
・足底腱膜炎はどんな靴を選べばいい?
・ニューバランスの880と2002R、どっちがいいの?
・レディースでも足底筋膜炎に合う靴はある?
・足底腱膜炎とモートン病の違いは?
こんなお悩みありませんか?
実際、足底筋膜炎の症状を和らげるためには、靴選びがとても重要です。
ただ、「とりあえずクッションが柔らかいものを選べばOK」と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、靴選びを間違えると痛みが強くなったり、他のトラブルにつながったりすることもあります。
私自身、整体歴25年の中で、多くの患者さんから「どの靴がいいの?」というご相談をいただいてきました。
●この記事のポイント
「痛みを繰り返さないために、正しい靴選びを知りたい」という方に役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
ひと足先に、足底筋膜炎におすすめの靴はこちらです。
足底筋膜炎の靴選びで失敗しないポイント

まずは、ブランドを問わず押さえておきたい「靴選びの基本」からお話しします。
ここを押さえておけば、ニューバランス以外のスニーカーを選ぶときにも役立ちます。

とりあえずクッションが柔らかい靴を選んでおけば安心ですよね?

実はそれ、注意が必要なんだ。クッションが柔らかすぎると、逆に足への負担が増えてしまうことがあるんだよ。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ひも靴を選ぶ
ひも靴で歩くと、足首・足をしっかりと使う歩き方になります。
逆に、次のような履き物は避ける方がいいでしょう。
- スリッパ
- クロックス
- ひもがない靴
上記の履き物では、足首・足を使わないので、足裏の筋肉やじん帯が弱り、足底筋膜炎を起こす原因になります。
たとえば、自宅ではずっとスリッパ、外出時だけスニーカーという方は、足裏の筋肉が育ちにくく、少し歩いただけで痛みが出やすくなります。
また、足裏の筋肉やじん帯が弱ると、足根骨の歪みの原因になり、扁平足や足のトラブルの原因にもなります。
なので、足底筋膜炎を予防・改善するなら、ひも靴を選びましょう。
もし、ひもを結ぶのが面倒と感じる方は、たったまま履くことができる「スパッとシューズ」タイプもおすすめです。
適度なクッション性がある
靴のクッション性を重視して選んでいる人も多いと思います。
しかし、クッションは「適度な柔らかさ」が重要です。
なぜなら、クッションが柔らかすぎると、歩行が不安定になり、かえって足に負担がかかるからです。
柔らかいマットレスの上を歩くと、足元が不安定でふらつくのと同じイメージです。
なので、足底筋膜炎で靴を選ぶときは、適度な柔らかさのクッションの靴を選びましょう。
かかとがしっかりとしている
かかとがしっかりとしていることで、歩行が安定し足にかかる負担が軽減されます。
確かに、かかとの柔らかい靴は脱ぎ履きがしやすく便利ですが、歩行時に足のブレが出て、足に負担がかかります。
なので、かかとがしっかりとした靴を選びましょう。
耐久性がある
足にトラブルがある方は、歩き方にクセがあることが多いです。
クセのある歩き方で耐久性が低い靴を履くと、靴が傷みやすく、よくないクセを助長してしまいます。
たとえば、片減りしやすい靴底のまま履き続けると、体のバランスにも影響が出ることがあります。
なので、耐久性のある靴を選びましょう。
ピッタリサイズを選ぶ
サイズが合っていない靴は、足に負担がかかり、足のトラブルを起こす原因にもなります。
ついつい大きめの靴を買いがちですが、購入前にしっかりとサイズを確認するようにしましょう。
また、左右でサイズが違う場合は、靴下、インソール、紐などで上手く調整するのがおすすめです。
滑らない(靴底・インソール)
靴底が滑りやすい靴は、歩行時に必要以上に足に力が入り、疲れやすくなります。
選び方のポイントは、靴底にしっかりと凹凸がある、滑りにく素材を使用しているか確認しましょう。

また、インソールのつるつるの滑りやすい素材は足が疲れやすいので、足底筋膜炎の方は避ける方がいいでしょう。
足底筋膜炎におすすめのニューバランス|880・2002R

靴選びの基本を押さえたところで、ここからは具体的なおすすめモデルを紹介していきます。
足底筋膜炎には、ニューバランスがおすすめです。
クッション性が良く、足のことを考えられた設計になっています。
そんな、ニューバランスのそれぞれの特徴を紹介していきます。
ニューバランス880
ニューバランス880は、「クッション性」「かかとの安定性」「歩行の安定性」がバランスよく整っている、ウォーキングシューズモデルです。
大きな魅力は、ミッドソールに搭載された「FRESH FOAM」によるクッション性。
歩くたびに足裏全体で衝撃を吸収してくれるため、かかとから土踏まずにかけての負担を軽減しやすくなります。

