- 膝が痛い時は安静にする方がいい?
- いつまで安静にしたらいい?
- 膝痛で動いていいのはどんな時?
こんな、お悩みありませんか?
この記事では、膝の痛みで、どのような状況なら安静がいいのか、動いてもいいのか、分かりやすくお話ししいますので、ぜひ最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
膝痛のときは安静?
膝が痛い時は、安静にした方がいい場合と動いてもいい場合があります。
詳しくみていきましょう。
安静にした方がいい場合
安静にした方がいい場合は、次の通りです。
- 熱感や腫れがある
- 歩くと強い痛みが出る
- 体重を乗せると激痛が走る
- 怪我や打撲をした直後
腫れ・熱感・強い痛みがある場合は、「水が溜まっている」こともあるので、安静にし冷却をするのがいいでしょう。
膝の水に関しては、「膝に水が溜まる場所・原因・症状」の記事をご覧ください。
動いてもいい場合
動いてもいい場合は、次の通りです。
- 慢性的な膝の違和感
- 痛みはあるが、歩行が可能
- 特に腫れや熱がない
このような症状がある場合は、ゆっくり無理のない範囲で動いてみましょう。
動くことで、痛みが軽減する場合もあります。
膝痛の時に安静にするメリット
膝痛の時に安静にするメリットについて、見ていきましょう。
炎症や腫れを抑える効果
腫れや炎症がある場合は、安静にすることで、炎症や腫れを抑えることができます。
体には、防御力、再生力があり、炎症を治める力があり炎症や腫れを治めます。
関節や靭帯への負担軽減
安静にすることで、膝の関節・筋肉・靭帯への負担が軽減されます。
特に、強い痛みや腫れの場合は、膝に負担をかけないことで、痛みや腫れを治めるのを手助けします。
膝痛の時に安静にするデメリット
膝痛の時に安静にするメリットについて、見ていきましょう。
筋力・靭帯が弱る
安静にして膝を使わないことで、膝周辺の筋肉や靭帯が弱ります。
膝周辺の筋肉や靭帯が弱わると、少しの動きでも膝に負担がかかり、痛みを起こしやすくなります。
「痛いから動かない、動かないから痛くなる」という、悪循環にはまることもあります。
関節可動域の低下
安静にして、動かさないと関節は固まって、可動域が少なくなります。
例えば、飛行機で2時間ほど、座っていると体を動かすときに、関節が少し動かしにくかったりしませんか?
あの現象も動かさないことで、体が固まっています。
なので、安静で膝を動かさないと、関節の可動域が少なくなります。
膝痛を起こさないためのポイント
膝痛を起こさないポイントを、お話ししていきます。
膝関節のストレッチ
上記でお話ししたように、関節は動かさないと動きが悪くなり、可動域が少なくなります。
膝の関節を動かすおすすめの運動は「前後運動」です。
前後運動のやり方は、次の通りです。
- 足を前後に開く
- 左右のつま先を前に向ける
- ゆっくりと前後に動かす
前後運動は、膝の運動に加えて、股関節の運動、体幹バランス運動にもなるので、おすすめです。
▶︎関連動画:膝・股関節の運動(前後運動)
ウォーキングシューズを履く
ウォーキングシューズはクッション性が良く、歩くに膝にかかる衝撃を軽減してくれます。
また、しっかりとした作りで、歩行が安定するのもポイント。
日常生活で、靴は必需品です。
もし、今までウォーキングシューズを履いたことがないのであれば、ぜひ一度、試してみてください。
ウォーキングシューズに関しては、「膝痛におすすめの靴」の記事をご覧ください。
冷却の習慣
冷却を習慣化することで、炎症ができにくくなります。
関節は動かすと摩擦で熱を持ちます。熱が蓄積すると炎症となります。
なので、冷却を習慣化することで、膝に痛みや腫れができにくくなります。
▶︎関連記事:膝に水が貯まる場所と対処法
まとめ|膝痛の時は安静?
この記事では、膝痛のときに安静にするべきかどうか、また動いてもよい判断基準や対策法について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- 膝に熱感や強い腫れ・激痛がある場合は、安静にし冷却することが大切。
- 慢性的な膝痛や違和感のみなら、無理のない範囲で軽く動かす方が回復につながる。
- 安静のしすぎは、筋力低下や関節の可動域制限などのデメリットがあるため注意が必要。
膝の痛みでは、「炎症がある時は安静」「慢性痛なら軽く動く」という見極めが重要なポイントとなります。
膝の状態を正しく見極めて、必要な時は安静に、落ち着いてきたら無理のない範囲で動く習慣を取り入れてみてください。
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