モートン病の原因は「歩きすぎ」?|症状・対処法まで徹底解説

足の指の付け根が痛く、歩くたびにツラい思いをしていませんか?

 

「モートン病かもしれない」と心配しつつも、どこで診てもらえば良いのか、どう改善すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。

 

モートン病の原因は以下の通りです。

 

●モートン病の原因となりやすいもの

  • ハイヒールの使用
  • つま先立ちでの作業
  • しゃがむ際につま先立ちになる動作
  • ランニング
  • 過去の足のけが
  • 運動不足・歩行不足

 

モートン病は足の体重バランスの乱れに大きく関係しているため、改善するのにも足裏の体重バランスを改善することが重要になります。

 

このページでは、モートン病の原因から改善策まで、分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

それでは、さっそくみていきましょう。

 

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モートン病とは?

モートン病とは

 

モートン病とは、足の指先に向かう神経が足指の付け根あたりで隣り合う骨をつないでいる靱帯によって圧迫されることで、痛みやしびれが起こる疾患です。

 

モートン病の原因

モートン病の原因

モートン病の原因には、次の通りです。

 

●モートン病の原因となりやすいもの

  • ハイヒールの使用
  • つま先立ちでの作業
  • しゃがむ際につま先立ちになる動作
  • ランニング
  • 過去の足のけが
  • 運動不足・歩行不足

 

さらに上記の原因に加えて、足の体重バランスの乱れもモートン病を起こす要因になります。

 

足の体重バランスの乱れ

足裏には「メカノレセプター」と呼ばれるバランスセンサーが存在します。

 

メカノレセプターは、地面の傾斜や凸凹などの微細な情報を脳へ伝え、姿勢バランスや歩き方の調整に重要な役割を果たしています。

 

上記でお話ししたさまざまな生活習慣、あるいは怪我により、足のバランスセンサーが崩れることで、モートン病を起こします。

 

モートン病は歩き過ぎでなる?

歩き過ぎだけでモートン病になるとは言い難いです。

 

上記でお話しした、足のバランスセンサーが崩れた状態で歩き過ぎると言えます。

 

モートン病の症状

モートン病の症状

モートン病は足指の2-3趾間、または3-4趾間に症状を起こしやすい病気です。

 

初期段階では、チクチクとしびれる感覚や石を踏んでいるような症状が現れ、進行すると痛みが強くなり、歩行時に体重をのせるたびに激痛を感じるようになります。

 

モートン病チェック方法

モートン病を確認する方法として、「Mulderテスト」があります。

 

足の親指と小指の付け根付近を手で横から挟むように圧迫して痛みが出る場合は、モートン病が疑われます。

 

また、症状が出ている箇所を上下に挟むように押して痛みが起きた場合もモートン病の可能性があります。

 

モートン病は何科に行けばいい?

モートン病 何科

足ゆびの付け根が痛くてモートン病の疑いがある場合は、整形外科を受診しましょう。

 

整形外科では、必要に応じてレントゲン検査や超音波などの検査を行ってくれます。

 

整形外科で検査を受けモートン病と診断され、改善していくには体重バランスを整えた方がいいとなった場合は、整骨院や整体などの民間療法を行っている院へ行くといいでしょう。

 

モートン病を改善するには?

モートン病 改善

痛みや炎症を抑えるには、鎮痛剤を飲んだり注射を打ったりすることで治っていきます。

 

また、お薬や注射で痛みや炎症が一時的に治るものの、症状を繰り返す場合は上記で解説したように、整骨院や整体などの民間療法を行うことも効果的。

 

モートン病におすすめの靴はニューバランス880

モートン病 ニューバランス

モートン病にはニューバランス880がおすすめです。

 

ニューバランス880は、ウォーキングシューズで「クッション性」「安定性」が良く、足への負担を軽減してくれます。

 

特にかかとがしっかりとした作りになっているので、歩行時の癖を補正してくれるので、モートン病で歩くのが痛いと言う方におすすめです。

 

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モートン病は何歳に多い?

