「坐骨神経痛を改善」するのに「自転車運動」は効果あり?

  • 坐骨神経を改善するのに自転車こぎ運動は効果的
  • どうして自転車ではしびれが出ない?
  • しびれがあるときは自転車に乗ってもいい?

 

しらひげ
こんにちは、しらひげです。この業界で25年施術に携わっています。

 

ビリビリと脚までしびれるツライ坐骨神経痛。

 

しびれが起きている原因は「運動不足だ」、何か運動をしなければと思うが何をすれば良いのか分からないもの。

 

筆者は長年の施術経験の中で坐骨神経痛で悩まれている方から、よく運動について質問を頂きます。

 

「〇〇の運動はしてもいいですか?」

 

「早く良くするためにはどんな運動をすればいいですか?」

 

「〇〇をしたら余計に痛みがひどくなってきました・・・」

 

などの質問をいただきます。

 

その中でも多いのが「自転車運動」についてです。

 

坐骨神経痛を改善するために、運動をしなければ・・・

 

歩かなければ・・・。でも、ツラくて歩けない。

 

そこで、登場するのが「自転車」です。

 

坐骨神経痛で長くは歩けないが自転車ならいくらでも、乗れるという方はたくさんおられます。

 

そこで坐骨神経痛に自転車運動は、効果があるのかについて解説していきます。

 

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自転車運動について

自転車について

 

自転車こぎをすると脂肪燃焼・ダイエット、高血圧や糖尿病予防、下半身の筋力アップ心肺機能アップ、ストレス解消などさまざまな効果があります。

 

「健康」という側面からみれば自転車こぎの一つの運動で、さまざまな効果があり一石二鳥。

 

とても優れた運動かも知れませんが、この中で坐骨神経痛に関係しそうなのが下半身の筋力UP。

 

ペダルをこぐときに、太ももの前の筋肉やふくらはぎの筋肉を使います。

 

体の筋肉の大部分は下半身にあり下半身全体の筋肉は体全体の約70%を占めており、上半身の筋肉に比べて疲れにくいため楽に、そして効率よく運動することができます。

 

しかし、最近よくみかける電動自転車では、電気アシストがあるために思いの外、筋肉を使えていないこともあります。

 

ここでのポイントは、坐骨神経痛の直接の原因が「下半身の筋力不足なのか?」という点と、自転車こぎの大きな効果であるカロリー消費という点と相違しないこと。

 

なぜ、自転車だと坐骨神経のしびれがでない?

なぜ、自転車だと坐骨神経のしびれがでない?

 

歩くと痛みやしびれが強くなり歩けないのに自転車では、痛みもしびれもあまり感じずにいくらでも乗れる方は多いです。

 

しらひげ
それは座っているからです。

 

坐骨神経痛の原因の一つに仕事や日常生活で座っている時間が多く体が座った姿勢で固まっていることで、背骨に捻じれや傾きを作ると、立った姿勢では、その周りの神経や筋肉が引っ張られて痛みやしびれを起こします。

 

このような場合イスでも自転車でも座っている姿勢は同じなので症状がでません。

 

▶︎関連記事:どうして「歩くと痛い」のに「自転車」だと動ける?

 

坐骨神経痛を改善するのに自転車運動の効果的?

坐骨神経痛を改善するのに自転車運動の効果的?

 

まず坐骨神経痛の原因は、どこにあるのかを探し出していくことが大切です。

 

坐骨神経痛の原因は、椎間板ヘルニア、狭窄症、分離・すべり症、などの腰痛に問題がある場合とお尻や脚に、痛みやしびれなどの症状があるがレントゲン検査をしてもはっきりと原因が分らない場合があります。

 

どちらの場合でも坐骨神経痛の原因として、下半身の筋力低下によるものであれば自転車運動は効果的です。

 

しかし長年にわたり坐骨神経痛に悩まされて活動量が低下し、脚の筋力が低下しているのであれば本当の原因にアプローチする方が効果的です。

 

▶︎関連記事:変形性股関節症の運動にエアロバイクは効果的か?

 

坐骨神経の時に運動をしていいのか?

坐骨神経の時に運動をしていいのか?

 

坐骨神経痛で痛みやしびれなどの症状が、あるときの運動についていくつかポイントがあります。

 

詳しく見ていきましょう。

 

激痛の場合は安静

 

痛みが強くて動くのも大変な場合は安静にしましょう。

 

しかし、多くの激痛は約72時間を過ぎてくると、痛みが軽減し良くなってきます。

 

痛みが良くなってきたら、徐々に動くようにして行きましょう。

 

日頃からよく動かれる方、痛みに強い方は、かなり無理をして動かれる傾向があるので気をつけてみてくださいね。

 

▶︎関連記事:股関節痛があるときは歩いてもいい?

 

安静にし過ぎる

 

ツライ症状やしびれの原因は「動き過ぎたからだ」とにかく症状があるときは「安静に」と考えられる方もおられますが、安静が必要なのは「激痛がある72時間程度」で、それ以降は動くとことが大切です。

 

注意しないといけないのが、確かに安静にしておけば症状は出ないです。

 

しかし、安静にし過ぎることで、関節の動きの低下や歩行時の重力バランス機構の低下など、さまざまなデメリットもあります。

 

日頃、あまり活動をされない方、座っているのが好きな方、横になる習慣がある方は、安静にし過ぎる傾向があるので気をつけてください。

 

適度な運動

 

坐骨神経通を改善するのに「何か運動をしないといけない」と思うかもしれませんが、大切なのは動ける身体です。

 

なので、おすすめする運動は「歩行」です。

 

日頃、よく動かれる方にとっては「そんなことか」と思われるかもしれませんが、人の体は重力に逆らって二足歩行をして進化をしてきました。

 

つまり、身体は二足歩行するように設計されています。

 

関節や筋肉に不具合があれば正しく歩けません。

 

なので、正しく歩けることで元の元気な身体になります。

 

坐骨神経痛を改善するのに自転車運動は効果は?(まとめ)

坐骨神経痛を改善 自転車運動 効果

 

自転車運動では主に下半身の筋肉を使うため、坐骨神経痛の原因が下半身の筋力低下に由来するものであれば効果的であるが、その他の骨盤や腰痛に由来するものであれば、そちらにアプローチする事が根本解決になります。

 

あなたの坐骨神経痛の原因がどこからきているのかを、しっかりと把握し状態にあった運動をしていきましょう。