突然、腰に激痛が走り一瞬にして動けなくなる「ぎっくり腰」。歩くのもツラい激痛はいつまで続くのだろう?温めた方がいい?冷やした方がいい?とお悩みの方もいるはず。
⚫️ぎっくり腰の対処法
- 痛みが強い初期は安静と冷却。
- 強い痛みは3日ほど。
- 数日して症状が落ち着いたら徐々に身体を動かしていく。
- ハイハイや腰伸ばし運動がおすすめ。
- 繰り返すぎっくり腰でもコルセットはしない方がいい。
いろいろと手を加えるよりもシンプルに対処する方が効果的。
- 寝返りをするのも痛くて寝れない。
- ぎっくり腰の原因は?
- いつまで仕事を休む?
このページでは「ぎっくり腰」についてまるっとまとめて解説します。
もしぎっくり腰になっても冷静に対処できるように、分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後まで読んで下さい。
それでは、さっそく見ていきましょう。
ぎっくり腰になったらどうしたらいい?
ぎっくり腰になったらまずは安静にしましょう。
症状を起こして1〜3日は強い痛みを感じやすいので可能ならこの間は仕事も休みましょう。
そして腰を「冷却」しましょう。
ぎっくり腰は急性の腰痛なので冷却で冷やす方がいい。
痛みが少し軽減してきたらゆっくりと体を動かしていきましょう。
5日ほどすれば痛みもかなり軽減し徐々に日常生活ができるようになってきます。
ぎっくり腰は突然、強い痛みに襲われますがしっかりと対処すれば比較的に早く回復します。
それぞれの対処法について下記でさらに詳しく解説しますね。
ぎっくり腰はどれくらいの期間で良くなる?
ぎっくり腰を起こすと「この激痛はいつまで続くのだろう?」と不安になりますよね。
激痛で動けないのは3日ほどでその後は徐々に回復してきます。
ぎっくり腰はどれぐらいの期間で良くなるのかについてさらに詳しく知りたい方は、「ぎっくり腰はどのくらいの期間で良くなる?」の記事をご覧ください。
ぎっくり腰の原因は?
突然、激痛が襲いかかるぎっくり腰の原因は次の通り。
●ぎっくり腰の原因
- 腰の筋肉の凝り
- 背骨の柔軟性の低下
- 運動不足
- その他
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
腰の筋肉の凝り
原因の一つ目は「筋肉の凝り」。
これは中腰姿勢や繰り返しの動作をする方に起きやすい原因。
筋肉の一部分に集中的に負担がかかり筋肉が硬くなり痛みを起こします。
この場合「硬くなった筋肉をほぐす」と同時に一部分に集中的に負担がかからない身体の使いたを覚えたり、一部分に集中的に負担がかかっても耐えれる身体造りをすることが重要。
背骨の柔軟性の低下
原因の一つ目は「背骨の柔軟性の低下」。
これはデスクワークや長時間の同じ姿勢をする方に起きやすい原因。
背骨は本来、柔軟性があり「しなる」状態なのですが動かさないことで、柔軟性が低下し背骨の動きが悪くなります。
状態としては立って後ろに反り返えれない状態です。
このような状態ではちょっとした動きでも腰に負担がかかり痛みを起こす原因になります。
運動不足
原因の三つ目は「運動不足」。
運動不足になると背骨の柔軟性の低下も起きるし、筋肉や体力も低下し負担のかかりやすい身体になります。
その他
ここまで代表的な原因について解説してきましがその他にもさまざまなことが原因になります。
⚫️その他の原因
- 長年の癖
- 作業環境
- 寝具
- 妊娠出産
- フィジカルの強さ
- 過去の怪我
- 加齢
- 運動歴
- 長期の臥床
などたくさんあります。
また上記の複数のミックスによりぎっくり腰を起こすこともあります。
ぎっくり腰は温める?冷やす?
