股関節痛・変形性股関節症(症例報告)

このページは当院のお越し頂いた、股関節痛・変形性股関節症の患者様の症状や施術方針について記録したものを紹介しています。

 

症例報告4

初診時

股関節が痛くなり近所の整骨院に通うも良くならず、ドラッグストアで湿布を購入し股関節に貼るも効果がなかった。

 

股関節に体重がかかると、痛くて立っているのも大変だった。

 

このままでは仕事にも支障が出るので、なんとか改善したいと来院。

 

生活背景

仕事で繰り返しペダルを踏む動作がある。また、中腰姿勢や車の運転などもある。

 

趣味でバレーボールをするが、それ以外の運動はしない。

 

体の状態

体の動き、筋肉の付き方に偏りがある状態だった。

 

  • 股関節の可動域は問題なし。
  • 前屈OK・後屈はややしにくい。
  • 背中の筋肉の張りが強い。
  • アウター筋は弱い。
  • 肩甲骨の硬さ

 

考察

繰り返しの動作により体重バランスの崩れ、アウター筋が優位になりインナー筋が上手く使えていない状態だった。

 

加えて、腰椎の可動域も少なくなっていた。

 

施術は、アウター筋の緩和と腰椎の可動域の回復を行なった。

 

状態が落ち着いてきたら体重バランスが整う運動を積極的に行ない、さらにインナー筋を使う体の使い方をアドバイスした。

 

自宅でも頑張って運動をされたのもあり3ヶ月ほどで改善した。

 

症例報告3

初診時

2年ほど前から股関節に痛みを感じるものの、ひどくなかったので放置していた。

 

来院の半年前ごろから股関節の痛みが強くなり整形外科を受診する。

 

整形外科では「変形性股関節症」と診断され、痛み止めを処方される。また、しばらく様子を見て症状が緩和しないようなら「人工関節の手術」を検討するように提案される。

 

痛み止めが効いている時は痛みが軽減されるが、痛み止めの効果が切れると痛みを感じる状態を繰り返していた。

 

手術はしたくない、手術を検討する前に出来ることはなんでもやってみようと考え当院に来院。

 

生活背景

飲食の仕事で厨房もホールも両方する。

 

股関節の運動には自転車漕ぎがいいと思い、自転車通勤(40分)にしていた。

 

ストレッチをする方がいいと思うも、何をしたらいいのか分からず。

 

体の状態

股関節をかばうように足を引きずるような歩き方をされていた。

 

  • 左足の指先が外を向いている(股関節外旋)。
  • しゃがめない。
  • 段差につまずく。
  • 腰が反れない。
  • 左右のふくらはぎの張り。
  • 足首の硬さ

 

考察

立ち仕事で繰り返しの動作が多く、股関節の動きに差があり可動域も悪くなっていた。

 

また、前屈みになられることも多く、歩行時に股関節、骨盤、腰椎が連動して上手く動いていませんでした。

 

骨盤と股関節の動きを回復させる施術と、歩行を合わせて行なうことで1ヶ月ほどで改善していきました。

 

症例報告2

 

●基本情報

  • 主訴:変形性股関節症、足のしびれ
  • 年齢:73歳
  • 性別:男性
  • 職業:自営業

 

初診時

5年ほど前から股関節の痛みが現れ、整形外科・整体・整骨院などに通い、症状の緩和と悪化を繰り返しているとのことでした。

 

来院の1年ほど前から強い痛みが出るようになり、4ヶ月前に再生医療(PRP注射)を受けられ、脚の付け根の痛みは軽減されたようでした。(再生医療に関しては「変形性股関節症と手術」の記事も参考にしてみて下さい)

 

しかし、太ももから膝にかけての痛みは取れず、股関節の関節可動域は変わらないとのことでした。また、「股関節から脚へのしびれ」を感じるようになったそうです。

 

病院では間葉系幹細胞治療を勧められていて検討されている様子でした。

 

現在、腰に痛みはないものの、過去に病院でレントゲン検査を受けた際は「隙間が狭くなっている」と言われたそうです。

 

関連記事

「股関節の痛みが続くけれど、手術は本当に必要?」、   「整形外科を受診したらお薬とシップを出されて、痛みが続くようなら手術をしましょうと言われたけど、本当に手術をしないといけないの?」、   そ[…]

変形性股関節症 手術

 

生活背景

重い物(20kg以上)をトラックに積み下ろし、車の運転をする仕事を長年されてきて、現在は時々する程度。

 

仕事がない時はリビングでテレビを見ている。

 

朝と夕方に犬の散歩行くが「太ももの痛みとしびれ」で思うように歩けない。

 

体の状態

体は全体的に動きが硬い状態でした。

 

  • 左股関節の可動域が顕著に減少。
  • 立位での前後屈(腰椎)の可動域が顕著に減少。
  • 足の爪が切りにくい。
  • 椅子から足り上がるのがツラい。
  • 背骨の歪み(変形)。
  • 患側の脚の筋力低下と部分的な筋肉の張り。
  • 肩関節の可動域の減少。

 

考察

仕事で腰・股関節に負担かかかり軟骨がすり減ったことで、変形性股関節症、脊柱管狭窄症になっていた。

 

PRP注射により股関節の関節内の炎症は消失したものの、股関節や太腿の筋肉の痛みが残っていた。

 

股関節・腰椎の関節可動域の減少により歩行バランスが崩れ、特定の場所ばかりに負担をかける状態になり、筋力低下と筋肉の張りが同時に起きていた。

 

脚のしびれは「歩くとしびれが出る」「長く歩けない」との訴えから、脊柱管狭窄症からきていると考える(患者さんは変形性股関節症からしびれが起きていると思われていた)。

 

施術は変形性股関節症と脊柱管狭窄症の両方をアプローチする。まずは表面の大きな筋肉の張りを緩和しつつ、変形が起きていない関節の可動域の回復を促す。

 

症例報告1

初診時

デスクワークで座っていることが多く、腰から股関節にかけての違和感、ふとした瞬間の痛みを訴えられていました。

 

運動やヨガをすると「しばらくはいい状態になるが、数日するとまた戻る」状態を繰り返されていました。

 

また、姿勢や骨盤の歪みも気になり来院されました。

 

施術の感想

以前、バキバキする整体を受けて施術後に調子が悪くなったので少し心配していましたが、こちらの整体はとても柔らかで本当にソフトな整体でした。

 

ソフトな整体でしかも短い時間の施術でしたが、終わった時にはものすごく体に変化を感じられました。

 

ヨガであぐら姿勢をする時に、股関節が開きにくかったり、歩く時に股関節の違和感があったのがなくなりました。

 

また、自分に合う運動方法も教えて頂けて良かったです。(※効果には個人差があります。)

(長渡聖奈さん)

 

考察

日頃から運動やヨガをされていたので、表面のアウター筋は動いていたが、内側のインナー筋(体幹)までは十分に運動ができていない状態だった。

 

なので、姿勢にも影響が出ていた。

 

また、関節可動域の減少があり、関節がサビついたような状態だった。

 

施術としては、まずは内側のインナー筋を使いやすくする目的で、表面のアウター筋の緩和を行なった。

 

次に各関節へのアプローチを行い動きやすい状態を作った。

 

こうすることで、インナー筋を使いやすくなり、同じ運動でも表面のアウター筋と内側のインナー筋をバランスよく使えて、関節の滑らかさが保つことができる。

 

骨盤に負担をかけない座り方、効果的な歩き方、運動する時のポイントなどをアドバイスさせて頂きました。

 

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