- 繰り返すぎっくり腰にコルセットは効果的?
- コルセットをすると腰が楽なんだけど着け続けてもいいのかな?
今回はこんなお悩みを解決していきます。
繰り返す「ぎっくり腰」の時はコルセットしてもいいのか?という質問に対しての私の答えは次の通り。
繰り返すぎっくり腰でもコルセットは着けない方がいい。
理由は慢性的なぎっくり腰ではコルセットは根本改善になってないから。
結局、着けることが症状を繰り返す原因にもなっているから。
ぎっくり腰を何回か経験されている人であれば、「もうあんな激痛は起こしたくない」、「ぎっくり腰になると動けないので困る」、「コルセットを着けると腰が安定する」とコルセットに頼りたくなりますよね。
実は私も慢性腰痛でコルセットが手放せない時期がありました。
詳しくは、プロフィールをご覧下さい。
しかし、今は全くコルセットをせず不安なく過ごしています。
このページでは「なぜ、繰り返すぎっくり腰にコツセットはおすすめできないのか?」について慢性的にぎっくり腰にお悩みの人が少しでも日常生活がよくなるように、私の腰痛経験も踏まえて分かり易くい解説していきますので、ぜひ、最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
ぎっくり腰を繰り返す時は「コルセット」をしてもいい?
繰り返すぎっくり腰でもコルセットは着けない方がいい。
具体的にはぎっくり腰を起こす原因の一つに「背骨の柔軟性の低下」があります。
本来、背骨は柔軟性がありますが、運動不足や繰り返しの動作などにより柔軟性が低下します。
すると、関節や周辺筋肉に負担がかかりぎっくり腰を起こします。
コルセットすることで腰を固定し腰骨の動きを止めてしまいます。
コルセットを着けて繰り返し腰を固定した状態を作ることで、背骨の柔軟性を低下させ、ぎっくり腰を起こす原因になります。
なので、ぎっくり腰を繰り返す時でもコルセットを着けるのはおすすめしません。
コルセットの役割は?
ここではコルセットについて次の2点について解説していきます。
- コルセットの役割
- コルセットのメリットデメリット
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
コルセットの役割
コルセットは腰や膝など関節を固定し動きを制限する、サポートする役目があります。
なので、コルセットを着けるのは骨折や手術後など患部を動かしてはいけない時につけるのがコルセットの役割。
コルセットは患部を回復、修復させるのに動かしてはいけない、負荷をかけてはいけない時に着けるもので、慢性状態の時に着けるのは本来の目的ではないと考えます。
コルセットのメリットデメリット
コルセットのメリットデメリットは次の通り。
●メリット
- 腰が安定する
- 痛みが緩和する
- 精神的に安心できる
- 冬場は暖かい
●デメリット
- 筋力低下
- 背骨の柔軟性の低下を招く
- 圧迫感がある
- 依存してしまう
- 夏場は暑い
ぎっくり腰を繰り返す:こんな時はコルセットしてもOK
次のような場合はコルセットを着けてもOK。
- ぎっくり腰の初期
- 依存しないように期間を決めて装着
- 大掃除など特別な動きをするとき
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ぎっくり腰の初期
ぎっくり腰の初期はコルセットを着けてもOK。
ぎっくり腰の初日〜3日頃までは炎症も強く痛みが強く出やす時期。
なので、炎症を収めることを優先し、腰は無理に動かさずにコルセットで固定するのが効果的。
依存しないように期間を決めて装着
コルセットを装着する期間を決めて着ける場合もOK。
特にコルセットを着けると依存して手放せない状態になることがあります。
なので、期間を決めて装着するのはOK。
また、長年、コルセットを装着して手放せない人も、期間を決めて徐々に外すようにしていくといいでしょう。
大掃除など特別な動きをするとき
大掃除や引っ越しなどいつもと違う動きで腰に負担がかかりそうな時も装着してOK。
ただし、日常の掃除や片付けなどではできるだけ装着しないようにしましょう。
日常生活の動きで装着すると結局は依存してしまうから。
ぎっくり腰を繰り返す時は「コルセット」をしてもいい?(まとめ)
今回はぎっくり腰を繰り返す時はコルセットをしてもいい?について解説してきました。
●ぎっくり腰を繰り返す時は「コルセット」をしてもいい?
- 繰り返すぎっくり腰でも、コルセットは着けない方がいい。
●コルセットの役割
- 関節を固定し動きを制限する、サポートする役目
●コルセットのメリット
- 腰が安定する
- 痛みが緩和する
- 精神的に安心できる
- 冬場は暖かい
●デメリット
- 筋力低下
- 圧迫感がある
- 依存してしまう
- 夏場は暑い
●こんな時はコルセットしてもOK
- ぎっくり腰の初期
- 依存しないように期間を決めて装着
- 大掃除など特別な動きをするとき