- 健康のために運動をしたら、股関節が痛くなった
- 運動を続けたいのだけど、どうしたらいいのだろう?
今回は、こんなお悩みを解決していきます。
健康のために運動をしたのに、股関節を傷めてしまうことがあります。
スポーツで股関節を傷める原因は次の通り。
●スポーツで股関節を傷める原因
- 基礎が弱い
- パフォーマンスUPに目がいきがち(体が使えていない)
- オーバーワーク
スポーツは健康にいいと言われますが、やり方を間違えれば身体を痛める原因にもなります。
身体を痛めず運動が続けられるように、分かりやすく解説しますので、ぜひ、最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう
\股関節症でお悩みの方必見/
原因・対処法などを解説
スポーツで股関節を傷める原因
スポーツで股関節を傷める原因は次の通り。
●スポーツで股関節を傷める原因
- 基礎が弱い
- パフォーマンスUPに目がいきがち(体が使えていない)
- オーバーワーク
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
基礎が弱い
運動で、股関節を傷める原因の1つ目は、「基礎が弱い」です。
「基礎」とは、今までどれだけ、運動したり、動いていきたのかで、決まります。
例えば、
- Aさん:小学校が片道歩いて40分、中学・高校では運動部の40歳
- Bさん:小学校が片道歩いて15分、中学・高校では大学受験に向けて勉強した40歳
上記の2人では、身体の基礎が違います。
- Cさん:22歳で結婚、45歳まで専業主婦。47歳から介護職
- Dさん:32歳まで営業職、33歳で出産後、産休後に仕事に復帰した47歳
この二人も、身体の基礎は違います。
つまり、「身体の基礎」とは、その人が今まで、どのように過ごして来たのかにより、変わります。
この基礎が、弱いのに、いきなり運動で体に負担をかけると、股関節痛を起こす原因になります。
パフォーマンスUPに目がいきがち(体が使えていない)
運動をはじめると、パフォーマンスUPに目がいきがちです。
例えば、健康のためにはじめた、「バドミントン」なのに、いつの間にか、大会で勝つことが、目的になっていることがあります。
大会で勝つためには、強い相手と練習したり、激しい練習をして、パフォーマンスをUPさせることが、股関節を傷める原因になります。
オーバーワーク
運動をはじめて知らず知らずのうちに、オーバーワークになり、股関節を傷めることがあります。
例えば、健康のために運動しようと、スポーツクラブに入会しました。
はじめて参加したスタジオレッスンが楽しくて、毎日、スタジオレッスンに参加する。
物足りないので、上のクラスのレッスンに参加する。
というように知らず知らずのうちに、オーバーワークになっていることがあります。
楽しいのはいいことなのですが、「基礎が弱い状態」だと股関節を傷める原因になります。
股関節を痛めやすい競技
ここでは股関節を傷めやすい競技について解説します。
どの競技でも無理をしたり、オーバーワークになると股関節を痛めやすくなります。
ここでは今まであまり運動をしていない人が、急に運動を始めて股関節を傷めやすい競技を解説していきます。
●股関節を傷めやすい競技(初心者)
- バドミントン
- ヨガ
- エアロビ
- キックボクシング
それぞれ、見ていきましょう。
バドミントン
バドミントンは、踏み込む動作があります。
基礎が弱く繰り返しの踏み込み動作に耐えられないと、股関節に負担かかり痛めてしまいます。
ヨガ
ヨガは開いたり引っ張ったりする動きがあります。
ゆっくりとした動きなので負担がかからないと思うかもしれませんが、基礎が弱いと開いたり引っ張ったりする動きも負担がかかります。
ヨガと股関節痛については、股関節痛を改善しようと「ヨガ」をしたら悪化したの記事をご覧ください。
エアロビ
エアロビは飛んだり、しゃがんだりと、激しい動きがあります。
特にスタジオレッスンではリズムと雰囲気が楽しくて、無理している感覚が無い方が多いです。
また、ちょっとキツイぐらいの動きをやり切った時の爽快感で、ついついオーバーワークになってしまいます。
キックボクシング
キックボクシングはダイエット目的で取り入れられる方が多い。
蹴る動きは「基礎」が強くないと、股関節にものすごく負担がかかります。
少し難しい話では「腰」で蹴るのと「脚」で蹴るのとでは、かかる負担も違います。
その様なことも踏まえて、股関節を傷めやすい競技として紹介しました。
スポーツで股関節を傷めた時の対処法
スポーツで股関節を傷めた時の対処法は次の通り。
●スポーツで股関節を傷めた時の対処法
- 一旦、運動を中止する
- 冷却する
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
一旦、運動を中止する
運動で股関節を傷めたら、運動を一旦、中止しましょう。
この時に、注意しないといけないのが、「痛みが取れたらすぐに復帰する」・「休めないので少しだけする」・「軽くする」と言って、結局、運動してしまうことです。
しっかりと運動するためには、一旦、休んで回復させると同時に、負担のかからない身体作りをすることが大切です。
冷却する
運動で股関節を傷めたら、冷却しましょう。
氷みずを用意して、股関節周辺を20分程度、冷却しましょう。
スポーツで股関節を傷めないために「基礎」を強くする
スポーツで、股関節を傷めないためには基礎を強くしましょう。
フィジカルトレーニングというと難しく聞こえるかもしれませんが、スポーツをやり始めでおすすめのトレーニングは、「ウォーキング」、「素振り」がおすすめです。
ウォーキングは、身体への負担が少なく基礎を強くできます。
ウォーキングについては、ウォーキングのやり方と注意点について解説の記事をご覧ください。
「素振り」は、「基礎練習」とも言われますよね。
私は中学生の時にバスケットボール部に入部しました。
4月に入部して6月頃までは、ランニング、ドリブル、パス、筋トレ、少しのシュート練習でした。
ゲーム形式の練習は全くさせて貰えず、少し不満を感じたこともありましたが、今、思えば「基礎作り」のためだったのかと分かりました。
股関節の痛みを繰り返さないように、しっかりと基礎作りをしましょう。
▶︎関連動画:健康のためにスポーツ
スポーツと股関節痛について(まとめ)
今回は、スポーツと股関節痛について、解説してきました。
●スポーツで股関節を傷める原因
- 基礎が弱い
- パフォーマンスUPに目がいきがち(体が使えていない)
- オーバーワーク
●股関節を傷めやすい競技(初心者)
- バドミントン
- ヨガ
- エアロビ
- キックボクシング
●スポーツで股関節を傷めた時の対処法
- 一旦、運動を中止する
- 冷却する
●スポーツで股関節を傷めないためには「基礎」強くする