ジリジリとお尻や脚がしびれる坐骨神経痛。ツラい痛みやしびれを緩和するのに効果的なツボがあります。坐骨神経痛に効果のあるツボは次の通り。
- 環長(かんちょう)
- 承扶(しょうふ)
- 殷門(いんもん)
- 委中(いちゅう)
- 承山(しょうざん)
このページでは、坐骨神経痛に効果のあるツボ、ツボを探すポイント、ツボを押すときの注意点などを解説します。坐骨神経痛でお悩みの方がセルフケアとして自宅でもできるように分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
それでは、さっそく詳しく見ていきましょう。
坐骨神経痛に効果のあるツボ
坐骨神経痛に効果のあるツボは、坐骨神経が通るお尻から足の後面にかけてあります。
環長(かんちょう)
環長はお尻の中央・窪み(お尻のえくぼ)のやや外側にある。歩きすぎるとお尻の筋肉痛が現れたり、正常な状態で押すと心地良い場所でもある。
承扶(しょうふ)
承扶はお尻と太ももの境目になる横しわの中央にある。少し押し込むと太い筋肉を感じる。
殷門(いんもん)
殷門は裏ももの真ん中にある。もう少し詳しく解説すると、上記の承扶と下記の委中の真ん中にある。
委中(いちゅう)
委中は膝裏にできる横しわの真ん中にある。少し押すだけでも痛みを感じやすい場所なのでツボ押しする場合は優しく押さえましょう。
承山(しょうざん)
承山はふくらはぎの真ん中にある。
ツボを探すポイント
上記でツボの場所をお話ししましたが、体は人によって骨格や筋肉の大きさが違います。なので、上記でお話ししたツボの場所からさらに詳細にツボを探すポイントを解説していきます。
利き手の人差し指を使う
利き手の人差し指が一番感覚が鋭いと言われます。なので、ツボを探すときは利き手の人差し指を使って探しましょう。
触った感じ
ツボの場所は、よく触ると周辺と違う感触があります。
- 凹んでいる
- 硬い
- ボヨボヨしている
ツボとなる場所をゆっくりと丁寧に触っていいくと周辺とは違う感触の場所があります。
見た目の違い
ツボとなる場所をよく観察すると周辺との違いが見れます。
- 皮膚が張っている
- 色の違い
- 毛穴が大きい
周辺と何かしら違いが見られることがあります。
ツボを押すポイント
ツボを押すポイントを知ることでより効果を高める事ができます。
ゆっくりと押す
ツボを押すときはゆっくりと押しましょう。
呼吸に合わせる
ツボを押すときは呼吸に合わせて押しましょう。特に息を吐くときは力が抜けて筋肉の緊張が和らぐので、息を吐く時にゆっくり押すのがポイント。
押し込んでキープ
ゆっくりと押し込んで心地いいと感じるところでキープ。5〜10秒キープしたら一度、力を抜いて戻る。力を抜いて戻るが指は皮膚から離さないようにする。上下左右に数ミリだけ場所をずらし繰り返し押す。
ツボを押す時の注意点
ツボ押しをすることで症状を緩和することができますが、やり方を間違えると症状を悪化させることもあるので注意しましょう。
強く押さない
ツボは強く押したら効果が出るわけではありません。なので、心地いい程度の強さで押すようにしましょう。
力を抜く
力が入った状態では上手くツボを押せません。なので、リラックスした状態でツボを押すようにしましょう。力を抜くコツとして、寝た姿勢は筋肉の緊張が取れるのでおすすめ。
飲酒後はやらない
飲酒後はアルコールにより感覚が鈍っているのでツボ押しはしないようにしましょう。
腫れ・熱感がある時はやらない
上記のツボとな場所に腫れや熱感があるときはツボ押しはしないようにしましょう。上記のツボは坐骨神経痛の症状を緩和させるツボで炎症を抑えるツボではありません。
妊娠中はやらない
妊娠中のツボ押しは控えましょう。もしツボ押しをするなら担当の産科の先生に相談してからするようにしましょう。
坐骨神経痛とは
坐骨神経痛とはお尻や脚の起きる痛みや痺れなどの「症状」のことを言います。なので、原因が別でもお尻や脚に痛みやしびれが起きていると一括りにして坐骨神経痛と言うこともあります。原因については下記で解説します。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛の原因は次の通り。
症状は同じでも変院はさまざま。
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坐骨神経痛はツボ押しで治る?
ツボ押しは坐骨神経痛で起きている痛みやしびれを緩和することは可能です。しかし、症状を起こしている根本的な原因は上記でお話ししたように骨や関節に問題がある場合は、原因に対してアプローチしていかなければ坐骨神経痛を改善することはできません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は坐骨神経痛に効果的なツボ、ツボの探し方、ツボ押しの注意点についてお話ししました。
⚫️坐骨神経痛に効果的なツボ
- 環長(お尻の中央のやや外側)
- 承扶(お尻と太ももの境目の中央)
- 殷門(太ももの裏側の中央)
- 委中(膝裏の横しわの中央)
- 承山(ふくらはぎの中央)
⚫️ツボを探すポイント
- 利き手の人差し指で探すと感覚が鋭い
- ツボの場所は凹み、硬さ、または弾力で判別
- 皮膚の張りや色の違いを観察
⚫️ツボを押すポイント
- ゆっくりと押すことで効果を高める
- 呼吸に合わせて押し、特に息を吐くときに圧を加える
- 心地良い強さで5〜10秒押し込んでキープ
この記事を参考に、坐骨神経痛のセルフケアを日々の習慣に取り入れて症状の改善を目指してください。