ぎっくり腰になったら「温めた方がいいのか?」「冷やした方がいいのか?」と迷いますよね。
●結論
ぎっくり腰のときは「冷却」するようにしましょう。
理由は急性の炎症だから。
温めるのは症状が落ち着いてきた後半になってからにしましょう。
ぎっくり腰の時は温めるのか?冷やすのか?についてさらに詳しく知りたい方は「ぎっくり腰は温める?冷やす?」の記事をご覧ください。
ぎっくり腰は揉んでもいいの?
ぎっくり腰の痛みを少しでも改善するのに揉んでもいいのかと思いますよね。
ぎっくり腰の時に揉んでもいいですがいくつか注意しないといけないことがあります。
●ぎっくり腰で揉んでもいい場合
- 腰のやや上の方の痛み
- 明らかに腰の「凝り」が痛い
- ある程度、動けている状態
●ぎっくり腰を揉む時の注意点
- 強く揉まない
- ぎっくり腰を起こして直ぐはNG
- 揉むことが根本改善ではないことは心しておく
揉むことは根本改善にならないけどぎっくり腰を改善する切っ掛けを作ることができます。
ぎっくり腰になったら「揉んでも」いいの?についてさらに詳しく知りたい方はぎっくり腰になったら「揉んでも」いいの?の記事をご覧ください。
ぎっくり腰のときにできる運動
ぎっくり腰を起こすと少し動くもの激痛ですが症状が少し落ち着いたら動かすようにしていきましょう。
ある研究ではぎっくり腰は安静よりも動かした方が回復が早いという研究結果もあります。
ぎっくり腰の時に簡単にできる運動についてさらに詳しく知りたい方は「ぎっくり腰のときにできる運動」の記事をご覧ください。
ぎっくり腰を繰り返す時はコルセットをしてもいい?
繰り返す「ぎっくり腰」の時は、コルセットしてもいいのか?
という質問に対しての私の答えは次の通り。
繰り返すぎっくり腰でもコルセットは着けない方がいい。
理由は、慢性的なぎっくり腰ではコルセットは根本改善になってないから。
結局、着けることが症状を繰り返す原因にもなっているから。
ぎっくり腰の時のコルセットについてさらに詳しく知りたい方は「ぎっくり腰を繰り返す時は「コルセット」をしてもいい?」の記事をご覧ください。
ぎっくり腰のときに痛みを軽減する寝方
ぎっくり腰で寝返りをするのも辛い時は「脚の下にタオルを入れる」「抱き枕を使う」「背中にタオルを入れる」など、少し工夫することで痛みを緩和することができます。
ぎっくり腰の時に寝方についてさらに詳しく知りたい方は「ぎっくり腰の時の寝方」の記事をご覧ください。
産後の腰痛やぎっくり腰について
「出産してから腰痛もちになった」「子供を抱っこするとぎっくり腰になりそうになる」「産後の腰痛は放っていても治るのかな?」こんなことで悩んでいませんか?
産後に腰痛やぎっくり腰を繰り返す原因は次の通り。
●産後に腰痛が起きる原因
- 出産で骨盤を支えるじん帯が伸びて骨盤がグラグラ。
- 産後ホルモンの影響。
- 授乳、おむつ交換時の座り方。
さらに詳しく知りたい方は産後の「腰痛」や「ぎっくり腰」を起こす原因と予防法の記事をご覧ください。
ぎっくり腰になったらどうしたらいい?(まとめ)
今回はぎっくり腰について解説してきました。
⚫️本記事の要約
- ぎっくり腰になったら冷却と安静で対処しましょう。
- 3日ほどまでは強い痛みを感じやすいので可能ならこの間は仕事も休みましょう。
- 痛みが少し軽減してきたらコルセットなどは着けずにゆっくりと体を動かす。
- ぎっくり腰はいろいろと手を加えるよりもシンプルに対処するのがいい。
ぎっくり腰でお悩みの方の参考になれば幸いです。