また、かかとのカップ形状設計が歩行時の足首のぶれを左右からおさえ、
足底筋膜炎のおすすめモデルとして多くの方に選ばれています。
しっかりとした作りで耐久性もあります。
ウォーキングシューズのエントリーモデルとして、おすすめの一足です。
ニューバランス2002R
ニューバランス2002Rのミッドソールには、「Nergy(エナジー)」と「ABZORB(アブゾーブ)」という2種類のクッション素材が搭載されています。
Nergyは弾むような反発力、ABZORBは着地の衝撃を吸収する素材で、
この2つの組み合わせにより高いクッション性と衝撃吸収性を両立しています。

また、ウォーキングシューズとしての機能も備えていて、歩行が安定し足にかかる負担を軽減してくれます。
高性能なのに、比較的リーズナブルなところも嬉しいポイントです。
足底筋膜炎・足のトラブルの方に、おすすめできる一足です。
【比較表】880と2002R、どっちを選ぶ?
「結局どっちがいいの?」という方向けに、簡単に比較しました。
| 比較ポイント | ニューバランス2002R | ニューバランス880 |
|---|---|---|
| クッション性 | 高い | しっかり |
| 価格帯 | 16000円前後 | 10000円前後 |
| 得意な人 | クッション性を最優先したい方 | 歩行の安定性を重視したい方 |
| サイズ展開 | メンズ・レディースあり | メンズ・レディース(幅広2E)あり |
どちらも足底筋膜炎の方に選ばれているモデルですが、
迷ったら「価格と機能のバランスで選ぶなら880」「クッション性重視で選ぶなら2002R」という基準で考えると選びやすいです。
幅広・外反母趾の方におすすめのニューバランス

続いて、足の幅が広い方、外反母趾がある方におすすめのニューバランスを紹介します。
足の幅が広い方、外反母趾がある方には、上記で紹介したニューバランス880がおすすめです。
880はワイズが豊富
ニューバランス880のワイズは「D」「2E」「4E」とラインナップが豊富です。
外反母趾で、足の親指が当たって痛いという方は、「2E」「4E」を選ぶのがいいでしょう。
レディースモデルがある
ニューバランス880はメンズモデル(MW)とレディースモデル(MM)があります。
メンズモデル、レディースモデルがあることで、ピッタリのサイズが見つけやすくなります。
メンズモデル(MW)とレディースモデル(MM)ではサイズが違うので注意しましょう。

※出典:ニューバランス公式サイト
足底筋膜炎にインソール(中敷き)は必要?

「靴だけでは不安」「もう少しサポートがほしい」という方から、インソール(中敷き)についてのご質問もよくいただきます。
上記で紹介したニューバランス880、2002Rを選ぶなら、別売りのインソールは不要です。
理由は、どちらの靴もクッション性、歩行の安定がよく足の負担がかかりにくい設計になっているからです。
また、インソールを入れることで、サイズが変わることも問題になります。
お仕事やスポーツなど靴が決まっている場合はインソールで対応するのがいいでしょう。
おすすめのインソールは、次の通りです。
足底筋膜炎について

ここからは、足底筋膜炎そのものについて、原因・症状・なりやすい人の特徴を整理しておきましょう。
足底筋膜炎の原因
繰り返しの動作により、足底筋膜に負担がかかり炎症が起きることで痛みが生じます。
使いすぎによって炎症が起きる場合と、運動不足により足の筋肉やじん帯が弱り、少しの動きでも負担になって炎症が起きる場合があります。
かかとから土踏まずの中央あたりに圧痛を感じることが多く、踵骨炎やアキレス腱炎と併発することもあります。
足底筋膜炎の症状
足底筋膜炎の症状は、次の通りです。
- 足底の圧痛
- 朝に痛みが強い
- 動きはじめが痛い
- 踏み込み・蹴り出し時の痛み
足底筋膜炎になると、とにかく歩くのがつらくなります。
足底筋膜炎になりやすい人
足底筋膜炎になりやすい方は、次の通りです。
- ジャンプや踏み込みが多いスポーツをしている
- 床を裸足で歩くことが多い
- 立ち仕事をしている
- 運動不足の人が急に動く
- 靴が合っていない
- 体重が重い
使いすぎても、使わなさすぎても足には負担がかかりやすい、というイメージを持っておくとわかりやすいです。
踵骨炎とモートン病

