- マットレスが硬い方がいい?柔らかい方がいい?
- 自分に合うマットレスの選び方を知りたい。
- 朝、腰が痛いのはマットレスが原因?
こんな、お悩みはありませんか?
腰痛にいいマットレスは、「硬め?」「柔らかめ?」という疑問に対しての私の答えは、「マットレスの特性を理解し、自分の状態に合ったマットレスを選ぶ」です。
マットレス選びのポイントは、次の通りです。
- 体重で選ぶ:重い人は硬め。軽い人は中間〜やや柔らかめ。
- 性別で選ぶ:男性は硬め。女性は中間〜やや柔らかめ。
- 年齢で選ぶ:若者は硬め〜中間。高齢者は中間〜やや柔らかめ。
- 体型で選ぶ:猫背・反り腰の人は中間〜やや柔らかめ。
この記事では、マットレスの特性やマットレスを選ぶときのポイントを、整体院目線から解説しています。
「腰痛を改善するには、どんなマットレスを選べばいいの?」と、お悩みの方のヒントになるように、分かりやすく解説していますので、ぜひ、最後まで読んでください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
腰痛とマットレスの関係
腰痛とマットレスには、深い関係があります。
なぜなら、合わないマットレスは、もの凄く腰への負担がかかるからです。
1日の3分の1は睡眠時間です。さらに、人生の約3分の1は睡眠時間です。
睡眠時に体を支えるのがマットレスです。
しかし、合わないマットレスでの睡眠は、体に負担がかかり、腰痛の原因になります。
硬めマットレスのメリットデメリット
硬めマットレスのメリットデメリットを見ていきましょう。
硬めマットレスのメリット
硬めマットレスのメリットは、次の通りです。
- 支持性が高い:腰が必要以上に沈み込むのを防ぐ。
- 寝返りがしやすい:少ない力で体を動かせる。
- 耐久性が高い:へたりにくく長持ちしやすい。
- 体重が重い人向き:体をしっかり支える。
ある程度の体格の人にとって、耐久性が高いのもチェックポイント。
硬めマットレスのデメリット
硬めマットレスのデメリットは、次の通りです。
- フィットしにくい:腰に隙間ができ、圧力が集中しやすい。
- 体圧分散性が低い:体の出っ張った部分が圧迫される。
- 横向き寝で痛みが出やすい:肩や腰への負担が大きい。
- 軽量な人には不向き:体が全く沈まず快適性に欠ける。
硬めマットレスは、軽量の人には向きにくい。
また、股関節痛、肩痛など方も横を向いた時に負担かかり痛みを感じやすい。
柔らかめマットレスのメリットデメリット
柔らかめマットレスのメリットデメリットを見ていきましょう。
柔らかめマットレスのメリット
柔らかめマットレスのメリットは、次の通りです。
- フィット感が良い:体の凹凸に合わせて隙間なく支える。
- 体圧分散性が高い:圧力が分散される。
- 横向き寝に最適:肩や腰が適度に沈み、背骨がまっすぐに。
- 軽量な人向き:体が適度に沈み、フィット感を得やすい。
柔らかめマットレスは、軽量な人では適度に体が沈み、フィットしやすいのがポイント。
柔らかめマットレスのデメリット
柔らかめマットレスのデメリットは、次の通りです。
- 腰が沈み込みやすい:背骨が「くの字」になり、腰痛の最大の原因に。
- 寝返りがしにくい:体が埋もれてしまい、余計な力が必要。
- 通気性が悪い場合がある:熱がこもりやすく蒸れやすい。
- 耐久性に注意:腰の部分だけがへたりやすい。
商品や素材により違いがあるものの、柔らかめマットレスは硬めマットレスに比べて、体重性が弱いのは注意。
腰痛マットレス選びのポイント
マットレスを選ぶときは、どんなことを重視して選べばいいのか、詳しく見ていきましょう。
性別での選び方
男性は「中間〜硬め」のマットレスを選ぶのいいでしょう。
理由は、男性は筋肉質で骨格もしっかりとしているので、硬めのマットレスの方が、体をしっかりと支えてくれるから。
女性は「中間〜柔らかめ」のマットレスを選ぶのいいでしょう。
理由は、女性は比較的、筋肉量が少なく、体型もお尻に肉がつきやすい傾向があるので、柔らかめのマットレスの方が、体にフィットしやすいから。
体重での選び方
体重だけで選ぶ場合の一例は、次の通りです。
体重 | 硬さ |
〜50kg | 柔らかめ |
50〜65kg | 中間 |
65kg〜 | 硬め |
マットレスによって、性質や使用されている素材が違うので、一概には言えないところもありますが、体重だけ選ぶ場合の一つの基準です。
年齢での選び方
私が施術の現場にいて感じるのは、65歳を過ぎる頃から、「背骨のしなり」が減少する方が多いです。
足を揃えれて、「前屈・後屈」をした時に可動域が少ない方は、「背骨のしなり」が減少しています。特に後屈がしにくい方。
背骨のしなりが減少している方は、「中間〜柔らかめ」のマットレスを選ぶのいいでしょう。
中間〜柔らかめのマットレスでは、背骨のしなりが減少していても、しっかりと体にフィットします。
逆に硬めのマットレスでは、背骨のしなりがないことで、体とマットレスの間に隙間ができて、体に負担がかかりやすくなります。
なので、年齢で選ぶ場合、65歳を過ぎる頃からは、「中間〜柔らかめ」のマットレスを選ぶのいいでしょう。
体型で選ぶ
猫背や反り腰で選ぶ場合は、「中間〜柔らかめ」のマットレスを選ぶのいいでしょう。
理由は、上記の年齢で選ぶでお話ししたのと同じです。
猫背や反り腰の方も癖により「背骨のしなり」が減少しています。
なので。中間〜柔らかめのマットレスを選ぶことで、しっかりと体にフィットし体への負担を軽減してくれます。
おすすめのマットレス
私のおすすめのマットレスは、ニトリの「Nブレス プラスエア プレミアム」です。
Nブレス プラスエア プレミアムの特徴は、次の通りです。
- ブレスエアーを使用
- 高い弾力性で寝返りがしやすい
- 厚さ10㎝
- ローテーションできる
- 硬め、柔らかめを調整できる
- 通気性がいい
※出典:ニトリ店頭チラシ
まとめ|腰痛マットレス選び
この記事では、「腰痛とマットレスの硬さ」について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
- マットレスの硬さは腰痛に大きく影響する
- 体重・年齢・性別・体型によって最適な硬さは異なる
- 男性や体重が重い人は硬め、女性や高齢者は中間〜柔らかめが快適
- 猫背・反り腰の人は中間〜柔らかめを選ぶと体にフィットしやすい
- 柔らかすぎ・硬すぎはどちらもNG。中間の硬さが腰への負担を軽減するポイント
腰痛対策では、「自分の体格や年齢、姿勢に合ったマットレスを選ぶこと」が何より大切です。
朝起きたときに「腰が重い・痛い」と感じる方は、マットレスの硬さを見直してみてください。
あなたの体をやさしく支える「ちょうどいい硬さ」が、腰痛改善への第一歩です。
次にマットレスを選ぶときは、今日の記事を参考に「自分の体に合った一枚」を見つけてください。