
「足のしびれや痛みが続くけれど、何が原因なの?」
「脊柱管狭窄症と診断されたけれど、なぜ脊柱管が狭くなったの?」
そんな疑問を感じていませんか?
脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり、神経が刺激されることで足の痛みやしびれが生じることがあります。
原因には、腰椎すべり症や腰椎分離症、腰椎の変形などがあります。
また、骨に目立った異常がなくても、じん帯の肥厚によって脊柱管が狭くなることもあります。
この記事では、脊柱管狭窄症の原因を「骨に異常があるもの」と「骨に目立った異常がないもの」に分けて、分かりやすく解説します。
後半では、混同されやすい「脊柱管狭窄症と坐骨神経痛の違い」についても説明します。
ご自身の症状を考えるときの参考にしてください。
レントゲン検査で骨に異常があるもの

脊柱管狭窄症の原因のうち、レントゲン検査で骨の変化が確認できるものには、次の3つがあります。
- 腰椎すべり症
- 腰椎分離症
- 腰椎の変形
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
腰椎すべり症
腰椎すべり症は、腰の骨が前後にずれる状態です。
腰の骨がずれることで脊柱管が狭くなり、神経が刺激されると、しびれや痛みが生じることがあります。
5個ある腰椎のうち、第4腰椎と第5腰椎の間で起こることが多いです。
腰椎すべり症は、加齢による椎間板の変化や、関節・じん帯のゆるみなどによって腰椎が不安定になり、起こることがあります。
腰椎分離症
腰椎分離症は、腰椎の一部が分離した状態です。

腰椎分離症によって腰椎の一部が前にずれると、脊柱管が狭くなることがあります。神経が刺激されると、しびれや痛みが生じることがあります。
腰椎分離症は、学生時代のスポーツや、青年期に腰へ繰り返し負担がかかることで起こることがあります。
若いときにできた分離症でも、症状が目立たず、気付かないまま過ごすことがあります。
そのため、ある程度の年齢になってから、腰のレントゲン検査で偶然見つかることもあります。
また、腰椎分離症に加えて、加齢による椎間板の変化や関節・じん帯のゆるみなどによって腰椎が不安定になることがあります。
腰椎分離症に腰椎が前にずれる状態を併発すると、『腰椎分離すべり症』と呼ばれます。
変形によるもの
加齢による椎間板や腰椎の変化によって、脊柱管が狭くなることがあります。
脊柱管が狭くなると、中を通る神経が刺激され、しびれや痛みが生じることがあります。
また、長年にわたって同じ姿勢や動作を繰り返すことで、腰に負担がかかることもあります。
何気ない動作でも、長い期間にわたって繰り返すことで、腰への負担が積み重なることがあります。
レントゲン検査で骨に異常がないもの

レントゲン検査では骨に目立った異常がなくても、MRI検査を受けると脊柱管が狭くなっていることがあります。
その原因のひとつが「じん帯の肥厚」です。
じん帯は、腰椎を支える組織です。
長い年月にわたって腰に負担がかかる状態が続くと、じん帯が厚くなったり、カルシウムが沈着したりすることがあります。
その結果、脊柱管が狭くなり、神経が刺激されることで、足のしびれや痛みにつながることがあります。
腰に負担がかかる要因として、次のようなものがあります。
- デスクワーク
- 中腰での作業
- 座っている時間が長い
- 長時間の車の運転
- 体重による腰への負担
こうした姿勢や動作が長年続くことで、腰への負担が積み重なることがあります。
狭窄症と坐骨神経痛の違いは?

脊柱管狭窄症と坐骨神経痛の違いは、「状態」を表す言葉なのか、「症状」を表す言葉なのかという点です。
脊柱管狭窄症は、腰の骨やじん帯などの変化によって、脊柱管が狭くなった状態を指します。
一方、坐骨神経痛は、腰から足へ伸びる坐骨神経に沿って生じる、痛みやしびれなどの症状を指します。
つまり、脊柱管狭窄症は「体の状態」、坐骨神経痛は「現れている症状」を表しています。
脊柱管狭窄症によって神経が刺激されると、お尻から足にかけて痛みやしびれが生じることがあります。
そのため、脊柱管狭窄症によって生じた痛みやしびれを「坐骨神経痛」と呼ぶこともあります。
まとめ|脊柱管狭窄症の原因は?

脊柱管狭窄症の原因は、主に次の4つです。
- 腰椎すべり症
- 腰椎分離症
- 腰椎の変形
- じん帯の肥厚
脊柱管が狭くなると、神経が刺激されて、お尻から足にかけて痛みやしびれが生じることがあります。
⚫️脊柱管狭窄症と坐骨神経痛の違い
- 脊柱管狭窄症:脊柱管が狭くなった「状態」
- 坐骨神経痛:坐骨神経に沿って生じる「痛みやしびれ」
脊柱管狭窄症によって、坐骨神経痛の症状が出ることもあります。
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