足底筋膜炎とよく似た症状に、踵骨炎やモートン病があります。
踵骨炎との違いと靴選びのポイント
踵骨炎は、足底筋膜炎と同じく使いすぎや運動不足によって足の筋肉やじん帯が弱ることに加え、歩行時のかかとへの衝撃が大きいことで、かかとの骨に負担がかかり痛みが生じます。
主な症状は、かかとの圧痛・かかとを横から挟んだときの痛み・アキレス腱の張りなどです。
靴選びの基本(クッション性・かかとの安定感)は足底筋膜炎と共通しているため、この記事で紹介したポイントがそのまま参考になります。
モートン病との違いと靴選びのポイント
足底筋膜炎は足裏の中央、土踏まずに痛みが生じるのに対し、モートン病は足指の3〜4趾間(付け根あたり)に痛みが生じます。
しびれやピリピリとした違和感を伴うことも多く、歩行時の蹴り出しで痛みが強くなりやすいのが特徴です。
ニューバランスは幅広設計(2E・4Eなど)のモデルが豊富なため、指の付け根への圧迫を避けやすく、モートン病の方からも選ばれています。
先ほど紹介した880や2002Rのように、つま先まわりにゆとりのあるモデルを選ぶと、負担を抑えやすくなります。
痛みが強い場合や、しびれが続く場合は自己判断せず、整形外科や専門家に相談することも大切です。
足底筋膜炎・踵骨炎よくある質問(Q&A)

ここで、よくある質問にお答えしていきます。
Q1. なぜ朝の1歩目だけ特に痛いのでしょうか?
就寝中は足底筋膜が縮んだ状態で固まっており、起き上がって体重をかけた瞬間に一気に引き伸ばされるため、朝の1歩目に強い痛みが出やすくなります。
しばらく歩くうちに筋膜がほぐれて痛みが和らぐのも、この仕組みによるものです。
寝る前にふくらはぎや足裏を軽くストレッチしておくと、朝の痛みが出にくくなることがあります。
Q2. 足底筋膜炎に市販のインソール(中敷き)は効果がありますか?
土踏まず(アーチ)をサポートするインソールは、足底筋膜への負担を分散させる助けになります。
ただし、足の形に合っていないものを選んでしまうと、かえって特定の部位に圧力が集中して痛みが増すこともあります。
まずはスポーツ用品店や専門店でフィッティングを受けながら選ぶと、自分の足に合ったものを見つけやすいです。
Q3. ニューバランス以外のスニーカーでも足底筋膜炎に対応できますか?
ニューバランスが多くの方に選ばれるのは、クッション性・かかとの安定性・ひも靴という条件を満たしたモデルが豊富に揃っているからです。
ただし大切なのは「ブランド」ではなく、
①適度なクッション性
②かかとのホールド感
③きちんと紐で締められる
という3つの条件です。
これらを満たしていれば、他のブランドのスニーカーでも足底筋膜炎のケアに役立つ場合があります。
Q4. 足底筋膜炎にニューバランスを購入すべきですか?
必ずしも「ニューバランスでなければいけない」ということはありません。
大切なのは、
①ひも靴であること
②適度なクッション性
③かかとの安定感
④サイズが合っていること
の4条件です。
その上でニューバランスは、この4条件を満たすモデルが豊富に揃っており、幅広サイズの展開も多いため、足底筋膜炎の方への選択肢として選ばれやすい、というのが実情です。
ご自身の足の形や症状に合わせて、実際に試着してから選ぶことをおすすめします。
Q5. 安静にしていれば自然に楽になりますか?
完全な安静よりも、足底筋膜への負担を減らしながら適度に動かすほうが回復につながりやすいとされています。
長期間まったく動かさないと筋力が落ち、再び歩き始めたときに症状がぶり返しやすくなります。
痛みが強い急性期はしっかり休め、落ち着いてきたらストレッチや靴の見直しを並行して行うのが回復への近道です。
Q6. 足底筋膜炎と扁平足は関係があるのでしょうか?
扁平足(土踏まずのアーチが低い状態)の方は、歩くたびに足底筋膜が過度に引き伸ばされやすく、足底筋膜炎になりやすいといわれています。
アーチをサポートするインソールや靴を選ぶことで負担を軽減できますが、根本的には足裏やふくらはぎの筋力を高めることがアーチの維持にもつながります。
気になる場合は専門家に相談し、自分の足の状態に合ったアプローチを確認することをおすすめします。
まとめ|足底筋膜炎の靴選び

本記事では、足底筋膜炎でお悩みの方に向けて、症状や原因、そして靴選びのポイントを詳しく解説しました。
●記事のポイント
- 足底筋膜炎を予防・改善するためには、適切な靴選びがとても重要
- 靴選びでは、ひも靴・適度なクッション性・かかとの安定感・耐久性・サイズ・滑りにくさの6つがポイント
- ニューバランス2002rや880は、衝撃吸収性と安定性のバランスが良く、足への負担を軽減してくれるおすすめモデル
- レディースには幅広(2E)展開もあり、外反母趾が気になる方にも選びやすい
- モートン病の場合も、クッション性に加えてつま先まわりの余裕(ウィズ)を意識すると負担を抑えやすい
「とりあえず柔らかい靴でOK」といった誤解を解消し、足に負担の少ない靴を選ぶことで、痛みを繰り返さない歩行習慣をつくりましょう。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合った一足を見つけ、快適な歩行を手に入れてください。
靴を見直しても痛みが続く場合や、歩き方のクセが気になる場合は、しらひげ鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。
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