坐骨神経痛で痛みやしびれがあり運動はできないけど自転車こぎならいくらでもできる。でも自転車運動は坐骨神経痛の改善にいいのか?とお悩みの方もいるはず。
この記事では坐骨神経痛に自転車運動が本当に効果的なのかを詳しく解説します。
⚫️ポイント
- 自転車運動の効果:下半身の筋力アップには有効ですが、坐骨神経痛の原因が筋力低下でない場合、効果は期待できません。
- 坐骨神経痛の原因:主な原因は筋力低下ではなく、椎間板ヘルニアや神経の圧迫などが多い。
- 効果的な運動法:坐骨神経痛改善には、自転車こぎよりも正しい歩行が効果的。
この記事を読めば、坐骨神経痛に対する適切な運動方法が理解でき、症状改善に向けた正しい選択ができます。坐骨神経痛を改善するのにどんな運動をしたらいいのかというお悩みが解決できるように分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
自転車こぎ運動について
自転車こぎにはダイエット・生活習慣予防・下半身の筋力アップ・心肺機能アップなどさまざまな効果があります。下肢の筋力UPとして坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症の改善にもいいと言われます。
しかし、最近よくみかける電動自転車では電気アシストがあるために思いのほか筋肉を使えていないこともあります。ここでのポイントは坐骨神経痛の直接の原因が「下半身の筋力不足なのか?」というところは十分い考慮しないといけません。
なぜ自転車だと脚のしびれが出ない?
歩くと痛みやしびれが強くなり歩けないのに自転車では、痛みもしびれもあまり感じずにいくらでも乗れる方は多い。
坐骨神経痛の原因の一つに仕事や日常生活で座っている時間が多く体が座った姿勢で固まっていることで背骨に捻じれや傾きを作ると、立った姿勢ではその周りの神経や筋肉が引っ張られて痛みやしびれを起こします。このような場合、イスでも自転車でも座っている姿勢は同じなので症状がでません。
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坐骨神経痛を改善するのに自転車こぎは効果的?
坐骨神経痛を改善するのに自転車こぎ運動は効果的ではない。
坐骨神経痛の原因には「椎間板ヘルニア、狭窄症、分離・すべり症、梨状筋の張り、歪みにより神経を引っ張る」などが代表的。なので、坐骨神経痛の原因が「下半身の筋力低下」ではないので、坐骨神経痛を改善するのに自転車こぎ運動は効果的ではないと言えます。
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坐骨神経痛は運動をしていい?
痛みが強くて動くのも大変な場合は安静にしましょう。しかし、多くの激痛は約72時間を過ぎてくると徐々に軽減してきます。
痛みが減ってきたら少しずつ動くようにしましょう。日頃からよく動かれる方、痛みに強い方は、かなり無理をして動かれる傾向があるので気をつけましょう。
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過度の安静に注意
上記でお話ししたように激痛がある時は安静にした方がいいですが過度の安静には注意しましょう。
確かに安静にしておけば症状は出ないが安静のデメリットも頭に入れていきましょう。日頃あまり活動をされない方、座っているのが好きな方、横になる習慣がある方は安静にし過ぎる傾向があるので気をつけてください。
坐骨神経痛におすすめの運動は?
坐骨神経通を改善するのに「何か運動をしないといけない」と思うかもしれませんが大切なのは動ける身体。なので、おすすめする運動は「歩行」。
日頃よく動かれる方にとっては「そんなことか」と思われるかもしれませんが、人の体は重力に逆らって二足歩行をして進化をしてきました。つまり身体は二足歩行するように設計されています。
関節や筋肉に不具合があれば正しく歩けません。なので、正しく歩けることで元の元気な身体になります。
坐骨神経痛と自転車運動について(まとめ)
今回は坐骨神経痛の改善に適した運動について解説しました。
⚫️概要
ステップ①:自転車運動の効果を理解する
自転車運動は下半身の筋力アップに効果がありますが、坐骨神経痛の原因が筋力低下ではない場合、その効果は期待できない。
ステップ②:坐骨神経痛の原因を見極める
坐骨神経痛の主な原因は、椎間板ヘルニアや神経の圧迫など。筋力低下が原因でない場合、筋トレよりも他のアプローチが必要。
ステップ③:効果的な運動法を選ぶ
坐骨神経痛を改善するには、自転車こぎよりも正しい歩行が効果的。歩行により関節や筋肉の正しい動きを取り戻し痛みの改善を促進す。
これらのポイントを押さえて、適切な運動法を取り入れましょう。症状に合った運動で、坐骨神経痛の改善を目指してみてください。