負担がかかります。
クッションなどで赤ちゃんの高さを調整すると、姿勢が安定しやすくなります。
抱っこ・しゃがむときの体の使い方
腰から曲げて抱き上げるのではなく、ひざを使って体全体でしゃがむようにすると、腰への負担を減らせます。

抱っこって毎日何十回もするから、ちょっとした体の使い方の差が大きいんですね。

その通りです。タワーマンションが揺れることで力を逃すのと同じで、体もうまく使えば余計な負担を逃せるんですよ。
ケアを始める目安は産後2ヶ月から
体に不調を感じている方は、産後2ヶ月を過ぎた頃からケアを考えるのがおすすめです。
出産後1ヶ月半〜2ヶ月程度は、ホルモンの影響で骨盤周りがまだ不安定な時期にあたります。
この時期を過ぎ、体の状態が落ち着いてきたタイミングで、腰や股関節の張りなど気になる症状があれば、無理せず相談していただくのがよいでしょう。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 産後骨盤矯正はいつから始めてもいい?
A. 体の回復状況を見ながらになりますが、不調がある場合は産後2ヶ月を過ぎた頃を目安にすると良いでしょう。
Q. 帝王切開の場合は?
傷の回復に個人差があるため、自然分娩よりも少し様子を見る期間を長く取ることをおすすめします。
気になる場合は健診時に医師に確認しましょう。
Q. 産後何年も経っていても意味はある?
何年経っていても、体の使い方を見直すことには意味があります。
気になる不調があれば、いつからでもご相談ください。
Q. 骨盤ベルトは必要?
姿勢を支える補助として使う方も多いですが、必須ではありません。
長時間の使用で体に違和感がある場合は使用を控えましょう。
産後の体は、焦らず、自分のペースで整えていくことが何より大切です。気になる症状がある方は、ぜひ一度しらひげ鍼灸整骨院にご相談ください。
Q. 授乳中でも施術は受けられますか?
A. 基本的には受けていただけます。
ただし、うつぶせになるポーズが多い施術については、授乳の状況に合わせて内容を調整します。
初回のカウンセリングで、授乳中である旨をお伝えください。
Q. 産後骨盤矯正は保険適用になりますか?
A. 骨盤矯正そのものは保険適用外です。
保険施術で産後の骨盤矯正を行っている整骨院は注意したほうがいいでしょう。
まとめ
産後の骨盤は自然と元に戻る力があるので、矯正をしないと歪んだままになるわけではありません。
不調の原因は、骨盤よりも出産の疲労や育児の負担、体の使い方にあることが多いです。
気になる症状がある場合は、産後2ヶ月を過ぎた頃からケアを考えてみましょう。