モートン病は、どの年代にも起こる可能性がありますが、特に40〜60代に多いと言われます。

 

理由は、体の動きやクセが蓄積されてくる、筋肉や関節の柔軟性が低下するなどの要因が考えられます。

 

モートン病の好発部位

モートン病の好発部位

 

好発部位は、主に3-4趾間で症状を起こすのが多く、次いで2-3趾間が多い。

 

モートン病 好発部位

 

モートン病と足底筋膜炎の違いは?



モートン病と足底筋膜炎の違い

モートン病と足底筋膜炎の違いは、次の通りです。

 

モートン病 足底腱膜炎
場所 3-4趾間 かかとか〜土踏まず
痛みの範囲 局所で痛む 広い範囲で痛む
痛み方 鋭い痛み 鈍い痛み

 

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モートン病はマッサージで改善する?

モートン病 マッサージ

モートン病は、マッサージでは改善しにくいと考えます。

 

なぜなら、モートン病は筋肉疲労でなく、上記で解説したように体重バランスの乱れが加わり、足指の付け根の一点に体重が繰り返しかかることで症状を起こしやすい状態を作るから。

 

なので、モートン病はマッサージで改善しにくいと考えます。

 

ただし、症状が軽度で自身の体の回復能力が高い場合は、マッサージを受けている(日にちが過ぎる)うちに、体が炎症を治めて体重バランスのコントロールを行い改善する場合もある。

 

モートン病と股関節痛・膝痛の関係

モートン病 顔関節痛・膝痛

私が臨床の現場に20年以上いてモートン病と股関節痛・膝痛は深く関係すると感じています。

 

理由は、ともに脚の体重バランスの乱れが大きく関係しているから。

 

例えば、股関節痛・膝痛がある方は何かしらの負担が股関節痛・膝痛にかかり症状をお越しています。

 

なので、股関節・膝関節の延長線上にある足にもトラブルを起こす可能性が高い。

 

また、股関節痛・膝痛をかばうことで足の体重バランスが崩れてモートン病を起こすこともあります。

 

なので、モートン病と股関節痛・膝痛は関係が深いと感じています。

 

モートン病|改善におすすめナボソマット

モートン病 ナボソマット

モートン病改善におすすめのマットは「ナボソマット」。

 

ナボソマットには小さな凸が多数ありマットの上に立つことで、足裏のバランスセンサーを刺激され、本来の体重バランスを取り戻すように設計されています。

 

ナボソマットは足病医、動作学スペシャリスト、グローバルベアフットサイエンスリーダーであるNYのEmily Splichal(エミリー スプリチャル)博士によって開発され、足の疾患改善からアスリートのトレーニングまで幅広く活躍しています。

 

nabosoマット

 

モートン病を改善するには、先ず裸足でナボソマットの上に立ち、自身の体重がどのように乱れているか確認しましょう。

 

体重バランスの目安は足裏全体に満遍なく体重が乗っている感覚。

 

次に、片足立ちになって、同じように足裏全体に満遍なく体重が乗っている感覚を確認しましょう。

 

上記を繰り返し行うことで、足裏のセンサーが足裏全体に体重を乗せられるように修正されていきます。

 

また、靴に入れるナボソインソールもあるので合わせて使うといいでしょう。

 

 

モートン病(まとめ)

モートン病 治し方

今回は、モートン病について詳しく解説しました。

 

歩くたびに足の指の付け根が痛む方にとって、原因を理解し、適切な改善策を知ることが重要です。

 

⚫️ポイント
1. モートン病の主な原因
ハイヒールの使用やつま先立ち作業、ランニングなど、足の体重バランスが崩れる要因が症状を引き起こします。

2. 主な症状
足の2-3趾間、または3-4趾間にしびれや痛みが現れ、進行すると激しい痛みで歩行が困難になることがあります。

3. 診断方法
「Mulderテスト」などの簡単なチェック方法があり、必要に応じて整形外科でのレントゲンや超音波検査を受けましょう。

4. 改善策
鎮痛剤や注射による一時的な対処だけでなく、足裏の体重バランスを整えることが根本改善への鍵となります。

 

モートン病を正しく理解し、適切な治療や生活習慣の見直しを行うことで、痛みを軽減し、快適な生活を取り戻せます。

 

症状に悩む方は、まず専門医での診断を受け、必要に応じた改善策を実践してください。

 

この記事の執筆者

しらひげ鍼灸整骨院 白髭勝博

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